つづきから。
「鶴乃江酒造」を出て、徒歩数分にある蔵も見学してきました。
「末廣酒造」です。
以前はこちらの「嘉永蔵」でお酒を造っていましたが、新しい工場「博士蔵」を建ててからは、「博士蔵」が造りのメイン工場になり、「嘉永蔵」は見学&少仕込みのお酒を造る場所になったようです。
左の土蔵はオシャレなカフェでした。
門をくぐると、仕込み水が飲めるようになっており、右手には「記念館」の入り口でした。
門正面の「入り口」と書かれた障子扉を引くと、そこはオシャレな空間が広がる・・・。
9時~16時半の間の30分毎(00分と30分)に無料の案内付き蔵見学ができるのですが、このとき既に14時40分。
うわぁ、他も色々見たいし20分待つのもなぁ~と思っていると、販売所からおばさんが出てきて、「見学ですか?」と時計をみて「ちょっと待って下さいね」と蔵の方を覗いてきて戻り、「今あそこで案内していますから、途中からでよかったらどうぞ」と言うので、「どうも~」と靴を脱ぎ、サンダルに履き替え、そそくさと男2人組みの後ろに張り付く。
広々とした仕込みスペースに、小さめのタンクが整然と並んでいました。それと槽も(写真なし)
その後は、米の説明。
ご一緒した男性2人組みはあまり日本酒に詳しい方ではない様子。観光ついでに寄ったんでしょうね。
天井が高い。
甑。
回転式!?と気になったので、案内終了後に案内してくれた方に聞いたら、放冷機に米を移しやすい様に角度がつくみたい。
なぁ~んだ、てっきり万遍なく蒸せるようにクルクル横に回転するのかと思ったよ(バカ)
釜に甑。
また奥の方に進むと、
道具類や、
薄暗い中に古酒が保管されていました。
さらに進むと、
生もとの半切桶や、
昔の道具類がありました。
それと半切桶は現役で、こちらの蔵では年に1度、応募で選ばれた女性が足で米を踏む生もと造りがあるみたいです。
踏むのが足りなければ蔵人さんが擦るらしいのですが、ほとんどはその必要がないみたい。それくらい足で踏むのは効率が良いみたいです。ただ素足なので、かなり寒くて辛いらしいですが(苦笑)
そして昔の麹室の模型。
この断面図は原寸大らしいです。
以前見学させていただいた「丸山酒造」が、室がレンガで籾殻が断熱材で使われているとおっしゃっていたから、こんな感じなのかな?
そこから階段で上に上がる。
するとコンサートなどもしているホール出現。
さらに奥に進むと、以前は当主が住んでいた母屋。
天皇家に献上した品や、
松平容保の書。
夏目漱石が日本に帰ってきたときに、こちらの部屋で書いた書。
徳川慶喜の書。
こんな物まで無料?(笑)
そして下に降りると、そこは会津出身の撮影監督「高羽哲夫記念館」。
山田洋次監督作品の多くは、この方が撮られたようです。
カメラなども展示されていました。
とその建物をでると、蔵の入口。
また入り口を開けて靴置き場まで戻ると見学は終了。
蔵の広さや展示物もすばらしいのですが、何といってもとても清潔感がありました。
今でも仕込みはしているのだから当然だろ!なんて言われそうですが、普通に観光客がウロウロするし、もの凄く広いし、それでも掃除が徹底されているのは、とても素晴らしいと感じました。
中々出来ませんよ。その辺も含めて、大変素晴らしい蔵でした。
この後は、併設された販売所に寄ります。
おばちゃんが「試飲どうぞ~」と言うので、遠慮なしにいただく。
まずは「嘉永蔵」限定「嘉永蔵 生もと純米酒」をいただく。
滑らかな旨味と程よい酸がありますね。適度な甘みも香りもあり、生もとらしい旨味はあるけど万人にうける味わい。
こちらも「嘉永蔵」限定「嘉永蔵 福の花生もと純米酒」をいただく。「福の花」というのは、お米の名前みたいです。
うわっ!これ美味いっ!
爽やか香りに、滑らかな酸と滑らかで伸びのある旨味がなんとも言えない。弾力感のある旨味とふくらみにコクがたまりません♪
うわぁ、久々に派手さがない系(生や吟醸系)で震えたよ。
この後も「末廣 純米無濾過生原酒」などもいただいて、どれも美味しいんだけど「福の花」の余韻が残っていて魅力を感じないよ・・・。
蔵を案内してくれた方が「どれか美味しいのはありましたか?」と聞かれたので「ダントツに福の花が美味しかったです!」と答える。
若い女性でも、以前は大吟が売れたみたいですが、最近は大吟など派手目なお酒よりも生もとなど旨味のしっかりしたお酒を買って行かれるみたいです。時代というか、食の変化も影響しているのかな?
もうそこからは観光客というよりは、日本酒マニアに変身して色々聞く。
福の花というお米は福岡の3社くらいが使っているらしく、「では福岡県産なのですか?」と聞くと、蔵の社員が地元で作っているみたい。
「これを使っている蔵はあっても、生もとで造っているのはうちだけでしょうね」とのこと。
もうこれは買っていきたかったので、「1升瓶で売っていますか?」と聞くと「量が取れないので4合瓶しかないんです」とのこと。
くぅ~、残念・・・。
1升瓶があったら、(先程「鶴乃江酒造」で買った1升瓶と合わせて)1升瓶2本持ってでも観光する気満々だったのに(バカ)
普段だったら中々手を出さない価格(1,800円)ですが、ここでしか買えない希少さと美味さを優先してこれを購入。あとは銘入りのお猪口も。
帰り際に仕込み水を飲み、バス停へ・・・。
美味い。
すると、うわぁ~20分後って・・・。
もうこうなりゃ歩いて移動するっ!と、1升瓶と4合瓶1本ずつ背負ってテクテク歩く。
寝不足&アルコール摂取&過積載でも観光は続きます。
蔵の正面。
蔵の横。
土蔵部分が蔵、木造の建物が書などがあった昔の母屋。
つづく。




































