徳島県は2009年度、県動物愛護管理センターで収容している犬猫の譲渡条件を
定めた要領を初めて作った。
飼い主に適正な飼育を促し、安易な飼育放棄や繁殖放置による殺処分に歯止めを
かけるのが目的。
飼い主が見つかるまでの間、県内で活動する動物愛護団体などへの譲渡や個人の
一時預かりも可能にした。
センターでは毎月第2、第4日曜日、収容された犬猫の「飼い主をさがす会」を開催。
正しい飼い方を学ぶ講習会の受講を条件に、希望者に譲渡している。
要領では、新たな飼い主に対し、譲渡日から半年後に飼育状況のアンケートを行う
とともに、不妊・去勢手術をしたことを証明する報告書の提出を義務付けた。
飼育状況に問題がある場合は、センターが立ち入り調査して飼い主に改善を指導
する。65歳以上の飼い主には、飼育できなくなった場合に備え、家族ら次の飼い主
が決まっていることを条件に加えた。
このほか 「さがす会」 以外の譲渡機会を増やすため、希望者を募って犬は30日、
猫は3カ月を期限に一時保管してもらう。
保管期限を過ぎた場合は、飼い主として続けて飼育するか、センターに返す。
県によると、2007年度に県内で殺処分された犬猫は計6,017匹で、人口一万人
当たりの処分数は全国ワースト4位。
2008年度は2月末現在、犬猫合わせて4,896匹に上っている。
県は2008年度からの10年間で、処分数を10分の1に減らす目標を掲げている。
県生活衛生課は 「動物愛護団体や市町村と連携し、飼い主のモラル向上や意識
啓発に努めたい」 としている。
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