先日は「ジョナサンでも分かるアート」の取材で
表参道・RAT HOLE GALLERYで開催中の
『やなぎみわ展 Lullaby(ルラビー)』へ。
(放送は今週木曜のMXテレビ「5時に夢中!」17時~)
やなぎみわさんと言えば、昨年アートのオリンピックとも言われている
「ヴェネツィア・ビエンナーレ」に日本代表として出展した
今話題のアーティスト。
一貫して「女性」をテーマにした作品を作っています。
「フェアリー・テール」シリーズと言われる
少女と老婆が登場するおとぎ話をテーマにした
幻想的で妖しくも美しい作品。

こういった物語では、少女は純粋無垢で、
老女はずる賢くて悪いイメージで描かれるが
それは男性目線のイメージであり、
実際はそれぞれが両方の面を持ち、
状況によって入れ替わるということを、
演じる小学生の少女の老女役にマスクを用いて表現。
役としての交換を可能にしている。
新作「Lullaby」(子守唄)では、

老女が子守唄を歌いながら少女を寝かしつけていたかと思うと
いきなり少女が暴れ出し、立場が逆転。
そんなリアルで笑える演劇的な展開が何度も繰り返される。

老女と少女の親密さと確執とが入り乱れて表れる光景は
女性が持つ無垢さやこうかつさなどの2つの側面が、
葛藤の末に表れる様子を象徴しているよう。
何度も立場が入れ替わるのも、
描かれているような心の葛藤は、
人生という日常では何度でも起こると言わんばかりに。
そして後半は、ドリフのように家屋が壊れて、
その争いは続いてゆく・・・。
「家族」というテーマも内包されたこの作品は、
家族の関係性や家屋が、崩壊と再生を繰り返す
不安定なものとして描かれている。
やなぎさんの家族観が反映されているとのこと。
ちなみにこのラットホールギャラリー、
同じ建物にあるヒステリックグラマーが運営しているそうです。
なかなか片手間では出来ないラインナップなので、
さすがだなぁと感心。



































