さて、今回は現在開催されています「GUNDAM 30th ANNIVERSARY」です。(2009年8月31日まで開催)

財団法人東京都公園協会などで構成するGREEN TOKYO ガンダムプロジェクト実行委員会は、緑あふれる都市再生と魅力あふれるまちづくりに向け、お台場 潮風公園を中心に、都民と企業・行政が一体となって東京のメッセージを発信していく新しいプロジェクト”GREEN TOKYO ガンダムプロジェクト”を2009年7月11日(土)~8月31日(月)に開催致します!
同プロジェクトは、都市の緑化推進及び公園の活性化、各種の文化発信を図ることを目的にしております。これにバンダイナムコグループも賛同し『機動戦士ガンダム』アニメ放映30周年を記念した世界初※1の約18m 1/1ガンダム立像を製作し、サポーターとしてプロジェクトを盛り上げます。同立像を通じて、”緑あふれる都市東京の再生”と、2016年のオリンピックをその環境都市・東京で開催する”緑のオリンピック”の実現へ向けたメッセージを子供から大人まで幅広い世代へ発信していきます。
(公式サイトより)
お台場、潮風公園にRX-78・ガンダムが登場。このニュースにガンダムファンは、驚きと喜びと苦笑いを同時に感じたのではないのでしょうか。
今、何故…ガンダム?お台場?実物大?…本当に色々な疑問が出てくる事でしょう。
しかし、そんな言葉は現場に行けば、一蹴されてしまいます。
会場案内の看板やスタッフの指示通りに公園を進んでいきますと、左手の立ち木の間から、見慣れた背中が見えてきます。バックパックにビームサーベル。見えているのは一部だけ。でも、何故か歓声をあげたくなってしまいます。
そして、道を進んでいくと、次第に見えてくる全体像。全長18m。今まで不可能であろうと思われていた実物大のガンダムがそこにいたのです。
実は、この場所に行く機会があったのはこれで2回目なのですが、最初の時は自分の体調管理を失敗し、行けなかったのです。そして今回は我が家の嫁が…
「行くしかないでしょ!」
…の一言によって現場に向かう事になりました。
夜出発し、早朝に到着。夜にライトアップされているのは記事で知っていたのですが、それも時間内の話ですから、きっと真っ暗では…と思いきや、なんとライトアッ…プ?いえいえ、それよりも燃えるシチュエーションがそこにありました。
それがメンテナンス中であった、その姿なのです。
実際に重機が三台、クレーンを伸ばしてガンダムを整備。足元からライトアップされたその姿は、昼間には決して見る事ができないのでしょうし、何より、重機を利用したメンテナンスの姿など、普通は見る事が出来ません。
それだけ開放的な会場であるので、これまでも見た方がいるのかもしれませんけど、いきなりでコレは、無条件で燃えるしかありませんでした。
惜しむらくは、メンテナンスハッチが開いていなかった事。しかし、そこまで望むのは無理な話ですし、そうでなかったとしても、それを妄想するには十分なものでした。
しばらくその場所にいたのですが、一端離れ、車を移動。再び朝10時以降に会場入りをし、実際に手で外装を触ってきました。
股の下を通り抜けていくのですが、動く筈もないその巨像に、駆動するかもしれないという力強さを感じた次第です。
このガンダムで実際に動くのは、頭の方向と全身から吹き出る水蒸気。効果音に合わせて動くわけですけど、それだけでも、結構な迫力です。
期間限定のイベントですが、ガンダム好きな方であれば、オススメのイベントです。
と言う感じで思うところとしては「実物」と言う事で一つ。
この1/1ガンダム。18mの設定資料通りの採寸で作られており、言ってしまえば「実物」であるわけです。
その実物に近づく事が出来た方が、本日、いらっしゃったわけですけど、出来ればコックピットに乗ってみたいとか、ワイヤーで股の間を通りぬけてみたいとか、色々と要望はあることでしょう。
ただ、このガンダムが実物であったとしても、本物ではないのは、動かないというのが理由の一つに挙げられるのかもしれません。
日本におけるロボット…特に二足歩行のロボットの進歩は凄まじいものがあります。前の記事にも記載しましたが、民間レベルで二足歩行ロボットが組み立てられる時代になったと言っても、過言ではないのです。
しかしながら、こうしたガンダムに代表するアニメのロボットが、実際に歩行するためには、様々な難題があるのは周知の事実です。…が、それも「今だけ」としておくのが吉なのかもしれないと言うのも、付け加えておきます。
何が言いたいのかといえば、三十年かかり実物大を組みたてる事が出来、巷には実際に動く二足歩行ロボットがいる。後、三十年後にそれらが組み合わさらないと誰が言えるのでしょう…という事なのです。
日本には不思議な話ですが、そうした技術革新に躍起になる技術者が実に多いのです。となれば、ガンダムが歩行出来るようになる日も差ほど遠い話ではないのかもしれないわけです。
ただ、それが出来るとすれば、それは世界から見ても日本の稀有な状況が続く事が前提にあるのは言うまでもありません。それは戦争放棄です。
日本には戦争アニメが溢れ返っている訳ですが、それでも、現実の戦争には抵抗があるわけです。
このガンダムも元々は、戦争のための道具として開発されたもの。ですが、今、お台場にあるガンダムは、そのアニメを楽しんでくれた人たちのために、そして東京の緑化のため、2016年に行なわれるオリンピック招致のためと、感謝と平和のためのものなのです。
戦争の話に登場しながらも、実際に作られたとして、それは絶対に戦争に加担するためのものではない。実に面白い話ではありませんか。
ヒーロー物やヒロイン物が、主人公から見た悪と対峙し戦い合う。これは物語として一つの筋道です。
ただそれが、現実ではそうであっておかしい部分があるのか…それをリアルタイプロボットのはしりである機動戦士ガンダムは示唆していると言っても良いでしょう。
勧善懲悪などはない…と切り捨てるのではなく、では、本当の意味の勧善懲悪とは、正義とは何か。それを実践するためには、どうするのか。
そのようなきっかけが、こうしたアニメからも発信される事が大事な事であり、そのために、実際にガンダムが一歩を踏むのであれば、嬉しい限りです。
平和とは何か。それこそ、実物…いえ、現実として確実に手に入れる必要のある、無形であっても大きな物、大切な物であると思うわけなのです。
そんなこんなで本日はここまで。


