さて、今回は1983~1993年に発刊されました「NAMCO COMMUNITY MAGAZINE NG」です。

ナムコ(現バンダイナムコゲームス)が当初、季刊で発行していたフリーマガジン。その中身は、ナムコのアーケード(業務用)ゲームから、コンシューマ(家庭用)ゲーム。さらには、当時では珍しい独自開発のグッズ紹介。そして、直営店の店舗紹介に社員が描いた漫画の掲載がされていた。
その当時にいた、ナムコファンとの交流を目的にしたもので、しかし、予算面で決して潤沢にファンに回る冊子ではなかった。
それでも、直営店にファンを呼び込むアイテムとしては絶大な効果を発揮していたのは間違いない。
今回はフリーマガジンの紹介です。
ナムコというゲーム会社は、その黄金期において多くの固定ファンがいたゲーム会社のひとつでした。そのファン…言ってしまえばフリークと呼称しても差し支えがないかもしれません。
今では、珍しくもない独自開発のアイテムも数多く発表し、あまりにも先を行くその営業展開に他のゲーム会社はついてこれない状況であったわけです。
一方で、そうしたゲーム会社である以上の行動をするナムコに批判がなかったわけでもないのです。
ただ、こうしたゲームファンとの交流が昨今においてなくなっているのも事実。すみわけと言えば聞こえが良いのかもしれませんが、悪く言えば、ファンの声が届きにくくなった…ビジネスライクに傾倒しすぎている感があると言っても過言ではないのかもしれません。
その当時、こうしたフリーマガジンと同じようにナムコを支えた出版社に電波新聞社がありました。そこから発行されたアーケードゲームムック「ALL ABOUT NAMCO」も珍しいムック本であったといえるのでしょう。
そうした雑誌もNGが発行されていればこそのアイテムであったのかもしれません。
NGの中でも、今でも伝説的な語り草になっているのは、いくつかあるわけですが、その中でも私自身が推したいのは、やはり、漫画の存在ではないのでしょうか。
冨士宏氏の「午後の国」そして「迷廊館のチャナ」はその冊子でしか読むことできない漫画であったわけです。ちなみに、冨士宏氏はファミコン版ワルキューレの冒険のパッケージデザインを手がけているイラストレーターさんです。
あの、淡い色使いにやさしい線で表現されたワルキューレは、今でも多くのファンを虜にしています。
NG発刊中にあった大きな出来事。それは、筑波で行われた万博「EXPO'85」でしょう。そのマスコットキャラクターであるコスモ星丸のロボットを製作したのも、実はナムコであったわけです。
もともと、デパートにあった屋上遊園地の施設から営業をはじめたナムコは、そこで子供たちを楽しませるロボット開発にも力を入れていた時期があったのです。そうしたノウハウが、コスモ星丸に活かされる事になったというわけです。
ASIMOが登場するずっと前に、子供たちにそして世界の人たちに親しまれていたロボットがいた。今では家庭用ゲームを主流にしているナムコにも、そんな歴史があったのです。
と言う感じで思うところとしては「フリーマガジン」と言う事で一つ。
フリーマガジンの現在における利点は、客を呼び寄せることができるという事でしょうか。割引券によって、顧客の最初の一歩を踏み出させる効果を期待するわけです。
今回ご紹介しているNGのようなフリーマガジンには、そうした効果は期待できません。最初の一歩というよりも、すでにその一歩を踏み込んだ人向けにさらに一歩を踏み込めるような造りになっているからです。
そう、NGはあくまで固定客を増やすというよりも、ひきつけ続けていくためのアイテムとして活用されていたと言える訳です。
今、こうしたフリーマガジンが果たして効果があるのかといわれれば、それはある程度条件が決まってくるのは当然の話です。
その店もしくは商品を、長年愛用している人であれば、新しい情報はいち早く欲しいのでしょうし、また、それに連なる情報も欲しいと思います。
そうした情報提供は今、形を変えています。そう、携帯電話のメールです。
あれもフリーマガジンであるという事では違いはないのでしょう。不定期であったとしても、情報提供を求める顧客に対して、送信することができる。しかも、人数に応じてのサービス提供や新たな顧客獲得のための行動に移ることできるわけです。
動きという事を考えれば、紙媒体におけるフリーマガジンよりも、的確に情報が得られるのかもしれません。
でも、そうならば、すべてメールに切り替えれば良いのに、いまだに紙媒体におけるフリーマガジンがある理由はなんでしょうか。
思うに、それは手に取り眺めること、そのゆとりを楽しめるからではないのでしょうか。
メールになくて、紙媒体にあるもの、それは眺めるということかもしれません。
アナログであるからこその利点。それがある以上、どれだけ通信機器が進歩しようとも、紙媒体はなくなることはありえない、そんな気がします。
