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2007年11月30日

おくりものはナンニモナイ

おくりものはナンニモナイおくりものはナンニモナイ
パトリック マクドネル Patrick McDonnell 谷川 俊太郎

あすなろ書房 2005-10
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子犬(?)のムーチは大好きなアールに何か贈り物をしたいと思っています。
だって“とくべつな日”が来るのだから。
でもアールはなんでも持っている。
なにをあげれば喜ぶのだろう??ムーチは色々と考えを巡らせます。
そしてたどり着いた答えは ナンニモナイ?!

雪の降り積もる季節のお話。
この特別な日とはお誕生日かもしれないし、もっと違う記念日かもしれない。
でもクリスマスでもアリだよね〜と思って読んでみました。
イラストはすこぶるシンプルなんだけど そして分かりやすい内容なんだけど
実は奥がふか〜〜〜い。ある意味 哲学っぽいとさえ感じます。
人間たちが退屈そうに“見たいTVがナンニモナイ”とか
子供たちが“やりたい遊びがナンニモナイ”というのをよく耳にするムーチ。
TVではいろんなモノが映し出されているし、子供はいろんな遊びをしているのに
変だな〜と思いつつ
“ナンニモナイ”ってドンナモノなんだろう??
“ナンニモナイ”はどこにあるのだろう??と探し始めるのです。
ムーチはこの“ナンニモナイ”の意味が全く分からないわけではありません。
でも敢えて探すこと。
これには一見すると無益なことをやっているように思えて 
とても意味のあることをはらんでいる様に思います。
“ナンニモナイ”と嘆く人間たちを風刺的に見ているようにも感じます。
物質的にも満たされて 気分に余裕のあるときにこそ
“やりたいことはナンニモナイ”だなんて感じられることができるんですよね、きっと。
実は“ナンニモナイ”って幸せなことなのかも・・・と思わせてくれます。
結局大好きなアールに“ナンニモナイ”の贈り物を大胆に実行しちゃうムーチ。
それでもアールは嬉しい反応を見せてくれます。
温かい二人の友情を見てほっこりとしてくださいね。

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 【らぴ〜♪の超現実的なツブヤキ】 

2007年11月30日

きゅうりさんあぶないよ

きゅうりさんあぶないよ (幼児絵本シリーズ)きゅうりさんあぶないよ (幼児絵本シリーズ)
(1998/11)
スズキ コージ
商品詳細を見る
おすすめ度
ジャンル:楽しい
読んであげるなら2歳〜
自分で読むなら小学校低学年〜


スズキコージさんの絵本はとってもシュールで面白い。私の友人は「スズキコージさんの絵はちょっと不気味で一見子供が嫌がりそうなんだけど、なぜか読み聞かせると子供は夢中になっちゃうのよ」と。まさに、この絵本もその通り。子供どころか、大人まで楽しめる作品です。
きゅうりさんが歩いていると、いろいろな動物たちが「きゅうりさんそっちへいったらあぶないよ ねずみがでるから」と同じことを言います。そして、熊は帽子を、鹿は角と手袋を、ハリネズミは針とベルトを…というようにいろいろな物をきゅうりさんにあげるのです。ページをめくるたびに、きゅうりさんの姿が変化していく様子がユニーク。最後にはきゅうりさんはとんでもない「きゅうりさん」へと変身しています。そして、ねずみの反応は!? これは絵本を見てのお楽しみ。親子で声を出して笑える傑作です。読み終えた後も「きゅうりさんあぶないよ」のフレーズとともに思わずクックッと笑いがこみ上げてきてしまいます。

ちょっとわき道   ←こちらも宜しく!!


昨日の木曜日は小学校の読み聞かせの本番がありました。

お題は『ぬーくぬく』。

ぬ~くぬく (わくわくたべものおはなしえほん 2)ぬ~くぬく (わくわくたべものおはなしえほん 2)
(2007/04)
飯野 和好

商品詳細を見る


私は大根のセリフ担当。干し芋との掛け合いが難しいです。(≧∇≦)

みんな来てくれるかな〜と心配していたのですが、1番最初に図書室へ駆け込んできたのは

娘でした(°▽°;)

娘から「ママ、楽しみにしているで!!」の応援をもらって、パワー全開!!

ペープサートのユニークなイラストも受けて、子供たちも喜んで聞いてくれて大成功でした。

読み聞かせ終了後、図書担当の先生から

「4年生から6年生が今、食育の勉強もしているので、今度は高学年を集めてやってほしい」とのリクエストもいただき、

メンバー一同「ぜひ〜♪」とOK。

それにしても、今まで低学年を中心に読み聞かせをしていたのですが、高学年は私にとっては初めて。

体験のあるお母さんの話によれば、絵本によっては「シラー」としたムードになっちゃうこともしばしばあるらしい。。(´Д`;)

