これは、ジェームズ・ボンドが、
007になるまでの物語・・・。
007シリーズ21作目の最新作にして原点回帰!
6代目ボンド=クレイグが魅せます!酔わせます!
STORY:国家予算1500万ドルを賭けた、
カジノでのポーカー・ゲーム。
それが、ジェームズ・ボンド(ダニエル・クレイグ)最初の任務だ。
敵は、世界中のテロリストに資金を提供する
“死の商人”ル・シッフル(マッツ・ミケルセン)。
ボンドのパートナーは、監視役として送り込まれた美女、
ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)だ。
最初は彼女を疎ましく思っていたボンドだが、次第に彼女の聡明さと勇気、
そして思いやりの深さに惹かれていく。
全財産を賭けた白熱の戦いを繰り広げた末、
ボンドに惨敗したル・シッフルは、ヴェスパーを拉致、
追いかけるボンドにさらなる罠と危険が降りかかる。
しかし、ボンドに一生消えない刻印を残した真の衝撃は、
もっと先に予想もしない恐るべき姿で待ち受けていた・・・。

ジョン・バリー作曲のあのお馴染みのテーマ曲に乗って、
世界中でもっとも有名なスパイがスクリーンに帰ってきた!
しかも、新ボンドは歴代ボンドよりもずっと若々しい上に、初の金髪&碧眼!

ボンドの生みの親であるイアン・フレミングが、
ジェームズ・ボンドを初めて物語に登場させた、
記念すべき第一作目の小説が『カジノ・ロワイヤル』であり、
ボンド役もピアース・ブロスナンから
ダニエル・クレイグへとバトンタッチされたことから、
彼がキャスティングされたときは、各方面&ファンから賛否両論の嵐、
さまざまな物議を醸しだした。
かく言う私も、クレイグの起用に関しては当初、懐疑的だった一人で、
「悪役顔」のボンドってどうなの?と、正直不安だったのだ。

ところが、ここ最近のクレイグ(特に
『レイヤーケーキ』)を観ていたら、
彼の役者としての魅力をあらためて見直す機会が多々あり、
「おや?これならボンド役、イケるかも?」と、思い始めた。
さんざん目にしていた劇場予告編もなかなかカッコよく、
否応成しに期待は膨らんでいった。
はてさて、新ボンドの真価はいかに?
蓋を開けてみれば、期待以上の出来栄え&カッコよさにマイってしまった!!
はっきり言って・・・クレイグ・ボンドに惚れたぁ〜♪

これまでボンド役っていうとオッサンばっかりだったので、
(3代目ロジャー・ムーアがボンドに襲名したときは、なんと47歳!)
新ボンドのクレイグが魅せる若々しい身体のキレ、クールな瞳、
そして一転して恋に傷つく繊細さに、ハートをわし掴みされてしまった!
なんせ、史上最年少(38歳)のボンド俳優!
飛ぶ!走る!そして、惜しげもなく見せる肉体美!!
スーツの上から見ても、その圧倒的な大胸筋がよくわかる。

敵にでさえ「さすが、イイ身体をしているな。」と言わしめるくらい、
究極にパンプアップされた筋肉は、見事!としか言いようがない。
このシーン、悪漢ル・シッフルが全裸のボンドを底のない椅子に座らせ、
“イチモツ”をめがけロープを打ち付けるという拷問シーンなんだけど、
不謹慎ながら「サービスカット」のように見えてしまった!(笑)
(いや、ホントは酷いシーンなんだけどね。)
ル・シッフル役のマッツ・ミケルセンが、
クレイグ以上に悪役顔でグッド!!
“血の涙”を流す場面も印象的だった。

今までのボンドと言えば、いなせなヤサ男系。
ロジャー・ムーアなんて、お茶目なじいさん紳士風だったし、
ピアース・ブロスナンにいたってはモデル系。
クレイグ・ボンドは鋭い目つきにストイックな口元。
生意気そうな物腰にガタイのよさも手伝って、粗野でダークなイメージ。
すまし顔でワインのウンチクなんぞは語りそうもないのが、かえって新鮮!

