以前にも記載しておりますが、この記事の大元であるレビューは一ヶ月前より準備をしております。
 
まるで狙ったかのような時事ネタですが、今回は釣りという関係で、あの話題をば。




 さて、今回は1973年より週間少年マガジンに連載されました「釣りキチ三平」です。



 サンペイサンペイと書いて三平三平(みひらさんぺい)は大変な釣り好きで、魚に関わるものには何でも首を突っ込みたがる少年です。そんな彼が兄と慕っている鮎川魚紳は三平を連れて各地へと釣りの旅を行います。しかしそれにはある目的がありました。
 
三平が始めての海釣りを体験したその場所で、三平は魚紳のある秘密を知ります。それは魚紳が子供の頃に、父親に連れられて来ていた夜釣りで、その日成果もなく焦る父親の行動によって、片目を失ってしまった事。そして、そんな自分を両親が見て気に病むことのないように、自ら家を出て風来坊のような釣り行脚を続けていること。
 
しかし、三平たちが宿に泊まっている夜。昼間に不良たちに絡まれ、サングラスを割っていた魚紳は、それを直しに町へと向かっていました。その帰りに昼間の不良に再び絡まれてしまいますが、そのことを三平は知りません。
そこに一台の車が…。
 
それは、魚紳の両親の車でありました。
 
少し遅れて返って来る魚紳。それはいきなりの対面であったのでしょう。まるで季節が一気に流れるように、また、それまでの想いが走馬灯のように流れていきます。
魚紳の両親は、魚紳より罵倒される事を覚悟の上で会いにきたのです。しかし、魚紳はむしろ自分の親不孝をわび、そして双方にあったわだかまりを消し去りました。
 
その様子に三平は嬉しい反面、悲しくなったのです。
 
それは三平の生い立ちにも関係のある話でした。彼は祖父である三平一平と二人で住んでいるのですが、出稼ぎに出ている父親は一向に帰ってこず、また、三平の兄である一は三平の生まれる前に溜池で水死。その事を気に病んでいた母は、三平の出産後すぐに亡くなってしまったのです。
一平は一が亡くなった溜池を埋め立てようとします。しかし、それで死んだ二人が帰ってくるはずがありません。その事に気付いた一平は三平を一のように水を怖がるのではない子供に育てる決心をします。
 
実はその頃、父である三平平は記憶喪失になっていたのです。出稼ぎの漁船に乗り込み作業中の事故によって、頭部を強打。それによって記憶喪失になってしまい、その記憶を取り戻すために釣りをしながら放浪の旅へ出ているとの事だったのです。
 
そのことを知った魚紳は、事実を知らない三平には内緒で各地を探し歩く事を決めたのです。
 
 
 
今回は昭和版を中心に紹介いたします。
 
私自身、釣りは父に連れて行ってもらった記憶しかなく、自分が好んでする事はありません。もともと、それほど魚が好きではないという事と、釣り上げた物は食べる物と教えられていたので、食べれない(捌くから始まる調理の事も含めます)自分としては、そうした事をするべきではないと思っているからなのです。
 
釣り好きでした父は、この単行本を好んで集めていました。私がこの作品に触れたのは、父が揃えていたからでもあります。
そして、小学生の頃でしたか、アニメ放送が始ります。それを見て、更に原作を読み返す。思い返せば、そんなオタクの人生が始まったきっかけでもあるのかもしれません。
 
 
とにかく、魚紳さんがカッコよくて仕方がありません。あこがれる存在であるのは間違いないわけです。時折、人間離れした動きを見せるのですが、それも一興。だからこそ、魚紳さんである!と無理矢理納得したものです。
 
しかし、一番はやはり一平爺さんでしょう。今、思い出しても、一平爺さんの亡くなった話は泣けてきます。
死んだ事を理解しつつも、決して泣く事の無かった三平が、魚紳さんが到着した途端に泣き崩れる。そんな彼を見て、魚紳も共に過ごす事を決める。
 
三平と魚紳は他人ですが、心の兄弟であるそのくだりは、涙なくしてみる事はできません。
 
 
それと同じ様に好きなのは、釧路湿原のイトウの話です。
その時に出てきた、谷地坊主はいい味を出していました。怪力の大男でありながら、細やかな神経の持ち主。人見知りで強面のスキンヘッド。しかし三平はすぐに打ち解けてしまった。
これこそ、三平というキャラの魅力を十分に発揮している話ではないかと思うわけです。
 
 
実はこの釣りキチ三平は終了していない作品です。
 
今では平成版として何作か発表されているはずですが、これはつまりキャラクターは物語の中で生き続けているという証でもあるわけです。小突かれれば痛みも感じる、血の通ったキャラクター。
つまり、その世界において一生懸命であるのは、何も私たちの世界だけではないという事なのかもしれませんね。




 私自身、それほど率先して魚類を食べる方ではありませんが、それでも、地元で食べる魚や貝のおいしさは知っているわけです。今日はそんな話から日本の食糧事情について思うことをば。
 
