人の泣かせ方にも様々ありますが、最近のあの系統のニュースでは泣く事も出来ないことでしょう。



 さて、今回は1985年に放送されました「兄弟拳バイクロッサー」です。



 子供の泣き声を聞くと口からダイヤモンドを吐き出す魔神ゴーラ。それを手に入れたドクターQはどうにかして子供の泣き声を手に入れようと、怪人たちを繰り出してくる。
それを防ごうと銀河系の守護神ペガサスは、水野兄弟に超能力とスーパーメカを与える。そしてバイクロッサーとして戦い、子供たちを魔の手から守るようにと託した。
 
兄である拳、そして弟の銀次郎は、バイクロッサーケン、そしてバイクロッサーギンとしてドクターQの世界制服の野望と戦い、子供たちを守っていく。
 
 
子供の泣き声を聞かせればダイヤモンドを吐き出す…なんとも凄い設定です。しかし、これが実際の子供たちへの親近感になる…はずでした。実際には、そうでもなかったようです。
 
オーソドックスな特撮ではあったのですが、その当時の玩具の売れ行きは低迷していたのは事実。こうしたオリジナル(つまりは、仮面ライダーやウルトラマンなどのネームバリューのない作品)に関しては、売上げ不振につき、打ち切りが当然のように行われていました。
特撮は一年間行うのが当然の世の中であったからなのですが、それだけ製作者サイドにも販促関係にもプレッシャーであったのは間違いない話でしょう。
 
出来る限り低予算で。しかしこれは、その当時にだけあった話ではなく、東映の特撮作品には共通の命題であったと言っても過言ではありません。そのために、スークアクターの身体を張った演技が、作品に大きく関わっていたわけで、今のようにCGを簡単に使うのではなく、映像テクニックと合わせて肉体で表現する時代であったとも言えるのです。
 
この作品、意外に知られている部分としてOP・EDが取り上げられるのではないのでしょうか。
何故なら、その歌を歌っている人こそ、あの水戸黄門でうっかり八兵衛役として有名な高橋元太郎さんなのです。実に良い声で歌っていらっしゃるのですが、ソレもそのはず、元々からして歌手だったのです。役者はその後の話。そして、忘れていけないのは、ソロ活動における有名なアニメのOP、「マッハGoGoGo」を歌っている方でもあるという事です。
 
 
実はこの作品で最も好きなのは、バイクロッサーの必殺技、ブレイザーカノンを撃つくだりです。これが一番の見せ場であると個人的には思っています。
 
ブレイザーカノンはギンの乗るギンクロンというバイクから発射される太陽光エネルギーを収束させた波動砲であります。まず、お約束として、必ずケンがギンに「ブレイザーカノンだ!」と言うと、親指を立てて「OK!」と遠くに停めているギンクロンに向かってギンが走っていく所から始まります。
そして、何気にケンがジャンプし、ギンクロンが走ってくる方向に背を向け立つ。その姿をあおり加減に回り込んで映していくのがカッコヨイのです。
 
そして、ギンクロンが迫ってきて、ジャンプ!するとケンはおもむろに振り返り、なんと、ギンクロンをギン搭乗したままで肩に担いでしまうのです。
そう、ブレイザーカノン砲は、ギンクロンそのものであるのです。
 
そして「ブレイザーカノン発射準備完了!」とギンが叫び、「OK!」と言って、そこで改めて相手を確認し、そして初めて照準をセットするケン。その間、敵はボーッとしているのはお約束。
ラストは二人同時に「シューティング!」でチュドーンと敵爆破。
 
お約束というのがあるのは当然ですけど、中々強引なお約束がステキな作品であったと思うわけです。




 他人を泣かせて金品など大切なものを奪う犯罪に詐欺があります。思うに最近、犯罪として認識されていないのではないのかと思うご時勢になってまいりました。
例えば、企業の内定取り消しも言ってしまえば詐欺に近しいものではないのかと。当然、年金などは国を挙げての詐欺だと言われても仕方がない状況になっておりましたし。その火消しに躍起ですけどね。
非正規社員の大量解雇など、企業の詐欺が露呈してきた状況ではないのでしょうか。バブル自体が詐欺のようであったのを知っていながら、いざなぎ景気超えの状況でも、何の手も打ってきませんでしたし。
 
日本企業における危機意識の低さは、事ある毎に記載している話です。まぁ、こんなレビュー記載など見てくれるわけではないのですが、それでも記載せずにはいられません。
 
企業とは何ぞやと言う話ですが、勘違いしていてはいけないのが、企業が残る事が正義ではないのです。企業が雇用を養っていける事が正義なのです。その為に仕事があり、業績があるのです。
例えば、私は個人サークルをやっています。これを起業した場合、社員一人である以上は、全て私の責任になります。やめる場合にも、続ける場合にも、私に社会的責任が起こってきます。ですが、一人でも社員を獲得した場合、これは話が変わってきます。その社員の命運を握る事になるのですから。
 
まずは教育も必要でしょうし、何よりその社員に給与を払えるようにしなければなりません。それが経営者としての責任であり覚悟です。社員の数など問題ではありません。多かれ少なかれ、その社員の命運を握っているのは、間違いなく企業であるからです。
当然、正規雇用か非正規雇用か、そんな分け方に意味はないのです。
 
雇う事。これは経営者が事業を見据えて行う事でありますが、同時にそれは、その人の人生を預かる事でもあるのです。
 
 
経済は需要と供給によって賄われています。極々自然な当たり前の話です。
では、安易に雇用を切った場合、その需要がどうなるのかを考えた事があるのでしょうか。ない袖を振ることなど誰も出来ないのです。
 
貧乏人を相手にしない、それでも結構な話です。ですが、どのような形であれ、雇用すると言う事。それは経営者一人で売上げを上げる事が出来ないという事であるのです。それを忘れてはいけません。
大企業でリストラと簡単に言いますが、その大企業にしてきたのは経営者一人であるのであれば、雇用など必要ではありません。する方が間違っています。では、雇用しそれを脈々と続けてきたからこそ、大企業になった場合、経営難にしたのは誰の責任になるのでしょう。
 
誉れは経営者、非難は従業員。これで企業が賄われているのであれば、そんな企業は潰れるのが吉です。
少なくとも、そんな企業との付き合いをしようものなら、約束を守りそうにありませんからね。企業の状況によって、直前にそっぽ向くに決まっているのですから。
 
 
要するに覚悟もなく、理念もなく。人を雇う事の意味も知らずで給与を貰っているのですから、恐れ入るばかりです。
そうした企業が中核を成している以上、日本景気は必ず誰かのせいにし、そして他人任せで回復を待つだけの状況であるのは間違いない話なのでしょう。
売上げだけではなく、雇用においても経営の責任を取れない経営者など、電動の招き猫以下だと知るべきなんですけどねぇ。
 
右手で招いても金は集まらず、左手で招いても人も集まらず、結果的に両手を挙げ続けているだけ。要するにバンザイしているだけという事ですな。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

 
 
 
※こちらの記事は、以前に掲載していた記事です。しかし、スパムコメントの削除がままならない理由より、再掲載として記載いたしました。

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