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2008年04月06日

『魔法にかけられて』を観たよ。

「イタさ」が嫌味になってないって、すごく稀有なこと。

『魔法にかけられて』
"ENCHANTED"

2007年・アメリカ・107分
監督・声の出演:ケヴィン・リマ
製作:バリー・ソネンフェルド バリー・ジョセフソン
製作総指揮:クリス・チェイス エズラ・スワードロウ 他
脚本:ビル・ケリー
撮影:ドン・バージェス
衣装デザイン:モナ・メイ
音楽:アラン・メンケン
出演:エイミー・アダムス パトリック・デンプシー ジェームズ・マースデン
   レイチェル・カヴィ ティモシー・スポール スーザン・サランドン 他
ナレーション:ジュリー・アンドリュース
声の出演:ジェフ・ベネット

 お伽話の王国「アンダレーシア」に暮らすジゼル(エイミー・アダムス)とエドワード王子(ジェームズ・マースデン)は、「ひと目会っただけ=運命の出逢い」で結婚をすることになった。しかし、自己中心的な女王・ナリッサ(スーザン・サランドン)の策略により、ジゼルは現代のニューヨークへ飛ばされてしまう。離婚歴のある子持ちの弁護士・ロバート(パトリック・デンプシー)にジゼルは助けられるが、彼女の行動はこの世界にそぐわないことばかり。一方、フィアンセを探しに、エドワードもニューヨークへやって来て……。

 あのディズニーが自ら、お伽話のプリンセスを「いじった」。とことん散々思いっきりコメディの対象にしたくせに、最終的には、「プリンセスは幸せになるの」というロマンティック・ファンタジーの王道の展開へと持っていっている。このテクニックに脱帽。無理やりに見えなくて、「こうなって当然だよね」と思わせてくれちゃうんだもの。そのバックには、大御所アラン・メンケンの素敵極まりない音楽が流れまくり。なんて贅沢。

 いわゆる「ディズニー・プリンセス」のジゼルと、典型的な「物語の王子様」のエドワード。彼らが現代のニューヨークで「お伽話の生活を地でいく」のだ。そりゃあ、笑えるに決まっている。この点をおもしろおかしく描いているから、たくさん爆笑させてもらえちゃうんだけれど、この映画、それだけでは終わらない。

 生活感覚も考えかたも現代人とは違うから、周囲から「浮いて」しまうジゼル。「ほかの人と違う」ために、彼女は悩んで、悲しみもする。これって、不器用な人やマイノリティーの一例に過ぎない。

 でも、ジゼルは自分の考えかたやスタンスを変えない。ただ、彼女には常に周囲の人々への「思いやり」がある。……深読みのしすぎかもしれないけれど、「他人と違っていてもいいんだ。だけど、優しさや感謝を忘れてはいけないんだ。それを忘れなければ、幸せになれる可能性もある」と、ジゼルを見ていたら思えてきて、自分の芯の部分が泣き笑いしているような心地になった。

 劇中、なぜかいきなり脈絡もなくミュージカル的シーンに突入する部分がある。ディズニーランドで見るパレードを髣髴させる映像。陽気でゴージャスで愛らしかったのだが、ミュージカル映画が苦手な私は呆気に取られることしきりだった。まあ、好みの問題。

 で、ミュージカル的シーンがあるということは、歌も聴けるということ。ジゼルを演じたエイミー・アダムス、容姿が愛らしいだけでなく、歌声も素晴らしい。エドワードを演じたジェームズ・マースデンもいい声しているなぁ、と驚いたのだけれど、略歴を調べて気づいた。『ヘアスプレー』のコリンズだったのね! もうとっくに、「歌えて踊れる人」として有名だったというわけだ。あの映画、個人的に受けつけなかったせいか、全然憶えていなかったわ。

 ところで、ナレーション、……ジュリー・アンドリュースだったんだ。まったく気づかなかった。感想文書くにあたって、情報調べて知った。うわぁぁぁぁ……。

 ……ミュージカル映画が嫌いで、ファンタジー映画もあまり得意でなくて、「観る物・読む物といった創作物はとにかくリアリティ重視!」という自分なのだけれど、ディズニーランド&シーには年に数回行って、ディズニー・グッズも実は大好きでたくさん持っている。というか、集めている。……矛盾しているなぁ、とは思うけど、感覚の問題だから、どうにもならない。触れたい創作物と、身近に置きたいアイテムは、どうしてか違う。

