さて、今回はすこし視点を変えまして、同人誌について。

今、11月。後1ヶ月もすれば、日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」の開催となります。
昨今、様々な取り上げられ方をし、ニュースでもおなじみになってきた感があります、通称コミケですが、その参加人数をご存知でしょうか。実に延べ人数で60万人近くを数えるほどになってきているそうなのです。
それもイベントの様相が変わってきたから、なのかもしれません。
まず、基本的理念として、同人誌(以後、冊子)を頒布すると言う事から即売となっています。決して商業的観点からの開催ではないというのが大前提にあるわけです。
しかし、各種経費を賄うためには、そうした理念の中にも例外を加える必要が出てきました。それが企業ブースという存在です。
今ではすっかり馴染みになりました企業ブース。しかし、当初は問題視されていた存在でもあります。ただ、言い方を変えれば、これほど冊子における認識を企業側に持っていただくのに格好な方法もありません。
いわゆる設定などを独自で考えるオリジナル冊子は別にして、既にある作品や人物を利用したパロディ冊子には、必ず付きまとう問題があります。それは著作権問題です。
ファンであるから、好きだからというのは決して理由として認められるものではなく、場合によっては企業営利の邪魔をしているという判断が成される場合もあるのです。事実、そうした事例がないわけではなく、企業の中にはこうした無許可の営業を問題視している所も皆無ではないのです。
先ほど、冊子を頒布すると記載しましたが、あくまで冊子における利益は出さないというのが、同人誌のあり様であるはずなのです。
同人とは同じ趣味を持つ者、同人誌とはその同人が互いに作り出した冊子という事になります。あくまで趣味の範囲であるというのが、見て見ぬ振りをされてきた状況の一つであったわけです。
しかしそれも形骸化となっているのが現状であり、それは今後、どのような進路を取っていくのか先は未定な部分があるのでしょう。
一つのコンテンツとして考えますと、それを巻き込むべきなのかもしれません。しかし、そうなればそれは趣味ではなく、実益になります。そうしたコンテンツの状況によって戦略も考えられるのでしょうし、戦術として冊子やアイテムが投入されていく事になるのでしょう。
企業ブースにおける限定品はまさに、こうした場所で行う商品展開の戦術の一つとなっているわけです。
逆にまったく認めないという状況になれば、三つの形が予想されます。
一つはこれまで通り見て見ぬ振りをする。一つは排除する。一つは監視する…です。
数の多さからすれば、見て見ぬ振りをするのが一番企業側としても楽なのでしょう。恐らくはこれまで通りの状況が続くのだろうと言う気がするわけです。
ただ、何かのきっかけで事が動くのは先ほども記載した通り、経験している事なのです。その動きとは訴訟です。
こうなりますと、防ぎたいのは企業全体で反対するという、いわゆる一致団結の状況です。と考えれば、企業ブースと言う存在はそうした企業の中にもこうしてうまく使っている所もあるんだよ…というメッセージにもなり得ます。だから、認めてね…というのは企業からすれば勝手な言い分なのでしょうし、それを認めてしまえばさらに混沌として冊子が出される結果になる…ジレンマですね。
正直、どうすればうまく舵取りが出来るのかを悩んでいるのが企業の状況ではないのかとも思うわけなのです。
と言う感じで思うところとしては「許可」と言う事で一つ。
先ほども記載しましたが、冊子の大半は許可を貰っていません。中には許可を得ている冊子もあるのでしょうが、それは全体からしても数パーセントもない事でしょう。
もともと、冊子自体は趣味の範囲で楽しんでいたものです。しかし、その趣味の範囲というのは何処までを言うのかが問題となっているわけです。
全てのコンテンツにおける趣味の範囲とは自分で楽しむだけという範囲であるはずです。映画にしてもアニメにしてもドラマにしても、それは同じ事でしょう。
とすれば、同人誌における頒布はその範囲を超えているのかもしれないわけです。
