ビタミンAがシワを予防する
ビタミンAというと、ニンジンなどに多く入っていますが、こんな効果があると知ったら、食べない理由はないかもしれません。
加齢に伴うシワを予防
ビタミンAを肌に与えると、シワが減少し肌を構築する成分の生産を促進する可能性がある、と新しいレポートでは述べられています。
シワと褐斑
シワや斑点は加齢に伴って最初に現れるものです。そして、日光にさらされた皮膚には特に目立ちます。日光にさらされなかった皮膚であっても老化していきますが、その変化は劇的ではありません。元来は、皮膚が痩せていくことにより皮膚はその若さを失っていきます。そして、たるんだより細かなシワができあがっていきます。この変化は腕を見ることでよりはっきりと認識できます。痩せた皮膚の原因はコラーゲンの生産量が減少するからであり、傷の治りが悪くなったり、健康面の問題が出てきたりします。自然に起きる肌の老化萎縮を戻すための安全で効果的な治療法は現在の所ありません。
その一方で、レザ・カフィ博士(ミシガン医科大学)とその研究チームはビタミンAのローションの有効性について36人の高齢者(平均年齢は87歳)を対象にして調査を行いました。研究者は0.4%のビタミンAが配合されているローションを患者の左右どちらかの腕に塗り、もう片方にはビタミンAを含んでいないローションを1週間に3回まで塗る事を24週間にわたって行いました。
その結果、シワや荒さ、全体の老化の激しさは0(全くなし)から9(重度)まで段階分けされ、実験開始前、2週間後、4週間後、8週間後、16週間後、そして24週間後の段階で確認が行われました。
さらに、両腕から4ミリのサイズの皮膚の生検を、開始直後と終了直前のタイミングで採取しました。
13人の被験者は途中で抜けてしまいましたが、残り23人が最後まで調査に参加しました。これは、研究者が最後に計測した段階から皮膚の状態が変化しなくなった被験者を除外していったためです。
そして、肌の生検はビタミンAが肌を構成するグリコサミノグリカンやプロコラーゲンの生産を向上させる事を明らかにしました。
つまり、局部的なビタミンAは老化に伴うシワをきれいにする効果があると言うことです。グリコサミノグリカンは水分の保湿を司る物質として知られ、シワを取り除くであろうとされているコラーゲンの生産を向上させます。
商品化はもう少し先?
ビタミンAの夢のような効果ですが、注意しなければいけないのは、食べればいいのではなく、直接肌に塗るという点です。現在ビタミンAというとサプリメントで摂るのがせいぜいで、塗るというものとは考えられませんよね。シワを取る薬として、ビタミンAが溶かし込まれた製品が登場するのはもう少し先の話かもしれません。
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