観た日:2008年3月16日(日)@TOHOシネマズ六本木ヒルズ

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↓参考↓
魔法にかけられて@映画生活
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↓観た作品&関連商品↓
  
  
  
【セブンアンドワイ】
DVD『魔法にかけられて』
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オリジナル・サウンドトラック『魔法にかけられて』
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雑誌『キネマ旬報(2008年3月15日号)』
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雑誌『ムービースター(2008年4月号)』
icon
雑誌『Piano(2008年4月号)』
icon
【HMVジャパン】
オリジナル・サウンドトラック(USA輸入盤)"Enchanted"
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オリジナル・サウンドトラック(オーストラリア輸入盤)"Enchanted"
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オリジナル・サウンドトラック(ドイツ輸入盤)"Enchanted:Verwunscht"
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2008年03月15日

魔法にかけられて 日本語吹き替え版

JUGEMテーマ:映画



2008年3月14日 公開

ここはどこ? ワタシは誰?


率直な感想としては、まぁ〜こんなものかなぁ。

ディズニーが"セルフパロディ"と言えば聞こえは良いけど・・・。

これ、完全に自虐ネタっすよねぇ。

セルアニメ部門はすでに閉鎖しているディズニーは、アニメーション会社に委託して製作した。

これまで築き上げてきたディズニーの世界を、この作品で惜しげも無く放出!

しかもご法度だと思われた、おとぎ話を現代社会に放り込んでしまうという無謀な賭けに出たわけです。


予告の段階から感じてはいましたが・・・・

おとぎの国のお姫様が現代社会に降りてくれば、当然のことながら・・・・

"イタい女キャラ"やわなぁ〜そこはもぉ。

それは、プリンスも同様!!!


も、動きの一つ一つが普通の人とちゃうやん。

なんかねぇ、ジゼルを連れて歩いてたロバートが痛々しかった。


「永遠など存在しない国」に飛ばされたジゼルが出会ったロバートは・・・

"夢"や"魔法"は存在しないと6歳の娘(レイチェル・コーウェイ)に言い聞かせる超現実派。

ま、そのロバート役をしてたのは久々に観たパトリック・デンプシーだったわけですけれども。
この方、若い時に友人のオカンと結婚したというのは有名な話。
20歳以上も歳の離れたその妻とは、その後離婚したようですが。
そっかぁ〜、もぉ42歳なんだねぇ。

離婚弁護士でバツイチ子持ちのロバートという役が合ってました。

突然、現れた挙動不審のジゼルでしたが、いつしか彼は彼女のことが好きになる。

彼にはナンシーという彼女がいながら・・・。

いやぁ〜、そりゃロバートも心変わりするわなと。
なんせナンシーがぶっさいくやからなぁ〜と思ったんですけど、この方イディナ・メンゼルさんというミュージカル女優さんなんですねぇ。

本編の中では残念ながら歌声は聞けませんでしたが、J・マースデンとデュエットした曲を録音しながらもボツになったらしいです。

そ、とにかくこの映画は
アニメバージョンと実写バージョン、それぞれの役がピッタリなんです!!!

ジゼル役のエイミー・アダムス
エドワード王子役のジェームズ・マースデン
ナザニエル役のティモシー・スポールなんて、アニメ見た時点から実写ならこの俳優さんしかいないと思ってました!

ナリッサ女王には、大御所スーザン・サランドン

またこれが、どんピシャ!!!