確かに、冊子を作るにしても無料では有りません。せめて制作費でも回収したいというのは、製作側としてはわかる理屈です。
しかしながら、そうした理屈も果たして趣味の範囲と言えるのかどうかは、難しい判断なのかもしれないわけです。
逆にその冊子における頒布許可を貰えば、話は変わってくるわけです。
公認問い事にもなりますし、利益を踏まえた上で版権料を企業に支払うわけですから、ある程度の値段設定が大切になってきます。許可を得るために審査や校正もされるのでしょうから、それは質の向上も期待できます。
しかし、それはすでに趣味の範囲を逸脱し、頒布ではなく販売=商品となっているわけです。
そうなりますと、趣味の範囲からは逸脱していますし、純粋なアマチュアであるとは言えないのかもしれないわけです。
こんな面倒なことを考えなくても、誰かが結論を出してくれるのかもしれません。
しかし、そうした場合、その結果に満足いかなかったら、それを反故に出来るのでしょうか。きっとそうではないのでしょう。
ただ、楽しむだけであるのなら、ネットで公開をする手段もあります。色々な問題ああるのでしょうが、それを一旦横に置くとして、作品を見てもらうという観点では手っ取り早い方法です。
ただし、そこに金銭が絡めば、やはり企業の利益を阻害している可能性もなきにしもあらず。本当に堂々巡りの問題であるわけです。
サークル数だけでも三千あまり存在するコミックマーケットにおいて、どこまで目を瞑っていただけるのか。それはサークルにおける表現方法もそうでしょうし、それがどれだけ企業に影響を与えているのかも関係してくるのでしょう。
それを考えますと、もしかすれば、何らかの基準を設けて申請を促す企業が出てきたとしても、おかしくはない話だと思うわけです。
そのとき、サークルがどのような対応をするのか…。
それでも他人の褌で相撲をしている以上は、文句も言えないとは思うのですけどね。上にも書きましたが、ファンであるから、作品が好きであるからと言って、許されるか否かは別問題なのですから。
そんなこんなで本日はここまで。

今、11月。後1ヶ月もすれば、日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット」の開催となります。
昨今、様々な取り上げられ方をし、ニュースでもおなじみになってきた感があります、通称コミケですが、その参加人数をご存知でしょうか。実に延べ人数で60万人近くを数えるほどになってきているそうなのです。
それもイベントの様相が変わってきたから、なのかもしれません。
まず、基本的理念として、同人誌(以後、冊子)を頒布すると言う事から即売となっています。決して商業的観点からの開催ではないというのが大前提にあるわけです。
しかし、各種経費を賄うためには、そうした理念の中にも例外を加える必要が出てきました。それが企業ブースという存在です。
今ではすっかり馴染みになりました企業ブース。しかし、当初は問題視されていた存在でもあります。ただ、言い方を変えれば、これほど冊子における認識を企業側に持っていただくのに格好な方法もありません。
いわゆる設定などを独自で考えるオリジナル冊子は別にして、既にある作品や人物を利用したパロディ冊子には、必ず付きまとう問題があります。それは著作権問題です。
ファンであるから、好きだからというのは決して理由として認められるものではなく、場合によっては企業営利の邪魔をしているという判断が成される場合もあるのです。事実、そうした事例がないわけではなく、企業の中にはこうした無許可の営業を問題視している所も皆無ではないのです。
先ほど、冊子を頒布すると記載しましたが、あくまで冊子における利益は出さないというのが、同人誌のあり様であるはずなのです。
同人とは同じ趣味を持つ者、同人誌とはその同人が互いに作り出した冊子という事になります。あくまで趣味の範囲であるというのが、見て見ぬ振りをされてきた状況の一つであったわけです。
しかしそれも形骸化となっているのが現状であり、それは今後、どのような進路を取っていくのか先は未定な部分があるのでしょう。
