旅に出る前、大抵啓示のようなものを受ける。

 今回はまずビジョンを見た。

 水色の空に真っ白な雲。太陽に向かって伸びる赤い花をつけた樹。

 フレームツリーのようにも、ハイビスカスのようにも思えた。

 

 そこで、行き先を南国に絞った。

 次にとてもリアルな夢をみた。

 何かを知らせる夢を見るとき、明らかに普通の夢とは違うリアルさと切実さがあるがそんな夢を見た。

 時代はいつか分からないが、そんなに昔ではない。

 一昔前のアメリカ軍の兵士達がいた。

 そこに巨大な軍の戦闘機がぐうううんと入り込んでくる。

 まるでどこかの空間から迷い込んだみたいに突然に。

 僕はそれをまじまじと眺めている。

 いつの間にか軍人さんはどこかへ駆け出していなくなっている。

 僕は戦闘機とふたりきりになった。

 そんな夢。

 あまりにリアルで今でも簡単に目に浮かぶ。

 僕はそれら二つを考えて、南の島でアメリカ軍の基地があるところに焦点を絞った。

 沖縄か或いはグアムだ。

 それから数日後、どうしても必要な書類を取りに半休をとって学校を少し早めに切り上げて市役所に行く。

 書類を受け取って帰ろうとホールを通った瞬間、凍りついた。

 そこで、戦争のときの写真や絵やこの土地の戦争に関する記述や資料や遺品などが展示されていたのだ。それは目を覆いたくなるものばかりだった。でも僕はその中にある真実を見ようとした。人々の苦しみや悲しみ虚しさ、その時の時代の流れに飲み込まれていった人たち、戦争で命をなくした人たち、遺族、そこの土地や木々や花、自然。ぐるぐると僕の中を様々な想いが駆け巡っていった。頬に流れる涙も拭かず、僕は全てを見て感じた。

 その中には地図があり、グアム、サイパン、テニアン、とあった。

 グアム、に目が留まった。

 そして分かった。

 僕はグアムに行かなくてはならないんだ、と。

 そう悟ってから、僕が尊敬し師事するある先生に、グアムに行くことにしましたと伝えた。

 すると先生は、呼ばれていますね、と一言。

 歴史的なことは分からないけれど、そこの土地は人々の悲しみや苦しみを沢山受け止めて吸収しているの。もう、終わりにしたいって。ネガティブ・エネルギーを終わりにしたいんだって。あなたはそこの土地に行くことでその土地が浄化されるから。だから何度でも足を運んであげて。ものすごい悲しみ。早く行ってあげなさい。その土地があなたを求めているから。

 それから僕は、戦闘機の夢のことを伝える。

 すると先生は、それは戦争の象徴としてそれらはあなたの夢に出てきたの。

 あなたはしなければいけないことをすぐに察知して行動に移す。

 だから、選ばれたのよ、と言う。

 地球が悲しんでいる。

 もうこの悲しみを終わらせてあげて。

 今までの僕だったら、そんなこと言われても・・こまったなあ・・実感ないよう・・って感じだったけれど、もう腹を決めた。みんながみんな力のある先生達がまったく同じことを僕に言う。ってことはどんなに疑い深い僕でも信じざるをえない。

 必要なのは勇気ではない。覚悟だ。

 覚悟して行動すれば物事は動き出す。

 僕は行き先をグアムに決めた。

 ちょうど、ある人からメールが来たのもこの頃だった。

 その人は僕がこの一年ずっとずっと会いたいと思ってきた人だった。

 そんな風に素敵な偶然が重なり合ってシンクロし、グアムに行くこととなった。

 

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 善良なるジムとヒルダ。ささやかな生活を送りながら、政府の報道を信じていた・・・。しかし被爆してしまう。

 真実は受身では分からないこともある。そしてそれを知ろうとすることは時に痛みを伴う作業でもあるのかもしれない。

 P.S. 僕は今回グアムで戦争にゆかりのある場所をまわってきました。勿論その場所は限られたものではありました。僕が知らない場所だって沢山あるはずです。またそこで不思議な体験をしました。ひょっとしたら、僕が行ったことで何の変化もないのかもしれません。あるいはなにか変化があったのかもしれません。でもとにかく不思議な体験をしました。それはささやかなものではありますが、またお伝えしていこうと思っています。

 読んでくれてありがとう!!

 君達に感謝!!です!!!


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