元々が勝手な思想の元に出来た国…なのかもしれません。
 
彼の国は彼らが来る前にあり、そこには人が生活をしていたわけですから。思い出すのは、西部劇。しかも、白黒映画の中で正義と悪をどう分けていたのでしょう。アウトローが出てくる以前のお話なんですけどね。
 
本当にそれって、正しい見方なんでしょうかね。



 さて、今回は1998~2004年にヤングマガジンアッパーズ、および週刊ヤングマガジンで連載されました「RED」です。

スーの一部族ウィシャの少年ティヨーレは、その生まれつきの白髪という部族の中でも目立つ存在であった。白人との戦いで大人の男性が少なくなり、ティヨーレが村長となった9歳の時、ウィシャはインディアン居住区へ移動の最中に訪れたホワイトリバーで惨殺されてしまう。生き残ったのは彼一人。親友であったオセオラは、彼の代わりに一族の長の羽飾りをつけていた為、殺されてしまう。
 
そして10年。マザスカに拾われた彼は、レッドと名付けられ平穏に暮らしていた。そこに巡回牧師と名乗るグレイが来るまでは。
 
彼はその手にホワイトリバーの惨劇を引き起こしたある部隊のリストを持っていた。ブルー小隊。今では国の中枢にまで食い込むほどの軍隊を組織したブルーの率いた小隊であった。
 
しかし、そのリストは当初、グレイからレッドを保護したマザスカのシルバーリングへと渡された。レッドが成人となり、その証として儀式をする当日。シルバーリングはそのリストを手渡す。そしてレッドはマザスカの禁を犯した。黒…焼けた灰の中にあった墨を手に取り、化粧を施したのだ。それは戦いに赴く戦士の化粧。囲われた場所であるとしても平穏を求めるマザスカにとって、それは最大の禁忌であった。
 
シルバーリングはレッドを居住区から追放する。それは同時に、ティヨーレ…いや、レッドにとって復讐の旅の始まりであった。
 
 
 今でもアメリカに存在するネイティブアメリカン。彼らの中には昔ながらの生活を維持しようと努力している方々もいます。しかし、その大半はやはり文明に飲み込まれていく状況であるようです。
 
こうしたアメリカの暗部を描いたマンガは今までもありました。かなり前に紹介しました「ガンドライバー」もその一つでしょう。白人全てが悪とは言いません。しかし、やはりその行動を省みないと言う問題は今尚、続けられているのかもしれません。
 
彼らは新天地に移住し、そして未開の地を開拓してきたと言います。それは本当なのでしょうか。彼らが移り住む前に、誰もいなかったのか…それは明らかな嘘であるのは明白であり、そこにいた彼らの土地を奪ったのは間違いのない事実であるわけです。
 
一つの事を成すのに、一つの事を見失い、取り返しのつかない状況となる…どれだけの過ちを、これからの世代に渡さなければならないのか。この作品はそうした事を言っているのかもしれないと思うのです。



 アメリカにおける大統領選挙は世界における一大ニュースでもあります。恐らくは、かの国を敵と見なしている国にも注目されることなのでしょう。一方で、サブプライム問題や原油価格などの先物の問題は全てアメリカ起因で起こっている事であるわけです。これを不思議と感じないのが不思議でならないわけです。
 
原油価格などがたった一つの国の動向によって左右されるというのは、如何なものかと思うのはおかしな事なのでしょうか。
 
今行っている大統領選挙にしても、確かに注目するべき事柄であるのですが、それによって湾岸戦争以降の各地に残した爪あとがなくなるわけではなく、彼の国が自国だけの政策に終始している姿は正直、見るに耐えないものがあるわけです。
 
流行の最先端を行く事や、その地に憧れを持つ事、それに問題はないのですが、しかし、その前に行うべき事…温暖化ガス削減問題や戦争の問題を見ないふりをしてまでの事ではないと思ってしまいます。むしろ、国連がその立場をもっとしっかりすべきであるという意見は意味をなさないのでしょうかね。
 
勝手に世界の警察を名乗って、問題だらけ…では、信用も信頼も出来ないと思うのですけど。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

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