そんなこんなで本日はここまで。

ナムコ(現バンダイナムコゲームス)が当初、季刊で発行していたフリーマガジン。その中身は、ナムコのアーケード(業務用)ゲームから、コンシューマ(家庭用)ゲーム。さらには、当時では珍しい独自開発のグッズ紹介。そして、直営店の店舗紹介に社員が描いた漫画の掲載がされていた。
その当時にいた、ナムコファンとの交流を目的にしたもので、しかし、予算面で決して潤沢にファンに回る冊子ではなかった。
それでも、直営店にファンを呼び込むアイテムとしては絶大な効果を発揮していたのは間違いない。
今回はフリーマガジンの紹介です。
ナムコというゲーム会社は、その黄金期において多くの固定ファンがいたゲーム会社のひとつでした。そのファン…言ってしまえばフリークと呼称しても差し支えがないかもしれません。
今では、珍しくもない独自開発のアイテムも数多く発表し、あまりにも先を行くその営業展開に他のゲーム会社はついてこれない状況であったわけです。
一方で、そうしたゲーム会社である以上の行動をするナムコに批判がなかったわけでもないのです。
ただ、こうしたゲームファンとの交流が昨今においてなくなっているのも事実。すみわけと言えば聞こえが良いのかもしれませんが、悪く言えば、ファンの声が届きにくくなった…ビジネスライクに傾倒しすぎている感があると言っても過言ではないのかもしれません。
その当時、こうしたフリーマガジンと同じようにナムコを支えた出版社に電波新聞社がありました。そこから発行されたアーケードゲームムック「ALL ABOUT NAMCO」も珍しいムック本であったといえるのでしょう。
そうした雑誌もNGが発行されていればこそのアイテムであったのかもしれません。
NGの中でも、今でも伝説的な語り草になっているのは、いくつかあるわけですが、その中でも私自身が推したいのは、やはり、漫画の存在ではないのでしょうか。
冨士宏氏の「午後の国」そして「迷廊館のチャナ」はその冊子でしか読むことできない漫画であったわけです。ちなみに、冨士宏氏はファミコン版ワルキューレの冒険のパッケージデザインを手がけているイラストレーターさんです。
あの、淡い色使いにやさしい線で表現されたワルキューレは、今でも多くのファンを虜にしています。
NG発刊中にあった大きな出来事。それは、筑波で行われた万博「EXPO'85」でしょう。そのマスコットキャラクターであるコスモ星丸のロボットを製作したのも、実はナムコであったわけです。
もともと、デパートにあった屋上遊園地の施設から営業をはじめたナムコは、そこで子供たちを楽しませるロボット開発にも力を入れていた時期があったのです。そうしたノウハウが、コスモ星丸に活かされる事になったというわけです。
ASIMOが登場するずっと前に、子供たちにそして世界の人たちに親しまれていたロボットがいた。今では家庭用ゲームを主流にしているナムコにも、そんな歴史があったのです。
と言う感じで思うところとしては「フリーマガジン」と言う事で一つ。
フリーマガジンの現在における利点は、客を呼び寄せることができるという事でしょうか。割引券によって、顧客の最初の一歩を踏み出させる効果を期待するわけです。
今回ご紹介しているNGのようなフリーマガジンには、そうした効果は期待できません。最初の一歩というよりも、すでにその一歩を踏み込んだ人向けにさらに一歩を踏み込めるような造りになっているからです。
そう、NGはあくまで固定客を増やすというよりも、ひきつけ続けていくためのアイテムとして活用されていたと言える訳です。
今、こうしたフリーマガジンが果たして効果があるのかといわれれば、それはある程度条件が決まってくるのは当然の話です。
その店もしくは商品を、長年愛用している人であれば、新しい情報はいち早く欲しいのでしょうし、また、それに連なる情報も欲しいと思います。
そうした情報提供は今、形を変えています。そう、携帯電話のメールです。
あれもフリーマガジンであるという事では違いはないのでしょう。不定期であったとしても、情報提供を求める顧客に対して、送信することができる。しかも、人数に応じてのサービス提供や新たな顧客獲得のための行動に移ることできるわけです。
動きという事を考えれば、紙媒体におけるフリーマガジンよりも、的確に情報が得られるのかもしれません。
でも、そうならば、すべてメールに切り替えれば良いのに、いまだに紙媒体におけるフリーマガジンがある理由はなんでしょうか。
思うに、それは手に取り眺めること、そのゆとりを楽しめるからではないのでしょうか。
メールになくて、紙媒体にあるもの、それは眺めるということかもしれません。
アナログであるからこその利点。それがある以上、どれだけ通信機器が進歩しようとも、紙媒体はなくなることはありえない、そんな気がします。
そんなこんなで本日はここまで。


