神奈川県川崎市・中原区役所の “招き猫” として区民に愛されているトラ猫 「ミーコ」が
この冬を乗り切った。
年老いた小さな命は一時、生死の境をさまよったが、地域から愛情を注がれて 「16年
目の春」 を迎えることができた。

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ミーコは、人間に例えると百歳近くになるという雌猫。
午前8時半ごろに玄関先で来庁者をお出迎えするのが日課で、その愛らしい姿が区民
に親しまれている。

この冬は、一日のほとんどを敷地内の茂みにあるお気に入りの小屋の中で過ごした。
肺炎の持病があり、かつてのように人懐っこい姿を見せることが少なくなった。

そのミーコが生死の境をさまよったのは年越しのころ。
区役所受け付けの女性職員が正月明けに、左耳の一部を裂かれて大けがを負った
ミーコを見つけた。かねてミーコの餌を狙っていた若い猫たちに襲われたらしい。

異変を知った区民らは、小屋で寝込んでいたミーコを毛布に包み、薬や携帯カイロなどを
毎日のように差し入れた。
寒さがゆるむ春先になって傷は癒え、再びお出迎えをするまでに回復した。

暖かな陽気に恵まれた日、小屋近くの柔らかな草をベッドにしてお昼寝をするミーコが
いた。
春の日差しを全身に浴びてくつろぐ姿は、地域の愛情をたっぷりと受ける姿に重なって
見える。



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