現在、夫は山廃に夢中であります。
生まれて初めての挑戦になる為、タンク一本しか造らない一回勝負の大吟醸よりも緊張すると言ってます。
大吟醸は27日に留仕込みが終わり、順調そのものの様子。
(ここまでは完璧だと言い放つ!造りに関してだけ強気の発言をする夫)
その為、今一番の関心事は山廃になるわけで。
山廃って?
の世界の私にとって夫の日々の呟きはもとてもお勉強になる。
さてここで問題です。
Q.25リットルの水に硝酸イオンを20ppm増やすためには
硝酸カリウムは何グラム必要か?
答えは写真の中にあります。
もちろん、私は問題から意味が分りません。
さらにこれが酒母↓

なんか変な匂いする・・・酸っぱいニホイ・・・
ヨーグルトに水をいっぱい混ぜたような匂い。
でも、これって失敗じゃないんですね。
っていうか、山廃の酒母って天然の乳酸菌を増やすところから始まるんですね〜
乳酸菌が増えてくるから、酸っぱい匂いがするんだ〜・・・
でもってまたここからが面倒くさい。
何が面倒くさいって、酵母を入れるタイミング。
うちでは予定日には酵母を入れることが出来ませんでした。
何故なら亜硝酸が0.1あったから。
(亜硝酸があるうちは酵母を入れても酵母が増えないらしい。と私は理解していますが間違ってる?汗)
この0.1。されど0.1らしく、0.1に近い0.1なのか、はてしなく0に近い0.1なのかで酵母をいれるタイミングが変わってくるらしい。
さらに大変なのは、この0.1が0寄りなのか0.1寄りなのかをはっきりと明確に出来る機械などは存在しないと言う事、そのうえ、0.1から0になるには時間がかかるけど、0になる時はホント一瞬で0になるというはなし・・・
0.1も0も同じじゃん!大して変わんないし。なんて言ってはいけないらしい。
でもってこちらが山廃の酵母です。
3本あるけど、3本造るの?と思われそうですが、これは全て同じ酒母に使われます。
亜硝酸があると酵母が増えない。けれど亜硝酸が0になって酵母を入れないで放置すると野生の酵母や雑菌に酒母が侵されてしまうことがある。
その為に、0になるその瞬間を狙うのは難しいので、亜硝酸が0.1になって様子をみてそろそろ0になるんじゃないか?というタイミングで酵母をいれる。
で、もしまだ亜硝酸が残っていてうまく酒母がふくれなくても、2度目の正直、三度目の正直とこれでもかこれでもか攻撃ができるわけです。
上記に書いたように、山廃の酒母へ酵母をいれるタイミングはとても難しいらしく、こうして3回に分けて入れる事で、そのリスクを少なくすると言うことらしい。
山廃を造る過程において、私は聞けば聞くほど大変そうだと思うのですが、何故か夫は痩せた体に対して目だけは少女マンガのようにきらめいて
います。
その実、楽しいらしい。
キモトもやってみたくなったなんて言ってるし。職人万歳。
モトすりを手伝えと言われそうで、気が早いですが今から若干気の重い若葉です。
もし、ホントにキモトやる事になったら、大吟の袋絞りと同様、この時期だけ手伝ってやってもいいよという
誠実で心優しく丁寧かつ迅速な動きが出来る力持ちのできればイケメン&美女の方、
↑どんだけ条件多いんだ。
蔵全体の士気が上がるのでお手伝いなどしてみませんか?笑
むろん、ただではと言いません。私が手料理を作って差し上げよう。(なんか偉そう)味の保障は全く出来ないけど、量だけはいっぱい作れるよ
さてはて、山廃の酒母は無事に出来るのでしょうか?
ちゃんとモロミになって絞れれば、
松の寿 山廃純米 五百万石
が3月にはお目見えになるかと思います。その時はどうぞ宜しくお願いします