一つのコンテンツとして考えますと、それを巻き込むべきなのかもしれません。しかし、そうなればそれは趣味ではなく、実益になります。そうしたコンテンツの状況によって戦略も考えられるのでしょうし、戦術として冊子やアイテムが投入されていく事になるのでしょう。
企業ブースにおける限定品はまさに、こうした場所で行う商品展開の戦術の一つとなっているわけです。
逆にまったく認めないという状況になれば、三つの形が予想されます。
一つはこれまで通り見て見ぬ振りをする。一つは排除する。一つは監視する…です。
数の多さからすれば、見て見ぬ振りをするのが一番企業側としても楽なのでしょう。恐らくはこれまで通りの状況が続くのだろうと言う気がするわけです。
ただ、何かのきっかけで事が動くのは先ほども記載した通り、経験している事なのです。その動きとは訴訟です。
こうなりますと、防ぎたいのは企業全体で反対するという、いわゆる一致団結の状況です。と考えれば、企業ブースと言う存在はそうした企業の中にもこうしてうまく使っている所もあるんだよ…というメッセージにもなり得ます。だから、認めてね…というのは企業からすれば勝手な言い分なのでしょうし、それを認めてしまえばさらに混沌として冊子が出される結果になる…ジレンマですね。
正直、どうすればうまく舵取りが出来るのかを悩んでいるのが企業の状況ではないのかとも思うわけなのです。
と言う感じで思うところとしては「許可」と言う事で一つ。
先ほども記載しましたが、冊子の大半は許可を貰っていません。中には許可を得ている冊子もあるのでしょうが、それは全体からしても数パーセントもない事でしょう。
もともと、冊子自体は趣味の範囲で楽しんでいたものです。しかし、その趣味の範囲というのは何処までを言うのかが問題となっているわけです。
全てのコンテンツにおける趣味の範囲とは自分で楽しむだけという範囲であるはずです。映画にしてもアニメにしてもドラマにしても、それは同じ事でしょう。
とすれば、同人誌における頒布はその範囲を超えているのかもしれないわけです。
確かに、冊子を作るにしても無料では有りません。せめて制作費でも回収したいというのは、製作側としてはわかる理屈です。
しかしながら、そうした理屈も果たして趣味の範囲と言えるのかどうかは、難しい判断なのかもしれないわけです。
逆にその冊子における頒布許可を貰えば、話は変わってくるわけです。
公認問い事にもなりますし、利益を踏まえた上で版権料を企業に支払うわけですから、ある程度の値段設定が大切になってきます。許可を得るために審査や校正もされるのでしょうから、それは質の向上も期待できます。
しかし、それはすでに趣味の範囲を逸脱し、頒布ではなく販売=商品となっているわけです。
そうなりますと、趣味の範囲からは逸脱していますし、純粋なアマチュアであるとは言えないのかもしれないわけです。
こんな面倒なことを考えなくても、誰かが結論を出してくれるのかもしれません。
しかし、そうした場合、その結果に満足いかなかったら、それを反故に出来るのでしょうか。きっとそうではないのでしょう。
ただ、楽しむだけであるのなら、ネットで公開をする手段もあります。色々な問題ああるのでしょうが、それを一旦横に置くとして、作品を見てもらうという観点では手っ取り早い方法です。
ただし、そこに金銭が絡めば、やはり企業の利益を阻害している可能性もなきにしもあらず。本当に堂々巡りの問題であるわけです。
サークル数だけでも三千あまり存在するコミックマーケットにおいて、どこまで目を瞑っていただけるのか。それはサークルにおける表現方法もそうでしょうし、それがどれだけ企業に影響を与えているのかも関係してくるのでしょう。
それを考えますと、もしかすれば、何らかの基準を設けて申請を促す企業が出てきたとしても、おかしくはない話だと思うわけです。
そのとき、サークルがどのような対応をするのか…。
それでも他人の褌で相撲をしている以上は、文句も言えないとは思うのですけどね。上にも書きましたが、ファンであるから、作品が好きであるからと言って、許されるか否かは別問題なのですから。
そんなこんなで本日はここまで。


