2008年最初の更新となります。本年もよろしくお願いいたします。

 さて、最近よく言われるのが地球温暖化。しかし、温暖化防止だけでは地球を救う事は出来ないというのが実際の話なのだそうです。基本的には人間がいる以上、改善はしそうにないというのが今の結論である様子。しかし、私たちは確実に生きています。言い換えれば私たちの生きている意味を問われていると言う事にもなりかねません。

この先の未来、そこにあるのは絶望だけなのでしょうか。


 さて、今回は2006年に公開されました「銀色の髪のアギト」です。

 300年後の未来、地球から遠く離れた月において、森が意思を持ち地球へと降りて行く。そして、それまでの生活を桜花していた人類は森に支配され生きていく事になった。森の支配とはいわゆる生命の根幹、水を支配する事であった。もともと森はその身にそしてそれらが生きる大地に多くの水を蓄えていた。それだけではなく、土地の中に生きる生命の循環を調整していたとも言える。そうした中から大きく離れ、また蹂躙してきた人間は森にとってよき隣人ではなかったと言える。

人は森におびえながらも、その力を持って開拓し、身を寄せ合って生きていた。

そのような中にある集落の一つにアギトという少年がいた。彼は、ある理由で動けなくなった父のために、入ってはいけないとされる地下へと向かっていくが、森に見つかり水の中へと姿を隠す。しかし、その水路から昔の都市部へと辿り着いたアギトは一つのカプセルを見つける。そこにいたのは少女。

彼女の名はトゥーラ。300年前の世に生きていた人類であった。

トゥーラの覚醒は森に危機感を覚えさせる事になる。が、同時にその目覚めを待っていた人物もいた。

アギトたちのように森と共に生きる事を求めた人たちがいれば、また、それを良しとしない人たちもいる。彼らは古の世、その技術を使い、森を駆逐し「正常なる人の世」を作り上げようとした。昔を知るトゥーラは、アギトたちの生活より彼らの偉業を信じていくようになってしまう。

アギトは森から力をもらう為に森に入っていく。それはかつての父と同じように強化体…森の力を駆使できるようになり、トゥーラを取り戻すために。

だが、トゥーラには、そして彼女を待っていた人物にはある秘密があった。森はその事を知りながらアギトを選んだのだろうか。それは森を人類をどこへ向かわせるのか。今、アギトの願いが、トゥーラの思いが答えを出そうとしている。


 一昨年、映画館へ見に行ったときに、大変驚愕した映画でした。本当に勿体無いとしか言いようがない映画であったと思います。その昔、「未来少年コナン」という作品がありましたが、これこそ新世紀のコナンであると言える内容でしょう。

基本的にはコナンと同じような冒険活劇物であるわけですが、やはり映画で放映された時間枠では、どうしても説明不足があったりしたのは仕方がないのかもしれません。時間的には12話ほどのテレビシリーズが丁度良い作品ではないのかと思っています。

元来、植物には意思があり、それぞれに意思疎通を行っているというのは常識に近いものとなっています。考えてみれば、受粉するために同時に花を咲かせたり、動物を呼び寄せるために果実を実らせたりと集団で行うには何かしらのタイミングを掛け合わなければ出来るものではありません。

そうなりますと将来、直物と話が出来るようになるのかも知れません。その時、彼らがどんな意見を言うのか。もしかしたら、思いっきり詰られたりして…少し恐ろしい事かもしれませんね。


 人間は種で見れば実にしぶとい生き物ではないでしょうか。

考えてみれば、これほど自然で生きるのに不適切な生物もいないと言えます。夜目は利きませんし、可聴域も狭い。爪も牙も鋭くありませんし、何より体毛が少なく、汗腺が多いのです。これでは他の動物に対抗するどころか、身を隠す事も出来ません。何より、筋力が弱いのです。その割に体重が重いですから空を飛ぶ事も出来ませんし、かといって水の中を自由に動く事が出来るというわけでもありません。

しかし、人間は今まで生き残ってこれました、しかも、他の動植物を蹂躙し、駆逐し生活範囲を広げて繁殖して行ったのです。これは幾つかの要因があるのでしょうが、一番にいえるのは人間が狡猾な知恵を持っていたからと言えるのでしょう。

そして、人は自身の事をこう言います「万物の霊長」であると。

自分の身を飾るために毛皮を狩り、飽食を満足させるために最上の獲物を要求したのです。結果、人の周りから次々と生命は失われていきました。一度失った生命は戻ってきません。人間のその知恵を持ってしても蘇る事はないのです。もし、それに似たモノが現れたとしても、それはあくまで似たモノであると認識するべきなのでしょう。

そして今、人は言います。地球の危機であると。

この先、恐らく百年もしないうちに人は宇宙へ向かう事になるでしょう。その時、人は地球をどうするのか…いや、それよりも地球はどうなっているのか。

決して人の宇宙進出が地球を見捨てるための事業にならない事を願ってならないのです。

 そんなこんなで本日はここまで。


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