1 哲学童話
2 神経症的時間論
3 哲学者と文学者
4 生きにくさをかみしめる
5 哲学病的読書案内
冒頭の童話を立ち読みし、なぜなぜ病にかかったイマヌエルちゃんに惹かれ、読み始めたら打たれた気がした。似たことを考えている人がここにいた。
中島義道さんはもちろん知っていたが、以前読んだ時は、解説で香山リカさんの指摘するように哲学病の対局にいる「働きマン」だったので、中島氏の言葉が通じなかった。生活を変え、人生を半分下りる、と中島氏の言う内容を自分は半隠居、と言い、死ぬまでの生をやり過ごす今だからこそ、出会ってよかったと思える。
時間への考えも、文化騒音についても、著者よりはるかに軽度ではあるが思い悩んでいる。ついでに言うと、文字があると読んでしまう性質なので広告の氾濫する街頭もわずらわしいし、目に痛い色の外装は美しくないので見たくないけれど、五感の中で視覚の喪失が最も耐えられないから見ない選択はできない。それらを、自分が諦めを以て処している出来事を、著者は敢然と抗議する。そこが違う。
意思の強い人は強い。
2 神経症的時間論
3 哲学者と文学者
4 生きにくさをかみしめる
5 哲学病的読書案内
冒頭の童話を立ち読みし、なぜなぜ病にかかったイマヌエルちゃんに惹かれ、読み始めたら打たれた気がした。似たことを考えている人がここにいた。
中島義道さんはもちろん知っていたが、以前読んだ時は、解説で香山リカさんの指摘するように哲学病の対局にいる「働きマン」だったので、中島氏の言葉が通じなかった。生活を変え、人生を半分下りる、と中島氏の言う内容を自分は半隠居、と言い、死ぬまでの生をやり過ごす今だからこそ、出会ってよかったと思える。
時間への考えも、文化騒音についても、著者よりはるかに軽度ではあるが思い悩んでいる。ついでに言うと、文字があると読んでしまう性質なので広告の氾濫する街頭もわずらわしいし、目に痛い色の外装は美しくないので見たくないけれど、五感の中で視覚の喪失が最も耐えられないから見ない選択はできない。それらを、自分が諦めを以て処している出来事を、著者は敢然と抗議する。そこが違う。
意思の強い人は強い。


