最近、海外でのリメイクが多いジャパニメーション作品。当然、特撮もその中に入るわけですけど、基本的に日本とアメリカではその作り方が異なるようで、リメイクされる中でも驚きが多いのが特徴です。
さて、今回は1986~1987年に放送されました「時空戦士スピルバン」です。
そして、12年。グランナスカが目指したのは太陽系第三惑星地球。
その豊かな水を狙って来たのは、ワーラー帝国。ここに、スピルバンとダイアナの復讐が始まった。
前作、巨獣特捜ジャスピオンに続くメタルヒーロー五部作の最後として登場したのが、このスピルバンです。
基本的には宇宙刑事三部作と同じ構成を行い、ジャスピオンのように刑事ものではないにせよ、そのパターンは同じという作りになっています。
また、登場人物も集大成にふさわしく、歌と劇中に出てくるスピルバンの父親に水木一郎氏、スピルバンの姉に宇宙刑事シャリバンで女刑事役のアニーを熱演した森永奈緒美さん、敵役にして女王パンドラには、特撮の女王である曽我町子さん。そして主人公であるスピルバンには宇宙刑事シャリバンのシャリバンこと伊賀電、巨獣特捜ジャスピオンではブーメランを演じた渡洋史氏を起用。
物語は基本的に勧善懲悪ではあるのですが、その中に家族愛を入れる事でそれまでの作品との差別化を図ろうとしていました。
スピルバンの父であるベン博士がワーラーにさらわれて、洗脳・改造されたのが、ドクターバイオというワーラー帝国のバイオ軍団を率いる幹部であったり、また、姉であるヘレンにも強制的に変身し、悪の戦士ヘルバイラになるように手術をされていたり、そしてそのことを知ったスピルバンの葛藤や、救おうとする努力など、今までのように単純に拘束されたりしていない事によるスピルバンの葛藤が描かれていたわけです。
また、時間という概念もつかった話も後半には良く出てきます。
例えば、ワーラーの子孫(スピルバンによってなくなった帝国から生き延び、細々と、何故か23世紀の東京で生き延びていた)を呼び寄せ幹部にしたり、何より、最終回で地球が実は…というまるでバルディオスのような話であったりと何でも有り!と言わんばかりの状況が作り出されていました。
これまでの作品では、いわゆるヒロイン(女性パートナー)は変身まではしましたが、彼女自身がスーツを着て戦うと言う事はありませんでしたが、この作品ではダイアナもスピルバンと同じ様に結晶(ハイテククリスタルスーツをまとう事)し、ダイアナレディとして戦います。しかも、後々、救い出したヘレンも同じ様に結晶し、ヘレンレディとして一緒に戦うのです。
そう、それまで一人であったのがいきなり三人にまで増えた、稀有な作品でもあるわけです。
しかしながら、最後の必殺技というのは、あくまでスピルバン一人のもの。それがツインブレードをつかった、アークインパルス。ワーラー帝国の雑兵キンクロンが数体出てきた際にも、それを一気にけちらし、敵に止めの一撃を加える演出が成された時もあったのですが、その格好良さは、今までのメタルヒーローの中では群を抜いています。
一応、ここでメタルヒーロー(同じ様な作風という意味で)は終了するわけですが、その後、仮面ライダーやウルトラマンに属さない東映特撮ヒーロー作品はこのカテゴリーに含まれていくことになるわけです。場合によってはそれが例えロボットであったとしても…なのですが、単純にそれ単体の作品カテゴリーでも良いような気がしなくもないのですよね。
とある映画を見に行った時、その特報で「SPEED RACER」が流れていました。原題は「マッハGOGOGO」です。
マッハGOGOGOは、デジタル加工され、日本人である主人公がアメリカ人として放送された作品であります。日本ではそういうことはまずありえませんが、アメリカでは日本の作品を放送する際であっても、加工する場合があります。
あくまで正義の人はアメリカ人でなければならないわけですね。最近では契約の関係でそういう事も少なくなったようですけど(漫画の方ではまだまだありますけが…)
同じ様に、日本では単体で戦うヒーローをアメリカではあまり好みません。スパイダーマンのように単体のヒーローもいるじゃないかと思われるのでしょうが、スパイダーマンも決してその世界を一人で守っているわけではないのです。
基本的にアメリカンヒーローというのは、正義の味方が多数で広いアメリカを守っているとするのが正しいわけです。
そうなりますと、放送し終わった特撮のスーツや映像素材を貸し与える場合、不思議な現象が起きます。
