メゾンエルメス8階には、誰でも自由に鑑賞できるアートスペースがあります。
現在開かれているのは、「KIMURA IHEI in Paris」。
木村伊兵衛氏による1950年代のパリの写真展です。
大きな吹き抜けの中、ガラスのテーブルに美しく並べられた作品の数々・・・。
この空間デザインは、ドイツ出身のデザイナー・
コンスタンティン・グルチッチによるものだそうです。
「グルチッチのインスタレーションは、木村伊兵衛のパリ写真の本質を良く表現している。
それは額に入れられて本棚や仏壇に飾られた思い出の写真なのだ。
ヨーロッパ人のグルチッチが鋭く感じ取って、ガラスのテーブルという舞台に
整然と並べられたもの、それは、文学や絵画や映画を通じて
当時の日本人が夢見ていた、あの夢のパリの残滓なのである。」
(「木村伊兵衛のパリ」資料 より)
当時の日本人にとって、パリに抱いた憧憬は、今より遥かに強いものだったでしょう。
エッフェル塔、セーヌ河の流れ、カフェでくつろぐ人々・・・etc。
昔のパリの写真を見ながら、実は、当時の日本にも想いを馳せている・・・。
「日本人の夢見たパリ」を見つめながら、自分だけの郷愁に浸ってみるのも
素敵な時間の過ごし方だなと思いました。
「木村伊兵衛のパリ」
10月28日〜1月21日
11時〜19時(入場は18時30分まで)
会期中無休
(11/15、12/30〜1/2、1/17は除く)
入場無料
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