初代ショーン・コネリーの頃から、ボンド役者の髪の色はみんなダークカラー。
何故かといえば、フレミング原作のボンドが黒髪だったから。
にもかかわらず今回は、なんと初の金髪!!
おかげでボンド・ファンから大バッシングを受けたのは有名な話。

原作のボンドの瞳の色はグレーっぽい青。
だからクレイグのブルーアイズは決して間違ってはいないのだが、
彼の場合あまりに青が濃く、いわゆる「クレイジーブルー」と呼ばれる色。
それゆえに神経質に見えたり凶暴な印象が強いのだが、
むしろ危険でセクシー、ワイルドさがプラスされていて、私的にはグッド!

ボンドといえば、やっぱりタキシード。
今回クレイグ・ボンドが着ているのは、
『ゴールデンアイ』から衣装提供しているイタリアの名門ブランド、
ブリオーニのもの。
その前は、ロンドンのサヴィル・ロウ通りで作られていた英国紳士御用達スーツ。
ハンドメイドの超高級品で、本編中、
ボンドがこのタキシードをヴェスパーからプレゼントされたとき、
「テイラーメイドじゃないか!」と喜んでいたくらい。
いかにも駆け出しのスパイって感じのセリフで、可愛かった〜♪
「サイズがどうしてわかった?」と聞くボンドに、
ヴェスパーが「目で測ったの。」というのが、なんともセクシーだったなぁ。
ちなみに靴は英国のジョン・ロブ。
こちらもハンドメイドの超高級品!!

「つけてる腕時計は?」とヴェスパーに訊ねられ、
さり気なく「オメガ」と答えるボンド。
セリフに出てくるくらいなので、当然、腕時計はオメガ製のシーマスター300M。

シーマスターはボンド愛用のダイバーウォッチとして知られているので、
これはいつものお約束。
なお、映画使用モデルのお値段は、3050ドル(約36万円)也♪

原作の『カジノ・ロワイヤル』ではベントレーに乗っていたボンドだが、
今回の映画版ではシリーズお馴染みの
英国製名車にして高級車のアストン・マーティン!
しかも本作のためにわざわざ作られた新型DBSという車種だが、
ひと目でアストン・マーティンだとわかるデザインにしたせいか、
前作と大差変わらず、いまいちインパクトに欠ける気が。
なお、今回のボンド・カーはER機能(?)を搭載していて、
毒をもられ死にかけたボンドを応急&心肺蘇生処置までしちゃうスグレモノ!

ボンドの銃といえば、ワルサーPPKがつとに有名。
サイレンサーをつけるとさらにカッコイイので、
先代のブロスナン扮するボンドはよくそれを持ってポーズしていた。

で、クレイグ扮するボンドもワルサーのサイレンサー付き。
ちなみに原作者のフレミングは銃に詳しくないそうで、
のちにファンに助言してもらってべレッタ1919からS&Wリボルバー、
そしてワルサーに変更したという逸話もある。
この助言したファンが、後の“Q”のモデルになったことも有名な話。

ボンドといえば、マティーニ!
(なんせ「ボンド・マティーニ」という名のカクテルがあるくらい!)
歴代のボンドは「Vodica Nartini,Shaken,not Strirred.」
と頼むのが定番だった。
つまり「ウォッカ・マティーニをステアせずにシェイクで。」というワケだが、
今回のボンドのマティーニは、
ジンとベルモットをステアする一般的なマティーニとはひと味違い、
かなりビターテイストらしい。
ゴードンのジン、ウォッカ、キナ・リレに氷をいれてシェイクし、
薄切りのレモンの皮を添えたカクテルをご注文。

なんだかカッコイイし美味そうなので(私も飲んでみたくなった!)、
カジノにいた他の客まで「同じものを!」と注文してたのが愉快だった。
オリジナルのマティーニに、愛する女性の名前をつけてしまうあたり、やるぅ〜!
(彼女の名前を暗証番号にしちゃうのは、チョイといただけなかったけどね。)
今回のボンドガールは、思ったよりも地味め???

