くまとやまねこくまとやまねこ
(2008/04/17)
湯本 香樹実

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オススメ度 ★★★★★
年長さんくらいから

ある朝、くまは ないていました
なかよしのことりが、しんでしまったのです
くまは、きれいな箱をつくり、ことりをそっと、中にいれました。
ことりは、ちょっとひるねでもしているみたいです
「もしもきのうの朝にもどれるなら、ぼくはなにもいらないよ。」
くまは、大つぶのなみだをこぼしていいました
ことりの箱をもって歩くくまに、みんなはいいます。
「くまくん、ことりはもうかえってこないんだ。つらいだろうけど、わすれなくちゃ。」
くまはじぶんの家にとじこもってしまいました
ある日のことです。
ひさしぶりにまどをあけてみると・・・・・・
なんていいおてんきでしょう
くまは、あるきだしました。
おや?みなれないやまねこが、土手にねころんで ひるねをしています。
ぼろぼろのリュックサックと、おかしなかたちの箱が、草のうえになげだされています。
くまとやまねこは おたがいに箱のなかを みせあいました。
くまの箱をみて、やまねこはいいました。
「きみは このことりと、ほんとうになかがよかったんだね。
ことりがしんで、ずいぶんさびしい思いをしてるんだろうね」
くまは、おどろきました。
こんなことをいわれたのは、はじめてです。
くまにこんな優しいことばをかけたやまねこはいったい・・・??
そして、やまねこの箱の中身は??

MOE絵本屋さん大を受賞した作品です
挿絵もくまの悲しみを表すようなモノトーン。
でも、やさしさを感じる場面にはちょっぴりピンクが。
このあと、くまは癒され、やまねこの過去にうるっとさせられます。。
子供に「これ、読んで、読んで~~!」とせがまれるような作品ではないと思いますが、
大きくなって読み返したとき、いろんな想いがあふれるようなえほんだと思いました。
大切な人やペットを失ってしまった人が読むと涙が止まらなくなるようなえほんです。

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