父が翻訳、出演している舞台『エンバース』を観る。身内と言うことを抜きにして、実に素晴らしかった。寡黙な益岡さん演じるコンラッドと、あまりに饒舌な父演ずるヘンリック、この対比、そして語られる言葉の重厚さ、人生の厚味、青春、記憶、情熱、様々なものがじわりと、時に鋭く、浮かび上がっていく。確かに70代を演ずるには若いという意見もあるだろうが、私は二人の中年の立ち姿に、老いも若きもイメージを膨らませ、寧...
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