 
イカを始めとした十二の漁協におけるストライキは、海鮮国でもある日本にとって大きな痛手であるのは間違いない話なのです。その原因は原油の高騰。未だ収まりのつかない原油高によって、漁に出れば出るほど赤字になるという状況になっているそうです。
 
さて、最近と言いましても、もうどれぐらいになるのでしょうか。バイキング形式のレストランから始り、今では回転寿司が大変な人気となっております。インターホンでの注文からタッチパネルへの注文方式へと変わり、益々、自分の好きな状況で頼む事が出来るようになったわけですが、その安い価格を維持するためには、輸入に頼っている状況があるわけです。
 
ところが、ストライキの話は何も日本が始りというわけではありません。海外では、日本と比べるまでもないほどの凄まじいストライキに突入しているわけです。
投石から火炎瓶まで。それは暴動としてもおかしくはない状況なのだとか。シュプレヒコールだけを挙げている場合ではない!というのが本音なのでしょう。
 
だからと言って、そうした状況ではない日本は、それほどではないのか…逆です。日本はそれ以上の問題があると言っても言いすぎではありません。
 
 
BSEや農薬など、輸入食材には様々な問題があります。ですが、家庭で作る料理にしても、完全に国内で賄う事は日本では不可能な話です。それはインスタントだけではなく、調味料にしても同じ事が言えるのです。
これだけ食品問題がありながら、何故日本産の物が使えないのか…いいえ、使えないのではなく、使うことが出来ないのです。
 
一つは、食材量の調達という物理的な面があります。
今、報道でも言われている事ですが、日本の自給率は30%付近です。これは他の先進国と比べ、驚くほど少ない数字です。それでも減反政策をし、更に米を輸入しているのですから、どういう事なのかと問いただしてみたくなるわけです。ですが、この自給率はある意味、完全失業率と同じ様な言葉のマジックが含まれています。何故なら、全ての食材において、日本が消費する食材との割合が自給率であるのですから、決して、一つ一つの食材ごとを見た数字ではないという事なのです。
言い換えれば、30%という自給率の中には、どういう食材があるのかは一見して見えてこないという事になります。
 
これ、当たり前のようですが、大事な話なのです。
 
油を使いたくても、油がない。醤油や豆腐にしてもそうです、大豆がなければ意味がありません。それどころか、塩はどうでしょうか。肉にしても、外食産業においては必須ですよね。それを国内で賄いきれるのでしょうか。小麦・大麦など言うに及ばず。パンやケーキ、パスタ、うどん…つまり小麦粉や一日の楽しみであるビールや発泡酒も生産できるはずがないわけです。
 
これらの殆ど…100%に近い数字が輸入に頼っているのが現状なのです。
 
そして二つ目。これは価格です。
輸入食品、これは確かに安いものです。それだけ大量生産していますから、コスト面でも調整することが可能なのでしょう。対して、その代わりに日本ではブランド食品に力を入れてきています。多少高くてもおいしい食材を提供しているわけです。
となれば、輸入がなくなればそれだけ高い商品を買わなくては、今までのような食事は到底できるものではなくなるわけです。
 
では、単純に安くすればいいのでしょうか。答えは明白です。今回のようなストライキが起こるようになるわけです。
何故なら、その生産のために使うエネルギーの大半も輸入で頼っているのですよ。原油などは国外で決まってくる価格が、直接影響するのですから、政治力に期待したいものですが…期待できますか?
 
酪農に関しても、バイオエタノールの関係で、飼料用のとうもろこしが高騰している状況もあります。更には、オーストラリアの大干ばつもまるで後押しする形で状況は悪くなっているわけです。
 
 
日本においての生産で、やはり譲れないのは米です。
小麦粉の代わりに米粉、バイオエタノール用の米の開発など、日本の土壌にあった米の生産を促していく事こそ、政府が行うべき最初の行動でしょう。減反政策などもってのほか。むしろ、食料用の米がダメであるのなら、加工用の米の生産を促し、それを国が買い、企業が加工して国内外に販売するシステムを一刻も早く確立させるべきです。
 
食用・飼料用・加工食品用・燃料用。日本独自の技術力を結集し、今こそ、日本の米は万能にして世界一!という所を見せて欲しいと思うわけです。
 
 
 
…個人的には白米大好きです。米はネー本当に美味しいですよ。もうねー、卵賭けご飯とか最高。玄米とか五穀米とか色々言われていますけど、その前に日本の白米を消費しましょう。それが結果的に、自分の台所を救うきっかけになるんです。
日本人なら米食えー!米!肉に魚に野菜に、カレーにキムチに納豆に、握って炒めて混ぜ合わせる!こんな万能な食材を楽しまずして何が日本の食文化かーーーー!今日もおいしいご飯をアリガトウゴザイマス。あー、おいしいご飯で幸せ。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

■GOOD JOB!
この記事よいネ!クリック!→