このところ、シニアが中心になって、ファンド・レイジングのため学校内でよく働いている姿をみかける。それらはシニアのスクール・トリップのためでもある。
資金不足をこのようにしてまかなうのがこちらの学校のやり方だ。
そのひとつとして、ジムの前で昼休みにクッキーやケーキなどのスイーツを売っている。
それらのお菓子は生徒たちや生徒の親たちが善意でせっせと作っているもの。
それから、ジムの前といっても、そこは外。
テーブルを置いて、ポスターを貼って、はい、販売所の出来上がり。
それでいて、外と言ったら、ここは、南の島。
照りつける日差しに格闘する生徒達。
流れ出る汗を拭きながら準備をして、販売している。
カナダから来たステファニーの白い肌は、ここに来てから紫外線を受けてそばかすが増えたのだとか。それはそうだろう。僕だって同じだ。それに毎日外でこんなふうにおやつを売っていたら、なおさらのこと。
休み時間になると、ミドルスクールの生徒達が列を作って買っている。
それを売りさばくシニア達。
本当に良く働く。
エレメンタリーとミドルスクールやハイスクールは昼休みの時間が異なり、エレメンタリーのほうが一時間遅く買いにやってくる。だが、残念ながらエレメンタリーの生徒達が並ぶときには、もうソールド・アウトなんてことも。それぐらい人気がある。
並んでいる列を横目に、いつもはとおりすぎていたのだが、誰もいない僕のPREPの時間に買ってみることにした。
それにステファニーがあまりに暑そうだったから。
全てを一個づつ頼む。
すると、彼女は、誰が何を作ったか教えてくれた。
これは、テラ、こっちはチェルシー。
この派手なクッキーがわたし。
これが、ジョーダン。
驚いたことに、ジョーダンがブラウニーを作って来ていた。
すると、「男の子はよく、ケーキを焼いてくれるのよ」とステファニー。
え?? と、驚く僕。
あの、ジョーダンが?? と驚いていると、
「そうだ!せんせいも明日何か焼いてきて!」と無邪気に言うステファニー。
「日本っぽくなくてもいいよ!」
「ォ・オッケー・・」
んー。
ファンド・レイジングのため、学校のため、シニアの労力をねぎらうため、僕は図書館へ走った。
そして司書のアンに、この本を至急用意して欲しいと伝えた。
アンはすばやくその本を見つけてきてくれた。
ありがとう。
お礼に半分クッキーやブラウニーをおすそ分け。
アンのほっこりした笑顔をよそに、僕はその本のレシピを開く。
わたしもその本好きよ!とアン。
さて、学校の帰りにグロッサリーストアによっていかないとな、と思う。
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Honey Biscuits (Picture Books) 著者:Meredith Hooper |
このハニービスケットの中には、牝牛と草と土とサトウキビとミツバチが1000匹と花の蜜と雌鳥と種と虫と木の皮と小麦の畑と太陽の光が入っています。そう、ちょうど、この世界が何ものも共存しているように。そのようなまなざしで、僕はハニービスケットを焼くことにしました。この、美しい学校の役に立つのなら。シニアの助けになるのなら。
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「ハニービスケット」の作り方 著者:アリスン バートレット,メレディス フーパー |
日本語版はこちら。
一番最後のページにはレシピが載っています。
僕のはなかなか美味しく焼けて、シニアに好評でした。
次は、ジョーダンにブラウニーのレシピでも聞こうかな。