何とか楽しんでくれるといいんだけどな〜。




帰宅した娘に「ママがどの役やっていたか分かった?」と聞いたら

「そんなん、すぐ分かったわ。大根やろ」と。

「いつも、ブチブチ文句言っている口癖がそのままやったし、すぐにママって分かったで」

喜んでいいのか、悲しんでいいのか…。





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2007年11月30日

The Good Little Bad Little Pig : Margaret Wise Brown

stars 完璧な人なんていないんだよ

ピンクの可愛い子豚がそう(↑)教えてくれています。アマゾンのアメリカのサイトの書評に「TERRIFIC READ-ALOUD BOOK」とあったので、声に出して読んでみましたが、リズムが良くてとっても読み易かったです。読み聞かせにいいですねお話が素敵なだけでなく絵も本当に可愛らしくてお薦めです。

Peterはお母さんに子豚が欲しいとねだります。それもa good little bad little pig。それってどんな子豚なの???さて、農家のおじさんが送ってきてくれた子豚ちゃんはどんな子豚だったのでしょうか?

photo
The Good Little Bad Little Pig
Margaret Wise Brown Dan Yaccarino
Hyperion (Juv) 2002-09

SSS書評なし
YL 0.8位かな
総語数 700語 (概算)

2007年11月30日

サンタさんからきたてがみ

サンタさんからきたてがみ (《こどものとも》傑作集 (115))
サンタさんからきたてがみ (《こどものとも》傑作集 (115))
たんの ゆきこ 作
垂石 真子 絵
− 福音館書店

字は読めなくても宛名はわかるのさ。yeah.gif


○おはなし
 クリスマスの前日、ゆうびんやさんのねずみは、雪に滑って転んでしまいました。その時、配達する手紙がカバンから飛び出してしまったから大変。慌てて拾い集めましたが、一通、宛名が濡れて消えたものがありました。
 
 とにかく、他の手紙を配るねずみ。配達に行った先々の動物たちは、なんだか元気のないねずみのことが気になりました。

 森のはずれで、一通の宛名の消えた手紙を眺めるねずみ。そこへねずみを心配した動物たちが集まってきました。
 みんなで誰からきた手紙か確認すると、なんと差出人はサンタクロース!誰だろう?サンタさんから手紙をもらう人って。
 消えかかった宛名を見ながら、みんな自分ではないかとソワソワ。

 その時、くまにしっぽをふまれた ねずみが「いたたたたっ」と言いました。
 「そうだ。消えかかった宛名にある絵。これはねずみさんのしっぽだ。」
 見れば見るほど、消えかかった宛名の絵はねずみさんです。

 さて。早速みんなの前で手紙を見てみると、それはプレゼント配りの道案内のお願いでした。待ち合わせは、森で一番大きなもみの木の下です。急がないと間に合わない。
 ねずみはくまのコートのポケットに入れてもらい、さあ、みんなでもみの木へ急ぎました。そこには輝くもみの木をバックにサンタクロースが待っていました。

 しゅっぱーつ。
ねずみと動物たちを乗せたサンタクロースのそりは、ぐんぐん空高くのぼりました。
 無事みんなにプレゼントを届けたら、最後はねずみのお家へ案内。ねずみの郵便やさんも、サンタクロースからプレゼントをもらいましたよ。「らいねんもおねがいします」のお手紙と一緒にね。

2007年11月30日

雪の森のリサベット by Astrid Lindgren

クリスマスの買い物に行く日、マデッケンは熱を出してしまい、妹のリサベットだけが、ねえや(メイド)のアルヴァと町へ出かけました。 町の道端で、通りすがりのソリに飛び乗ったり飛び降りたりして遊んでいる男の子を目にしたリサベット、思わず自分もトライ! ところが、飛び乗ったソリが、降りる間もなく、猛スピードで走りだしてしまった。 アルヴァは気づかない。 どんどん遠くなる町・・・

雪の森のリサベット雪の森のリサベット
(2003/01)
イロン ヴィークランド、アストリッド リンドグレーン 他

商品詳細を見る

アストリッド・リンドグレーンMadicken シリーズの絵本で、1983年の作品。 原題は ”Titta, Madicken, det snöar!”(見て、マデッケン、雪だよ!)”。 スウェーデンで初めてのクリスマスを迎えた年、夫が子供の頃の本を戸棚から取り出し、読んでくれたのがこの絵本。

リサベットを乗せたソリを運転するじいさん、人里離れた森の中で、自分のソリに小さな女の子がいるのを見つけた。 そして「とんでもねぇガキだ」と、リサベットを雪の降りしきる森の中に、置き去りに!! ええっ〜、そんな・・・ なんてぇジジィだ!? いいのかぁ!!? 