まず、単体ヒーロー同士が仲間を組み始めるのです。今回レビューしているスピルバンも、まったく世界観の関係ないメタルダーと一緒に登場する事になります。VR TROOPERSがそうです。しかも、変身ヒーロー物なので、超人機=アンドロイドであるメタルダーまで強化服という設定になってしまうわけです。
もう一つ、面白い状況としては、内容がこなれてくると必ずパワーアップを果たすと言う事です。身体を鍛えるもしくは何かを装備するというわけですが、大抵は後者である場合が多いのです。
その一番の理由は玩具展開のためなのですが、こうしたパワーアップはそれ単体で発売される事が多く、既に前のバージョンを持っていたとしても、それに組み合わせるという、「二つの玩具があれば表現できるよ」というものではなく、「ほら、新しい方が強いよ」という売り方になるのです。
これでも売れてしまうのですから、日本とは土壌が違うと言う事なんでしょうね。
これまで長く続いている戦隊物のリメイク作品(もうすでにオリジナルと言っても良い出来ですが)「パワーレンジャー」は、かなりこなされており、まだまだ勢いが続いていく様子です。
CSでも見る機会がありますので、見ていますが、アメリカンコミックヒーローのような様子になってきたと思えますし、そろそろ、オリジナルのスーツでも出てくるのかもと期待できるようにもなってきました。
そうなると、日本&アメリカオリジナルの戦隊ムービーなどが作成できるようになるわけで、楽しみが増えていくなぁと勝手に思っているわけです。
最近の情報では「仮面ライダー龍騎」がリメイクされるらしいのですが、やはりそこはアメリカ。あのライダーバトルを行うのではなく、協力して敵を倒すという作品に仕上げるようです。恐らくはそれぞれのライダーは全く互いを認識していない、マーブルヒーローズのような関係ではないかと。
当然、ライダーになれば、その情報(もしくは感覚)で理解出来て、共闘するようになる。その間にはそれぞれの人間ドラマがあって…となるのではないかなと。
日本ではなかった戦闘員が出てくるわけですし、それは向こうのオリジナルになるわけですよね。
兎にも角にも、日本では少なくなってしまった勧善懲悪を良くも悪くも続けているアメリカンヒーローというのは、ある意味、本当に子供が楽しむためのエンターテインメントを追求していると言えるわけですね。
なんだかんだとリアリティを追求する方向性を日本は、何か斜になりすぎて考えているのではないのかと思ってしまうのです。
そんなこんなで本日はここまで。
さて、今回は1986~1987年に放送されました「時空戦士スピルバン」です。

そして、12年。グランナスカが目指したのは太陽系第三惑星地球。
その豊かな水を狙って来たのは、ワーラー帝国。ここに、スピルバンとダイアナの復讐が始まった。
前作、巨獣特捜ジャスピオンに続くメタルヒーロー五部作の最後として登場したのが、このスピルバンです。
基本的には宇宙刑事三部作と同じ構成を行い、ジャスピオンのように刑事ものではないにせよ、そのパターンは同じという作りになっています。
また、登場人物も集大成にふさわしく、歌と劇中に出てくるスピルバンの父親に水木一郎氏、スピルバンの姉に宇宙刑事シャリバンで女刑事役のアニーを熱演した森永奈緒美さん、敵役にして女王パンドラには、特撮の女王である曽我町子さん。そして主人公であるスピルバンには宇宙刑事シャリバンのシャリバンこと伊賀電、巨獣特捜ジャスピオンではブーメランを演じた渡洋史氏を起用。
物語は基本的に勧善懲悪ではあるのですが、その中に家族愛を入れる事でそれまでの作品との差別化を図ろうとしていました。
スピルバンの父であるベン博士がワーラーにさらわれて、洗脳・改造されたのが、ドクターバイオというワーラー帝国のバイオ軍団を率いる幹部であったり、また、姉であるヘレンにも強制的に変身し、悪の戦士ヘルバイラになるように手術をされていたり、そしてそのことを知ったスピルバンの葛藤や、救おうとする努力など、今までのように単純に拘束されたりしていない事によるスピルバンの葛藤が描かれていたわけです。
また、時間という概念もつかった話も後半には良く出てきます。
例えば、ワーラーの子孫(スピルバンによってなくなった帝国から生き延び、細々と、何故か23世紀の東京で生き延びていた)を呼び寄せ幹部にしたり、何より、最終回で地球が実は…というまるでバルディオスのような話であったりと何でも有り!と言わんばかりの状況が作り出されていました。
これまでの作品では、いわゆるヒロイン(女性パートナー)は変身まではしましたが、彼女自身がスーツを着て戦うと言う事はありませんでしたが、この作品ではダイアナもスピルバンと同じ様に結晶(ハイテククリスタルスーツをまとう事)し、ダイアナレディとして戦います。しかも、後々、救い出したヘレンも同じ様に結晶し、ヘレンレディとして一緒に戦うのです。
