「くま」
「ろんぼ」や「りん」にくらべると
格段に登場回数のすくない「くま」
ねこもりやにとって
はじめて一対一の対等な関係で付き合うことのできた犬。
なのに、こうやって書くことに少しためらいのような
うしろめたさのような・・・
なにかこころにひっかかって書けないでいた。
ひっかかっているもの。
それは
まぎれもなく
懺悔の思い。
自分のしたことに対する懺悔。
ねこもりやの気まぐれ?で実家からもらわれてきた「くま」は
楽しいときも辛いときもずっとずっと
そばにいてくれた。
ねこもりやのこころがものすごく荒んでいた頃(主には家庭の不和など)。
ぶつける拠り所をもたないねこもりやは
「くま」にあたった。
「くま」が悪くはないのに「くま」を足蹴にした。
いう事をきかないと言いがかりをつけ
「くまなんかいらん!あっちいけ!!」と言った。
それでも
「くま」は
「くま」がわるいんじゃないのに
申し訳なさそうな顔をしてねこもりやのそばにいた。
それなのに
「くまなんか大嫌い!」と
思ってもないのに八つ当たりした。
仕事の都合や住まいの都合で
実家に預けてめったに会いにいかないのに
決して、ねこもりやを忘れたりしなかった。
仕事にかまけて
「くま」の身体の変調に気づいていながら
なかなか医者にもつれていかず
末期癌だと診断されるまで
「痛みは相当あったはず」なのに
なにも言わず我慢した「くま」
散歩もままならなくなって
それをいいことに大好きな外に連れ出すこともせず
ようやっとヒョコヒョコ歩けるような身体のはずなのに
ふといなくなった「くま」を
いつもの「お散歩コース」で見つけたときに
はじめて
散歩したかったんだと気づく愚かさ。
最後の日。
なんとなく様子が気になって
仕事の途中で家に寄ったねこもりやを
じっと
目だけで追いかけていた「くま」
ごめんね。
ごめんね。
「くま」
ごめんね。
許してください。
きっと、「くま」はとうに許してくれていて
本当にゆるしてないのは
ねこもりや自身のこころなんだろうけど
やっと、こうやって
正直に書けた。
これから、すこしづつ
自分を許していこうと思います。
そしていつか
虹の橋で「くま」に出会えた時には
「ありがとう」って言いたい。
「くま」
「くま」はねこもりやの「ばあちゃん」だったんだよね。
大好きだった「ばあちゃん」だったんだよね。
ばあちゃんにも
虹の橋であえるよね。
もうすぐ、「くま」が風になって
三回目の秋が来ます。
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