最近の政治家さんや官僚さん達の言い訳三昧。聞いていて情けないと言うよりも可愛そうに思えてなりません。何をそこまで守ろうと必死なのでしょうか。
今やテレビの時代です。もっと言えば、マスコミによって扇動されかねない時代であるわけです。先週記載したマックスヘッドルームのような世界が来ている実感があります。そこに、あの言い訳三昧です。当然、若者もその映像をしっかり見ているわけです。すると彼等はそれを真似します。それは当然でしょう。御偉い方があのような発言をすれば、それが正しい正しくないではなく使えると認識するのです。使わない手はありませんからね。
その生き様を見て、どう思うのか。それは意外に自部が考えるよりも影響のある事なのです。それを彼等は知っているのか、甚だ疑問であるわけです。
さて、今回は2006年に放送されました「コヨーテ ラグタイムショー」です。

ジョン・スミス、フレデリック・ゴンドーフ、レイ・モスキン、リチャード・フィリップス…それはただ一人の男を指し示す名前である。彼に憧れるコヨーテたちは、親愛の情を込めてミスターと呼ぶ。
宇宙を舞台に暴れまわるロマンチストなエゴイスト。それがコヨーテと呼ばれる者たち。彼等が愛するのは酒と仲間とスリル。その結果に金が付いてこれば申し分のないその日暮らしな連中であった。
そんなコヨーテの中でも伝説と言われるのが、海賊王ブルース。彼が攻略不可能とされたセントラルバンクから強奪した100億ドルが、ある惑星に残っているという噂がある。その惑星はグレイスランド。戦争末期でありながらもこう着状態。政府が決着させるための秘策として光子爆弾を撃ち込もうとしている惑星でもあった。
そんなニュースが流れるなか、交通違反でサンドウィルに服役中であったミスターを連れ出しに、仲間であるカタナ、ビショップはやってくる。同時に、ミスターを追い続ける選任捜査官のアンジェリカもサンドウィルへと降り立った。さらに、ミスターを付け狙うギルドの戦闘部隊、マダム・マルチアーノの12姉妹までもがやってくる。
刑務所内から炙り出そうと12姉妹が暴れる中、全員の眼前に不適な笑いと共に現れたミスターは、アンジェリカにある策を使うと言う。しかしそれは眼前にその姿を見つけながらも、見逃さなければならないという選択をアンジェリカに突きつけるのと同じであった。
結果、ミスターはサンドウィルより逃走。古巣である海賊亭というバーに戻っていく。そこには店を切り盛りする少女、フランカがいた。彼女こそ、海賊王ブルースの娘である。
ブルースがマルチアーノに殺された際に引き取ったミスターは店を与え、生活させていた。根っからのコヨーテであるミスターは店にいる時間も少なかったが、それでもフランカを大事に育てていた。
店に戻ったミスターたち。それを待っていたかのように、12姉妹が強襲に来る。そこで、ミスターはフランカに尋ねる。ブルースの残した遺産を見に行かないか…と。フランカも当然それは大金であろうと言う事は理解していた。しかし、それが何かは自分の目で確かめろとミスターは言う。
自分の存在をブルースの娘だから、遺産の隠し場所が記載されているだろうペンダントを持っているからを思っていたフランカ。12姉妹に強襲され、逃げ場がなくなった時、ミスターは言う。
コヨーテは家族を裏切らない…その言葉がフランカに決意をさせる。かくして、ミスターたちは光子爆弾の放たれようとしているグレイスランドへと向かっていった。
作り方がハリウッド映画の西部劇を意識した作りになっており、基本的にはオヤジを楽しむアニメです。12姉妹というゴスロリ姉ちゃんたちが出てきますが、本編自体が12話と大変短く、何かに焦点を当てなければまとめきれない状況であったのでしょう。基本的にキャラは画面外で動き回っているような感があります。
最初に新作アニメとしての情報を見た際に、オヤジが主人公という事であまり動きのない、話も縮こまった作品になるのかと思ったのですが、意外にもそうではなく、個人的には楽しめた作品でした。
ただし、話数としては12話ではなく、13話にするべきであったと思います。その一番の理由は、最終話。実にはしょり過ぎな作りになっているからです。勢いそのままに一気に終わらせたい…というよりも、その作り方からなのでしょう。どこで切って良いのか分からないのかもしれないと思うほど勢いだけで作り上げた最終話であったのです。
終わりよければ全て良し。たためない風呂敷よりも良いのですが、畳み方が大変に雑な部分、よれている部分があるのは否めません。それが残念といえば残念なのです。
実はこの話。そうは申しましても、大変においしい要素が溢れかえっているのです。言い換えれば、タイミングや費用さえあれば、続編がすぐに作れる話であるわけです。また、そのキャラ視点を何もミスターだけに絞る必要もない作りになっている作品でもあります。
テレビ版で中心となったのは、ブルースの遺産の話。なるほど、これではブルースの子であるフランカに、彼女を育てているミスターがスポットを浴びて当然です。ならば、例えば12姉妹やアンジェリカ、また、マルチアーノにスポットを当てた話を作れないかと言えば、そんな事はないのです。十分に作る事ができます。当然、その際にはミスターたちは脇役になるわけですが、それでも魅力的な話は作れる事でしょう。それほど、キャラクターに魅力がある作品でもあります。
ここら辺は作風の似ている(と言うよりも気になったはずであろう)ルパン三世、カウボーイビバップよりも自由度が高いと言えます。こう言うのも、また続編でもやってくれないかと言う期待も込めての話ですが、それも要望があれば可能な話かもしれません。
当然の如く、悪い事はいけません。しかし、悪い事をしながらも謝らないのはもっといけない事です。こんなに簡単に記載してもそれが出来ない人が日本には大勢いるようです。それは何も御偉いさんばかりではありません。
ですが、何にせよ言い訳として使う言葉は「他にもやっている人がいる」「関係ない」というものです。
何かを指摘されたとき、それが悪い事であればすぐに辞め、素直に謝罪するべきです。しかしながら、言い訳としては最も低能な言葉がまず出てくるようです。その時、自分のしていた事も責任の持てない。何とも情けない話であります。
莫迦である事に恥じるよりも、愚かである事に恥を持って欲しいものです。しかしながら、同じ愚かだとしても、愚鈍であっても仕方がない場合もあるのですが、愚劣になってはいけません。いずれ言い訳として愚劣であるから卑劣になってしまったという事でしょう。それは諦めではなく、開き直りでしかないのですから。
そんなこんなで本日はここまで。