そう、それまで一人であったのがいきなり三人にまで増えた、稀有な作品でもあるわけです。
しかしながら、最後の必殺技というのは、あくまでスピルバン一人のもの。それがツインブレードをつかった、アークインパルス。ワーラー帝国の雑兵キンクロンが数体出てきた際にも、それを一気にけちらし、敵に止めの一撃を加える演出が成された時もあったのですが、その格好良さは、今までのメタルヒーローの中では群を抜いています。
一応、ここでメタルヒーロー(同じ様な作風という意味で)は終了するわけですが、その後、仮面ライダーやウルトラマンに属さない東映特撮ヒーロー作品はこのカテゴリーに含まれていくことになるわけです。場合によってはそれが例えロボットであったとしても…なのですが、単純にそれ単体の作品カテゴリーでも良いような気がしなくもないのですよね。
とある映画を見に行った時、その特報で「SPEED RACER」が流れていました。原題は「マッハGOGOGO」です。
マッハGOGOGOは、デジタル加工され、日本人である主人公がアメリカ人として放送された作品であります。日本ではそういうことはまずありえませんが、アメリカでは日本の作品を放送する際であっても、加工する場合があります。
あくまで正義の人はアメリカ人でなければならないわけですね。最近では契約の関係でそういう事も少なくなったようですけど(漫画の方ではまだまだありますけが…)
同じ様に、日本では単体で戦うヒーローをアメリカではあまり好みません。スパイダーマンのように単体のヒーローもいるじゃないかと思われるのでしょうが、スパイダーマンも決してその世界を一人で守っているわけではないのです。
基本的にアメリカンヒーローというのは、正義の味方が多数で広いアメリカを守っているとするのが正しいわけです。
そうなりますと、放送し終わった特撮のスーツや映像素材を貸し与える場合、不思議な現象が起きます。
まず、単体ヒーロー同士が仲間を組み始めるのです。今回レビューしているスピルバンも、まったく世界観の関係ないメタルダーと一緒に登場する事になります。VR TROOPERSがそうです。しかも、変身ヒーロー物なので、超人機=アンドロイドであるメタルダーまで強化服という設定になってしまうわけです。
もう一つ、面白い状況としては、内容がこなれてくると必ずパワーアップを果たすと言う事です。身体を鍛えるもしくは何かを装備するというわけですが、大抵は後者である場合が多いのです。
その一番の理由は玩具展開のためなのですが、こうしたパワーアップはそれ単体で発売される事が多く、既に前のバージョンを持っていたとしても、それに組み合わせるという、「二つの玩具があれば表現できるよ」というものではなく、「ほら、新しい方が強いよ」という売り方になるのです。
これでも売れてしまうのですから、日本とは土壌が違うと言う事なんでしょうね。
これまで長く続いている戦隊物のリメイク作品(もうすでにオリジナルと言っても良い出来ですが)「パワーレンジャー」は、かなりこなされており、まだまだ勢いが続いていく様子です。
CSでも見る機会がありますので、見ていますが、アメリカンコミックヒーローのような様子になってきたと思えますし、そろそろ、オリジナルのスーツでも出てくるのかもと期待できるようにもなってきました。
そうなると、日本&アメリカオリジナルの戦隊ムービーなどが作成できるようになるわけで、楽しみが増えていくなぁと勝手に思っているわけです。
最近の情報では「仮面ライダー龍騎」がリメイクされるらしいのですが、やはりそこはアメリカ。あのライダーバトルを行うのではなく、協力して敵を倒すという作品に仕上げるようです。恐らくはそれぞれのライダーは全く互いを認識していない、マーブルヒーローズのような関係ではないかと。
当然、ライダーになれば、その情報(もしくは感覚)で理解出来て、共闘するようになる。その間にはそれぞれの人間ドラマがあって…となるのではないかなと。
日本ではなかった戦闘員が出てくるわけですし、それは向こうのオリジナルになるわけですよね。
兎にも角にも、日本では少なくなってしまった勧善懲悪を良くも悪くも続けているアメリカンヒーローというのは、ある意味、本当に子供が楽しむためのエンターテインメントを追求していると言えるわけですね。
なんだかんだとリアリティを追求する方向性を日本は、何か斜になりすぎて考えているのではないのかと思ってしまうのです。
そんなこんなで本日はここまで。