この絵本、リンドグレーン作品を多く手がけている画家 Ilon Wikland のイラストが素晴らしい。 絵本の見開き一面が吹雪になり、隅の方で置いてけぼりにされたリサベットが泣いている。 もう、この絵を見たら、私まで心細くなり号泣。 (いい大人が・・・ でも、それほどの迫力がある絵なんです。)

家に戻ったアルヴァから、リサベット行方不明の報告を受け、心配と悲しみにくれる家族。 うなだれながら、クリスマスのお菓子を焼くマデッケン。 一緒に焼く約束だったのに・・・ そのマデッケンの横顔を見ると、私まで悲しくなり、またまた号泣。

今年(2007年)のスウェーデンのクリスマス切手、アストリッド・リンドグレーン生誕100年を記念し、彼女の本の挿絵からのデザイン。 (ただし、スウェーデン国内用だけ・・・) この絵本からの絵も使われています。

jul2007ma.jpg

ソリに飛び乗ろうと目論むリサベットですねぇ、この後に起きる悲劇も知らず。 でも、この絵本は私のお気に入り。 日本語版も新しく再版されているようで、今の季節、クリスマスプレゼントにぴったりの1冊です!

2007年11月30日

ずいとん先生と化けの玉

イメージ 1

イメージ 2

 那須正幹さん作、長谷川義史さん絵の読みきり絵本。秋の夜、お医者様のずいとん先生の家に若い女の人がやってきた。その正体はキツネ?!キツネの化けの玉を手に入れるためにずいとん先生一生懸命知恵を絞ります。最後は見事手に入れることはできたのですが,,,オチが笑えます!特に子供はこういうオチ大好きかも,,,長谷川義史さんの絵がお話にスゴくマッチして面白さ倍増です。落語みたいな面白さがyoppyツボにハマったようです。
 お弁当でずいとん先生が持っている化けの玉は蒲鉾に海苔を貼っただけなのですが,今この文章打っている後ろでyoppyPCを除き見て(毎日お弁当は開けるときまで何の絵本お弁当かは秘密にしているのですが,時折PC打っている後ろから本を読むフリをして除き見ているときも有ります)「化けの玉を椎茸にすれば良かったのに,,,」といわれてしまいました,,,
 

2007年11月30日

[individuality][butterflies][summer][fall]velma gratch & the way cool butterfly ヴェルマ・グラッチととってもすてきなちょうちょう

 絵本好き冥利に尽きる絵本はそうそう出会えるものではないのだけれど、『[asin:0375835970:title]』は確かにこのカテゴリーに入る一冊。表紙のヴェルマちゃんの姿とオオカバマダラだけで、ただ者ならぬ雰囲気が漂ってきた。  グラッチ姉妹の中で、末っ子の小1ヴェルマだけ存在感がない。成績優秀、スポーツ万能の姉2人に負けまいと無理な行動に出て、彼女は校長室に呼ばれてしまうほど。でも、そんなヴェルマにもお得意な科目があった。科学――。虹の原理と火山の成り立ちを学習し、今は蝶々について学んでいる。蝶々 ...

2007年11月30日

[individuality][butterflies][fall]velma gratch & the way cool butterfly ヴェルマ・グラッチととってもすてきなちょうちょう

 絵本好き冥利に尽きる絵本はそうそう出会えるものではないのだけれど、『[asin:0375835970:title]』は確かにこのカテゴリーに入る一冊。表紙のヴェルマちゃんの姿とオオカバマダラだけで、ただ者ならぬ雰囲気が漂ってきた。  グラッチ姉妹の中で、末っ子の小1ヴェルマだけ存在感がない。成績優秀、スポーツ万能の姉2人に負けまいと無理な行動に出て、彼女は校長室に呼ばれてしまうほど。でも、そんなヴェルマにもお得意な科目があった。科学――。虹の原理と火山の成り立ちを学習し、今は蝶々について学んでいる。蝶々 ...

2007年11月30日

11月の扉

いろいろなことがあった11月も、今日で最後。

11月には、ちょっと特別な想いがあるのだけれど

それを綴る前に、どうしても紹介したい本がある。

それは、絵本作家でもあり、児童文学家の

高楼方子さんの長編小説「十一月の扉」

年の初めでも、まんなかでも、終わりでもない

11月という季節を、特別に変えてくれる。

そんな魔法に満ちた一冊。

実は、この本を手に入れたのは去年の11月。

けれど読めないままに時が過ぎて

「これは11月に読まなくては」と1年後の今月、

ようやく読むことができたとういいわくつきだ。

14歳の爽子が、ふとしたことから家族と離れて

すてきな洋館「十一月荘」で過ごすクリスマスまでの日々は、

きんと澄んだ冬のはじまりの空気と共に

たくさんのことを思い出させ、そして教えてくれる。

知らない場所に飛びこむ潔さや不安。

家族以外の人との会話やぬくもり。

温かい紅茶や、他愛のないおしゃべり。

白いノートを埋めていく楽しさ。

だんだん募っていく恋心。

仲良しのともだちとずれていく感じ。

偶然という名の魔法。

扉を開けて、前へ進むこと。

そのどれもが、痛くなるくらいに純粋で

でも苦しくない柔らかさに満ちている。

だから、ページを閉じた後も、

物語の中にいるような気分になる。

11月には、扉を開け。

この言葉だけでも、十分に魔法だ。

この11月に開けた扉の向こうにあった出来事は

また追い追い書いていこう。

ドードーの絵のついたノートを埋めていった爽子のように。

今しか書けないことが、たくさんあるから。

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