表紙のこの入道雲、子どもの頃、夏になったら毎日見上げていた。気持ちよかった、何の束縛もない開放感。”All the World”でうたわれる世界は、自由で安心に満ちている。  描かれるのは建物の雰囲気からテキサスあたりの海岸風景。けれども、絵本に流れる空気は誰の心にも同様に、幼少期の懐かしさを誘うことだろう。子ども、家族、コミュニティの暮らしを小気味よく切り取り語るリズムが、たとえ英語であっても、人々の毎日の共通項を導き出している。  米国人受けする内容ではあるのだけど、広い世界の一部に自分も存在す ...
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