エヴァ・グリーンの化粧がとにかく濃いっ!!!!!
メイクしているシーンのときのすっぴんに近いときの方が、
ずーーっと綺麗だった気がするなぁ。

ル・シッフルの女・・・ボンドに毒を盛ります!!
いかにも“悪女”っぽいルックスですなぁ。

今回、ボンドの女性の好みが、人妻専門(?)と判明。
理由は「後腐れがないから。」と言うけれど、本気で言ってるのかな?

情報を引き出すためなら、人妻とも寝る・・・これもお仕事!

いつものボンドは軽いノリで、決して女性にのめり込むことはないが、
今回のボンドは、命がけの本気モード!!
スパイが女性に入れ込むと痛い目に遭うということを、身をもって学ぶのだ。
怯えるヴェスパーを優しく抱き寄せるボンド。
ここは名シーンだったなぁ!女性ならグッ!とくるよね。
英国諜報機関MI6に所属する一介のスパイだったボンドが、
殺しのライセンス“00(ダブルオー)”を取得してから課せられた最初の任務、
それは世界中のテロリストに資金を配る“死の商人”ル・シッフルに近づき、
モンテネグロのカジノで政府が提供してくれた資金、
1,500万ドルを賭けてポーカー・ゲームで勝つことだった!
え?ポーカー・ゲーム(原作ではバカラ)!?
一見「地味な初仕事」に思えるが、なんせ国家予算が掛かってるし、
もしも負けたら、国家予算がテロリストたちを潤すことになってしまう。
その息詰まる“対決”は、まさに見もの!だ。

そしてなんと言っても、ふんだんに盛り込まれたアクション・シーンの数々!
終始テンポも良く、飽きさせない構成は、まさに娯楽作品♪
特に冒頭の追跡シーンは、人間離れした運動神経でビックリ!!
ジュディ・デンチ扮する御大Mも健在♪

今回、最も評価できる点は、続編ではなく“始まりの物語”にしたところだろう。
粗野で生意気で過激なやり口、そんな新米スパイのボンドも、
がむしゃらに任務をこなすうちに、ギラギラ感が洗練されていって、
最後には皆さんご存知の“カッコいいボンド”になっていく。
彼がいっぱしの“007”になるまでを描いた本作は、
今後の『007』シリーズに明るい未来を感じさせるものとなった。
とにかく新ジェームズ・ボンド誕生を、心から祝そうではないか!!
『007/カジノ・ロワイヤル』オフィシャルサイト
◎今回の映画の査定(一般料金1,800円を基準)は・・・
1,800円也♪

『カジノ・ロワイヤル』は、1967年に一度映画化されている。
この原作だけ他のプロデューサーに買い取られ、
本家に対抗すべく「コメディ版ボンド映画」が作られた。
ボンドと名のつく男が4人登場し、
その中にはピーター・セラーズ、ウディ・アレンも!
バカラゲームに高じるのは原作通りだが、
監督は、ジョン・ヒューストン以下5人もいるという破天荒ぶり。
テーマ曲はバート・バカラックの名曲『恋の面影』と、音楽センスもなかなか♪
サイケデリックでお洒落な作品だった。

さて、今回のボンド選びが大難航!したのは、
映画ファンなら誰しもがご存知のハズ。
有名どころではユアン・マクレガー(似あわねー!)と、
クライヴ・オーウェン(
『ピンクパンサー』に、006役で出てたね!笑)。

この他、ジェラルド・バトラー、『ER緊急救命室』のゴラン・ヴィシュニック、
『トリスタンとイゾルデ』のヘンリー・カヴィルらの名前が。
監督曰く「ユアンには実際にオファーしたものの断られた。」とか。
ということは、最初から金髪碧眼のボンドを狙っていたのか?
| このブログのURL
|この記事のURL