私は時間の都合で吹き替えを観たのですが、字幕のほうではナレーションがジュリー・アンドリュースだったんですね。
吹き替えでは松坂慶子サンでした。


ジゼルの歌声に導かれて集まった動物たち。
あれってすべてがCGではないのだそうです。
一部本物のネズミやハトも使いながら、ゴキブリはもちろんCGで。



ジゼルたちが現代に来た場所はニューヨーク。
ブロードウェイなどを撮影中に、その場にいた人たちにエキストラとして参加してもらったという。

そう言えば、エドワード王子がバスの上からジゼルを探すシーンで、看板に『ヘアスプレー』がチラッと。
J・マースデンと言えばあの作品が記憶に新しい。


今作の舞踏会シーンなどを観ると、さすがとうならされるディズニーならではの真骨頂も垣間見れる。

ただ残念だったのは、あのシーンで流れた曲が、なぜ日本語歌詞のものだったのかぁぁぁ。

そこガックリでした。。。。



2010年以降に公開されるというグリム童話の髪長姫『ラプンツェル』
久々に原点に返っておとぎ話を手がけてくれるならまた楽しみに待ちたい。






2007年05月05日

観るたびに感動は深くなるばかり〜名作中の名作「サウンド・オブ・ミュージック」

ad764c4d.bmp もうこの映画を観るのは何度目だろうか。細部まで記憶しているつもりが、実はうろ覚えのところが多く、きょう観て、また感動、そして涙。恥ずかしいけど、正直なところ泣きっぱなし(時折観に来る妻に見つからないように顔を隠した)。「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年、ロバート・ワイズ監督)をようやくDVDで堪能した。多くの皆さんが似た体験をお持ちではないだろうか。今年発売された1490円のDVDをきょう買った。そもそも、懐かしい「サウンド・オブ・ミュージック」のサントラをiPod で聞いているうちに、いろいろなシーンを思い出し、映画を観たくなって、ネットで調べるうち、廉価版のことを知り、マンション1階のCD屋でやっと(なかなか見つからず)手に入れた次第。以前はビデオで持っていたのだけど、引越し人生の果てにもう見つからない。はるか昔、最初にこの映画を観たのは高校生の時。日比谷のどこだろう、みゆき座あたりで1人で観た記憶がある。このときも感動したが、それはラストに向かってジワジワと来るものだった。きょうはストーリーも場面も十分に知った上で鑑賞したのだが、覚悟していても、もう前半からウルウル状態になった。観るたびに感動は深くなる。音楽も素晴らしすぎる。175分というから3時間近いのだが、長さをちっとも苦に思わない。私にとって最高の、1本の映画を選べ、と言われたら「サウンド・オブ・ミュージック」を挙げるだろう。71歳になったジュリー・アンドリュースは元気だろうか?

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2006年10月19日

プリティ・プリンセス

プリティ・プリンセス 特別版

アン・ハサウェイ
ジュリー・アンドリュース
2001年・米・115分



題名通り、プリティーすぎるお話でした。
女子高生が王女さまになるというお話。
その展開、中学生日記みたい…
てことで、熟女が楽しむというより、お子様と一緒に見て、
感想を話し合われたほうがよい映画だと思いましたね。

アン・ハサウェイはもともときれいなので、
プリンセスに変身するところはあまり驚きませんでした。
それより、彼女はいまでは、
「ブロークバック・マウンテン」で、ゲイの奥さん役ですよ。
それもなかなかのハマり具合のけばいお化粧で…
月日が流れるのは早いものです。

驚いたのは、ジュリー・アンドリュースの若さです。
あの、サウンド・オブ・ミュージックのおばはん、
そうそう、ドレミの歌の。
その昔、オードリー・ヘップバーンの
ライバルだったあのおばはんです。

さらに、映画に出てたネコちゃんが、
超人気プログ「はっちゃん日記」の捨て猫にそっくりで、
それもちょっとした驚きでした。

……どうでもよいことばかり並べ、
ちっとも映画感想になってませんね。
だって、あたくし、中学生じゃないんだもん。

あ、すでにティーンから遠く離れてしまったって証ね。

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2005年02月23日

サウンド・オブ・ミュージック

 映画以外のテーマで書こうとしましたが、途中で嫌になってしまいました。やっぱり、書くべきことは書いてしまわないと、と思います。「サウンド・オブ・ミュージック」(1965、米、ロバート・ワイズ監督)は高校生の時に日比谷で観ました。初めて観た時の、けた外れの大きな感動を忘れることができません。その後、ビデオも買い、何回、観たことでしょうか。観る度に、感動を新たにしています。あの、オープニング。アルプスの峰に響き渡るジュリー・アンドリュースの澄んだ歌声。ダイナミックなカメラワーク。ゾクゾクします。思い出すだけで。「ドレミの歌」から「エーデルワイス」まで、なんと美しいメロディー。スリリングな展開。古今東西の名画の中でのマイベストです(ベルイマン監督とまったく違う世界で、違う種類の感動を覚えたのです)。同じロバート・ワイズ監督の名作「ウエスト・サイド物語」(1961)は、順序が逆でこの後、観ました。「サウンド…」はオスカー・ハマースタイン?世とともに原作を書き、作曲したリチャード・ロジャースの功績も大きいと思います。「ウエスト…」は、レナード・バーンスタインの音楽あってこそ、と言えるでしょう。でも、この2作品を作ったロバート・ワイズ監督はやはり憧れの人でした。
 そのロバート・ワイズさんに、ロサンゼルス特派員時代、インタビューできたことは、言いようのない幸せでした。

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