最近ではパソコンを介してですけど、魔法が使えるようになってきた…かもしれません。



 さて、今回は2004年に公開されました「ハウルの動く城」です。



 この作品の原作は、イギリスのファンタジー作家、ダイアナ・ウィン・ジョーンズさんの作品「魔法使いハウルと火の悪魔」を少し変更したものです。アニメ用に焼き直したものとして、この作品はあり、その事については作家自らが絶賛しているとの話です。
 
スタジオジブリといえば、世界でも有名なアニメ制作会社です。その作品と言えば、原作がないものが圧倒的でありまして、この作品も実に15年ぶりの原作付きであるそうなのです。
 
この作品における一番の謎は、魔法そのものでしょう。
 
一つの技術として確立している割には、その描写がそれほど多くはありません。ですが、それが使われた影響を見る事はしっかり出来るわけです。魔法を使っているというよりも、魔法を仕込んでいた道具を使っているとした方がしっくり来るのかもしれません。
 
そうした中で、荒地の魔女がソフィーにかけたという呪いも、どうしたものであるのかという明確な理由は話されていません。
 
ソフィーにかけられた呪い(魔法)は、老婆になってしまうというものでした。ですが、その作中においては、ソフィーの年齢が戻っていく描写が度々見られます。それもソフィーの心境と同調するかのように。
元々、ソフィーは人にどう見られるのか、どう接して良いのかがわからない少女であったのではないのかと思うわけです。そのために、自分と言うものの中に入り込んでしまった。自分はこうであると意固地になってしまった。それは少なくとも少女の心ではないと思うわけです。
 
呪いを受けた後のソフィーは、老婆でいる事に安らぎをも感じているようです。それは一種の変身願望のようなものであったのかもしれません。
 
ですが、それはやはり本心ではなかったと言う事が、映画の最後の方ではありありと出ています。老婆に戻る事がなかったのです。と言っても、それが呪いを解いたという事でもないのかもしれません。
ハウルと恋人になったのでしょうけど、きっと、喧嘩するたびに親(というより祖母)のような気持ちで怒るのかもしれません。そうしたら、あの姿に戻ってしまう…かもしれませんね。
 
一方のハウルもソフィーと似た存在であったと言えます。自分の見た目を気にし、臆病である自分を隠していた。偽名を多く使うのもその現われではないのでしょうか。
自分の正体は自分だけが知っていれば良い。その力も自分のためにあれば良い。人との関わりを煩わしく思い、それでも人と関わって生きていかなければならない。
 
彼にとって、「美女の心臓を食う」という批判でさえ、もしかすれば煩わしく同時に嬉しく思っていたのかもしれません。
 
 
思うに、この作品は人との係わり合いがテーマであるように思えてならないわけです。どれだけ大勢の登場人物がいようとも、人との係わり合いよりも別のことをテーマにする作品は多く存在します。
しかし、ファンタジー作品でありながらも、ファンタジー要素よりも、人との係わり合い…日常的な物語であった事が、例えばそれまでのジブリ作品を見ていた方でアクション性を求めている方には物足りなかったのではないのでしょうか。
 
互いに同じように自分を偽っていたハウルとソフィー。だからこそ、信頼以上の愛情、掛け値なしの友情が物語をまとめてくれたのではないのかと思うわけです。
そんな事あるわけないじゃない…と思っているのなら、それは彼らと同じ呪いにかかっているのかもしれませんね。



 魔法…あったら楽しい半分、大変半分という感じでしょうか。ゲームなどではそういうのが体験できるわけですが、3Dと言っても、それはあくまで画面の中での話。実際に自分がその画面に入り込んで実体験できるという所までは、流石に実現できていないのが現状です。
 
しかし、もしかしたらそれが画面の中…かもしれませんけど、色々な器具を使って仮想体験できるかもしれない。そんな妄想に取り付かれそうな技術が実現しました。
 
ARToolKitがそれです。
 
実際に、これはもうかなり前に発表されていて、ニコニコ動画ではそれを利用した作品が多く出ているわけです。で、これはあくまでパソコン画面ないにおいて、カメラで撮影された映像を表示しに、そこにあるマークに反応して、それに関連した映像をインポーズするわけです。動きのある画像もインポーズできるのですから優れものです。
 
ニコニコ動画ではリリカルなのはに登場するベルカ式の魔方陣が展開する様子などの動画がアップされている状況となっているのですが、これをどうにかしてゲームとして実現できないものかなぁと思ってしまうわけです。
 
例えば、プレイする人は小部屋に入って、そこでゴーグルを装着する。そのゴーグルは半透明になっており、壁面にある画面と、自分の手に持つカード、そしてゴーグルに映る画像が同時に見られるようになっている。部屋の中には、机が置いてあり、その机にカードを出す事によって出て来る敵や対戦プレイヤーと戦う事ができる。
 
一番の話題は、そのカード。机の上に出す事によって、マーク上にアイテムや召喚されたモンスターが出てくる。それがプレイヤーの指示通りに戦うという…感じのものです。
 
カードバトルの雰囲気と言う感じでしょうか。今、ゲームセンターにおいているカードを利用した業務用ゲームの一つと言っても問題ありません。
 
机があり、そこにカードを置くシステムというのは、不正を防ぐためです。要するに自前のカードでズルをしようとさせないためと言った方がいいのかも。少し雰囲気は違いますけど、業務用ゲームでこうしたゲームの中に入れるシステムを作ることが出来れば、ポケモントレーナーにだってなれるかもしれません。
 
開発にどれぐらいかかるのか…それは考えたくありませんけど、ユーザーの勝手な妄想と願望として、どこかで基本となる筐体を作ってもらえないものかなぁと思ったりするのです。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

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