ダイエットピルの恐怖
飲むだけで痩せられる、そんな魔法のような薬が世の中には出回っています。もちろん、信じない人もいるでしょうが、その一方で、それに頼ってしまっている人もいます。ただ、この薬には、それ相応のリスクがあるので、今回はうまい話には裏がある、ではありませんが、こんなリスクもあるんだぞと言うことをまとめるために、ダイエットピルを取り上げてみたいと思います。
ダイエットピルって何?
ダイエットピルは、まさにその名の通り、痩せるためのピル(口から飲む薬)の事です。飲むだけで痩せられるのであればこれ程楽なことはない、と言うことで常用している方もいるかもしれません。ですが、その服用にはそれなりのリスク(副作用)があることも併せてしっておいた方が良いでしょう。
中毒性があります
いくつかのダイエットピル、特に刺激性のものは、悪い習慣となってしまうものがあり、乱用を招く恐れがあります。ダイエットピルの乱用は中毒を引き起こす可能性があるので注意しましょう。もし、ダイエットピルを飲む場合は必ず事前に医師に相談して確認し、自分が処方されたダイエットピルの効果や副作用を良く理解した上で、さらにどのような症状が現れたら服用を中止すべきなのかを把握しておきましょう。
新陳代謝の混乱を招く恐れがあります
多くのダイエットピルは食欲を抑制する作用があります。そして、それはあなたの摂取カロリーを少なくしてしまいます。表面的には、摂取カロリーが少なくなる訳なので、一見すると体重を落とすための良い方法のように感じられます。しかし、カロリー摂取量が下がると、それに引きずられる形で、新陳代謝も落ちてしまいます。これが、ダイエットピルだけを服用している時にありがちな、いくらかだけは体重が落ちるという現象の原因となっています。
こんな話も・・・
さて、危険性という意味では、過去にこんな怖い目に遭った人もいるようです。
ダイエットピルで脳出血
10代後半から20代前半と言った、まだまだ若い世代の女性がダイエットピルを飲み始めたところ、体重が少し減ったのですがその後しばらく中断。そしてしばらくして再開したところ、脳出血を起こした、という奨励があります。これはフェニルプロパノールアミン(PPA)と呼ばれる成分を含んだダイエットピルを飲んだ際に副作用として報告されている、脳卒中のリスクそのものですね。
血管・中枢神経に対する副作用で死亡
麻黄とよばれる生薬を含むダイエットピルは、海外でもEphedraと言う名前で流通しています。しかし、麻黄にも副作用が報告されていて、報告された副作用のうち48%が高血圧などの心血管系のもの、18%が脳卒中やけいれんと言った中枢神経系へのもので、148例のうち10例では死亡してしまったという報告が上がってます。また、13例についても後遺症が残ったとされていて、やはり後遺症のリスクがついて回る感が否めません。
副作用のないダイエットピルはありません
そもそも、本来人間の体は食べたら食べた分を栄養として取り込み、日常の活動で必要なエネルギーをそこから得ています。そして、それが使い切れずに余ったものが脂肪として残る訳なので、太ってしまう根本的な原因は需要(必要とするエネルギー)と供給(摂取カロリー)のバランスが崩れてしまっていることにあります。それをダイエットピルという薬を使って強制的にバランスを取ろうとしたり、あるいは食欲を抑制して無理矢理需要側が勝つようにしてしまうのは、当然と言えば当然ですが、体に負担を掛けます。
ダイエットピルにはリスクが常につきまといます。本当に必要なのかもう一度考えて、別の時間は掛かるけど安全な方法を選択した方が良いでしょう。痩せるために体を壊してしまっては元も子もありません。
まさに、「角を矯めて牛を殺す」になってしまいますから。
それではまた。
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