TOP>2008年08月
絵本・児童書を読んだ記録を、「1ページ=0.1キロ」
換算で計算。さてどこまで行けるかな?
名づけて「ほんdeたびする」…略して、「ほんたび 」!
くわしくは、こちら… 【ほんdeたびする】とは
おじいちゃん・おばあちゃんちをめざしての「ほんたび」。
4月8日に家を出発して、ついに今週、たどりつきました。
出発してから4か月弱、のべ586.7Km(586.7ページ)
でした。わ~い、パチパチ。
今週はこんな本を読みました。
オーストラリアから帰ってきてすぐに後期課外が始まり忙しくしていたが、今度は修学旅行に行ってきた。そこは僕の第二の故郷とも言える場所。そこで長いこと英語を教えていたし、二度目の大学にも入って友人も沢山出来た場所。だからとても楽しみにしていた。
今は帰ってきて、ほっと一息。
きっと生徒達も一緒なんじゃないかな。
生徒達はこの3泊4日本当に心から楽しんでいる様子だったからね。
幸い事故も病気もなく、時間も守って集団行動ができたし、いい思い出を残せたんじゃないかな。
さて、僕の話に戻る。
僕は引率という立場でこの地に再びやってきた。
第二の故郷だし、会いたい人は何人かいた。
でも引率という立場上、何があるかわからないし、他の先生との絡みもあるし、当日になってどうなるかも分からないから、人と約束した時間に会えるかどうかは分からなかった。「会いたい」と言われている人たちには、約束もどうなるか分からないことをその日の前日に伝えなければならなかったりもした。
実際に会えたのは、みんな「5分でもいいから会いたい」と思ってくれている人たちだった。彼らにも予定や時間の価値というものがあるだろう。それなのに、たったの5分のために、いつ変更になるかわからない僕の状況を踏まえ何時間かは待つ覚悟で待っていてくれた。そしてみな共通してとても明るく「あ~会えてよかった!」って言ってくれた。生徒全員にクッキーとチョコレートを用意してくれたり、僕にお餞別までくれた方も・・。
ホテルに戻って寝る前にその一人ひとりに感謝した。
たった5分のためにわざわざ時間と距離を割いて会いに来てくれてありがとうって。
その日の出来事は、かつて働いていたある会社の社長のことを思い出させた。
彼は以前この地で支社長をしていた。僕は当時彼の下で働いていた。(今は社長になったのだが、)当時の支社長にはよく指導していただいたものだった。
今は社長となり、一年前テレビで村上龍と対談していた。僕がまだこの地にいて、会社をとうにやめた頃の話だ。
僕はその会社を辞めた後でも仕事で関わりのあったお店や会社なんかのお偉いさんや社長さんに可愛がってもらっていた。時々寿司でも食べに行こうとか誘われて良くご馳走になったものだった。その中でも特に僕を可愛がってくれた社長さんがいた。僕が行きつけのお寿司屋さんはその方の行きつけのお店でもあり、僕は良く高くて新鮮なお寿司をご馳走になっていた。ある時顔色が優れないときがあったので、心配していたら、店の店主がその社長が癌にかかっていることを僕に知らせてくれた。癌になっても夜出歩いて伝説の男になると豪語していたそうだ。あの社長らしい言葉だ。
しかし、病魔はゆっくりとでも確実に体に広がっていった。入退院を繰り返す中、僕がお見舞いに行くと、その社長が言うんだ。君の前の会社の社長に会わせてくれって。僕はその会社とはもう縁がないものだと思っていたが、その一言は僕を突き動かした。僕は社長に直接電話をした。元同僚からはとっくに辞めたお前が直に社長に電話するなんてどういうことだ、とお叱りの電話を頂いた。しかし一方で、社長の対応はすばやかった。死ぬ前に会おうと思ったんだろう。スケジュールを確認し、移動の時間も計算し、明後日、10分なら会いに行ける、と即答してくれた。
そして、2日後、たった10分のために社長はこの地のこの病院までやってきた。社長がこの地で支社長をしていたときにお世話になった、この男の見舞いにやってきた。
たった10分のために。
僕は想像する。
この10分のために犠牲になった仕事や距離や時間のことを。
でも、そんなのはどうでもいいことなのかもしれない。
本当に大切なものは「再び会う」ということだったのかもしれない。
僕もそちら側にいる人間でありたい。
必要とされてどうしても会いたい、と言われたら、地球の裏側にいてもここまで会いに行くだろう。
そしてそんなふうに思える君達や自分のことが、本当に大好きだ。
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Something Special for Me 著者:Vera B. Williams |
このお話は『かあさんのいす』と言う素敵な本の続編です。
この家族、ローザとお母さんとおばあちゃんは、節約したりチップをもらったりしたお金を少しずつビンの中に貯金しています。ローザの誕生日にローザの好きなものを買って欲しいと思っています。誕生日が近くなって、お母さんとローザは町にそのお金を持って買いに行きます。ローザはローラスケートのお店に行き、ためしにローラースケートを履いて走りました。お店の人が箱を包み、お母さんがお金を払おうとすると、急に本当に欲しいのか分からなくなります。あのビンを空にするほど欲しいのかしら、と。次にデパートに行ってドレスと上着とサンダルを試着します。お母さんがお金を払おうとすると、欲しいけれどあのビンを空にするほど欲しいのか分からなくなります。それから、ナップザックもみていると欲しくなりますが、本当に欲しいのか分からなくなります。ローザは自分の誕生日なのに、欲しいものが決められないんじゃないかと泣き出します。お母さんは自分の働くブルータイル食堂に行っておやつを食べようと言います。ローザはアイスクリームの乗ったパイを食べます。外は暗くなり始め、お母さんが空に一番星を見つけたので、お願い事をしてきなさいと言います。ローザは「本当に本当に欲しいものを教えてください」と星に願います。すると、音楽が聴こえてきました。それは街灯の下で弾くアコーディオンでした。そしてそれがほんとにほんとに欲しかったものだと分かりました。次の日の朝、ぜったいにほしかったものと大切なものが部屋の中にちゃんとありました。
かあさんのいす、お金を貯める大きなビン、そして、おばあちゃんとおかあさんと。
そしてベッドの側にはアコーディオンが。
ほんとにほんとに欲しいもの、物だけじゃないんだよねえ。
朝起きたときにそこに在るってすごくいいよね。
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ほんとにほんとにほしいもの (あかねせかいの本) 著者:ベラ B. ウィリアムズ |

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