日本古来の健康食品:コンニャク

このシリーズでは、古来より伝わる伝統的でしかも健康効果の高い食品を紹介していきたいと思います。今回はコンニャクを取り上げてみます。

ねこへびコンニャクの歴史

コンニャクの歴史は実は良く分かっていない部分もあります。というのは、インドネシア辺りから伝来したという説と、仏教と共に中国から伝わった、という説があるためです。ただし、いずれにしても日本の文献に登場するのはかなり古い時代で、既に平安時代の文献には「古邇夜久」という万葉仮名で登場しています。

これまた結構長い歴史を持った伝統食品ですね。中国でもコンニャクというものがあった、という説に従うと、中国でも食べられているはずなのですが、実は多くの中国人はコンニャクを知りません。最近になって、健康食品ブームに乗って日本の食材として広がり始めたところです。つまり、中国から伝来したものかもしれないのに、中国人は知らなかったと言うことですね。

ぶどうどうやって作るもの?

さて、そんなコンニャクですが、実は作り方に特殊性があると言えばいいでしょうか。というのは、良く昔の人はこんな製法に気がついたものだと感心せずにはいられないからです。当然ですが、コンニャクはコンニャク芋から作ります。見たことがある人であれば分かるのですが、特に都市部で暮らしている人にはまず見る機会はないかもしれません。コンニャク芋は大きなものだと30cmにもなるもので、見た目は巨大な球根のようです。

1.コンニャク芋を洗う(タワシでこすると表面が真っ白になります)
2.5~6cm程度の大きさで切る
3.15分ほど煮る
4.茹でたコンニャクの皮をむく
5.ミキサーに入れる(この時入れたコンニャク芋の重さを計っておくこと)
6.入れたコンニャク芋の重さの2.5~3倍の水を入れ、ミキサーにかける
7.水とコンニャク芋が混ざり合ったら器に入れて平らにのばす
8.灰汁(所謂「あく」ではありません。本当に灰を水に溶かしたものを使います)を混ぜて形を整える
9.お湯に入れて30分ほど煮る

これでできあがりです。なんと、途中で灰を溶かした水を混ぜるという、食べ物とは思えない工程を経てできあがるんですね。実は、亡くなった祖母が以前元気だった頃は自宅で作っていたので何となく覚えていますが、確かに灰を使っていました。

ブタどんな栄養素が入ってるの?

さてそれではコンニャクにはどんな栄養素が入っているでしょう?

● グルコマンナン

グルコマンナンはコンニャクに含まれる食物繊維の一種です。人間が持つ消化酵素では消化できないため、エネルギーとして取り込まれません。一緒に食べたものを胃の中で包み込んで吸収されないようにする働きがあるため、糖尿病や高脂血症の予防効果があります。

● フィトケミカル

コンニャクにはセラミドの原料となるフィトケミカルが含まれています。セラミドは角質層の細胞と皮膚の細胞の間に存在する接着剤として働く脂質です。

● カルシウム

コンニャクには意外と思うかもしれませんが、カルシウムが含まれています。ほとんど唯一と言っても良いコンニャクに含まれる栄養素なのですが、含有量は多くありません。100グラム中に47ミリグラムなので、一日の必要量600ミリグラムには遠く届きません。あくまでも補助食品として考えておきましょう。

には以下のような効果があることになります。

ビックリマーク肥満予防

ビックリマークコレステロールの低下

ビックリマークインスリンの分泌の促進

近年、コンニャクがホルモンの分泌を促進するという研究成果が発表されています。

ビックリマーク美肌効果

どうでしょうか?単にカロリーゼロというだけでなく、様々な効果があるんですね。

ハロウィンコンニャクで砂下ろし

コンニャクは食物繊維を含んでいるので、「砂下ろし」という呼び名がついています。これは食物繊維によって腸内をきれいにしてくれるからなのですが、近年日本人の食事はお世辞にも良いとは言えない状況にあります。コンビニで簡単に食べれられる食べ物は偏りがちで、肉類が多くなります。たまにはコンニャクで腸内をきれいにしてあげるのも良いと思います。
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それではまた。

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