皆さんは、油にも良い油と悪い油があるのをご存知でしょうか? しかしながら悪い油だからといって一切摂取しない、という行為も、良い油だからといってそれだけを沢山摂取する、という行為もどちらもよくない選択。 バランス良く摂取することが大切なのです。
まだ日本では、「油」「脂肪」というと、健康にあまり好ましくないイメージがありますよね。しかし、それらをバランスよく摂取することは、身体にとって非常に重要なことだ、ということは、今欧米では常識になりつつあるのです。
先日、カナダ大使館で行われた元気学校主催、脂質栄養学の権威、ウド・エラスムス博士の懇談会に招待され、健康と脂肪の関係について、さらに詳しいお話を伺ってきました。「健康」と「脂肪」、いったいどのような状態が好ましいのでしょうか?!
ウド博士のプロフィールをご紹介しましょう。

ウド博士はカナダにあるブリティッシュ・コロンビア大学で心理学と動物学を専攻し、その後、遺伝学、生化学の分野で博士号を取得されています。
脂肪の研究を始めたことについては、あるエピソードが残されています。ウド博士は、あるとき除草剤により、重度の農薬中毒に陥ってしまったそうです。ウド博士を診ていた医師もお手上げになってしまったとき、自ら研究を重ね、油を使用した解毒に成功しました。このことをきっかけに、油・脂肪の研究をスタートさせ、著書「癒す脂肪、殺す脂肪」では、ベストセラーとなっています。
現在、脂肪、コレステロール、脂質栄養学の分野では世界的な権威者です。ウド博士は、植物の有効成分を損なわずにオイルを抽出し、製品化する技術についてのパイオニアでもあり、その知識から、数々のサプリメント・健康食品の開発に関わっています。
それでは、脂肪酸について、少しお勉強です!
脂肪酸には、“飽和脂肪酸”と“不飽和脂肪酸”が存在します。これらは、どのようなものに多く含まれているかというと、一般的に、動物資源の脂質には飽和脂肪酸、植物および魚油に由来する脂肪酸には、不飽和のものが多いことが知られています。
飽和脂肪には、パルミチン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸といった成分があります。これらは、牛脂、ラードなどの動物性脂肪や、パーム油などに多く含まれています。一般的に言われている、体に悪い脂肪酸です。
もう片方の不飽和脂肪酸には、ほとんどの植物油に含まれているオメガ6系のリノール酸と、シソ油や亜麻仁油などオメガ3系のαリノレン酸がありますが、これらは体の中で合成できないため、食品から摂らなければなりません。そしてこれらの不飽和脂肪酸を、“必須脂肪酸”と呼びます。最近では、これらの油は体に良い油と認知されている脂肪酸です。
そして、この必須脂肪酸の摂取の割合が、実は、健康に大きく関係するのです。
そして、この必須脂肪酸の摂取割合として、ウド博士が「理想的な割合」と提唱するのが、オメガ3とオメガ6が2:1の関係です。この関係をうまく保つと、体内の水分保持が促進され、肌の潤いや便秘が緩和したり、余分な脂肪をつけにくくしたり、血液中のヘモグロビンが増加し、血行が改善する、とおっしゃっていました。
人柄もとても良くて、私が質問をするとついつい精神世界へと導かれてしまうような、そんなスピリチュアルな方でもありました。
最後にウド博士と仲良く写真撮影です。


















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