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2009年09月05日

ロボットの動物【「デュエルナイツ外伝 メタルウォーリアーズ」(2009年 カバヤ/ボークス 造形村)】

 さて、今回は2009年に発売されました「デュエルナイツ外伝 メタルウォーリアーズ」です。



 ブルー達親子とカイザーカオスの戦いから300年・・・。遠く離れた惑星「メタルス」では、かつて他の惑星から伝えられた、様々な組み替えが可能なロボットシステム「ナイトシステム」が独自の発展を遂げ、人工知能を内蔵し自らの意思を持つ、動物型ロボット「メタルモンスター」が開発されていた。やがて、それらを操り、また人型ロボット「メタルウォリアー」に合体させて戦わせる者たちが現れ、その競技「メタルデュエル」が盛んに行われていた。
 
そしてついに、世界大会「メタルデュエルワールドグランプリ」の幕が切って落とされた。
 
 
 
 物語の設定としては、前作より一気に300年が経過。ここで前作までのデュエルナイツの流れは切れたと言っても過言ではありません。しかし、「それぞれに分けられる部位を合体させる」というコンセプトは継承され、更に面白みを増したように思えます。
 
今回発売されたのは4種。メタルヘラクレス、メタルイカロス、メタルドラグーン、メタルプテラグーン。
 
ですが、これら4種、実は2種にまとめる事が出来るのです。
メタルヘラクレスとイカロス、そして、メタルドラグーンとプテラグーン。もう少し、内容を詳しく記載しますと…
 
 メタルヘラクレス=メタルイーグル(銀)+メタルライオン(赤)+メタルコブラ(銀)
 メタルイカロス=メタルフェニックス(赤)+メタルタイガー(銀)+メタルコブラ(赤)
 メタルドラグーン=メタルバット(青)+メタルティラノザウルス(金)+メタルアノマロカリウス(青)
 メタルプテラグーン=メタルプテラノドン(金)+メタルスピノザウルス(青)+メタルアノマロカリウス(金)
 
…となっております。はた、と気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんが、例えばイーグルフニックス、ライオンとタイガーのように、2種にまとめたパターンで見ますと、これらは色違いの同種と見る事が出来るわけです。
もちろん、少し造形は変化させています。しかし、合体のパターンで言えば、まったくの同じ。言い方を換えれば、合体において流用が可能という事になるわけです。
 
三種の動物が合体しロボットになる。考えてみれば昔、そうしたロボットアニメがありましたね。小学生が戦う熱血ロボットアニメでw
あちらはある程度、違和感のないようにまとめていたわけですけど、このラインナップの中で驚くのは、やはりアノマロカリウスですかね。ある意味メジャーである意味マイナーな古代生物と良く持ってきたなとw誉め言葉ですよ、当然。
 
各アニマルには既存の合体用だけではなく、他にも接合できるための穴が用意されていますので、全種合体し巨大なロボットを作る事も不可能ではないはず。ただ、これまでのデュエルナイツと同様に、保持力に問題があるパーツも見受けられるので、実際に合体させた場合には支えるためのスタンドが必要になるのかもしれません。
 
今回のデュエルナイツでは、稼動用関節パーツが8つ付属になっています。これによってより稼動域が広がり、表情をつけやすくなったのですが…股関節用には付属していないので、足を踏ん張るポーズが出来ないというのが残念でなりません。
それでも、格段に進化したデュエルナイツシリーズ。今後とも期待が出来る玩具菓子であるのは間違いありません。
 
 
 
 と言う感じで思うところとしては「動物ロボット」と言う事で一つ。
 
その昔、いわゆるスーパーロボットがアニメの大半であった頃、動物が合体前のロボットであった場合が多かったと記憶しています。
例えば、ダルタニアスはベラリオンがライオンでしたし、ゴライオンに至っては五体すべてがライオンでした。
先ほど、小学生~という話をしましたが、エルドランシリーズもそうでした。ライジンオーでは、鳥とライオン、ガンバルガーでは、虎に鳥に象、ゴウザウラーでは恐竜が出てきたわけです。
 
こうした動物ロボット。アニメの世界では、ガシガシと動いているわけですが、現実の世界ではどうなのでしょう。
 
実は、こうした動きは現状にある機械にも結構取り入れられているものなのです。機械…というよりも機器と言った方が良いのかもしれません。
 
例えば蟹。そう、蟹といえばはさみですけど、文字通り、人の生活になくてはならない、はさみは蟹のはさみそのものです。はさむという物の根底にあるのは、案外、蟹なのかもしれません。
一気に大きくなって飛行機の翼などは鳥の翼が基になっていますよね。羽ばたく事は出来ませんので、その推進力をエンジンに頼ってはいるものの、羽が生み出す揚力によって機体が持ちあがるのは鳥も飛行機も代わりがありません。
 
逆にイルカやシャチ、クジラといった海洋哺乳類の動きを取りこもうとしている船があります。これまでのスクリューによる推進ではなく、上下にフィンを動かして推進力を生む。これによって、海洋に漂う藻などの海草による航行妨害が解消されると期待されている技術です。
 
アメリカでは犬…というか四足歩行の安定性を利用した重量のある銃器を運ぶロボットを開発しているのだとか。
利用目的の云々はさておき、これも動物から模倣したロボットであるのは間違いありません。
 
人も、もともとは四足歩行であったというのは、これまでの研究でわかってきていることです。
しかし、人が二足歩行になった原因…つまり道具を利用することを覚えた結果、もともと備わっていた身体機能が退化し、その代わりに道具を発展させてきたという歴史があるそうです。
 
考えてみれば、人にある爪や歯というのは、衣食住における食…つまり狩りには適応していません。そのために弓矢を持ち、銃を持ち、刃を使い、罠を使って、人は狩りをする。今では養殖を行い、安定した食料の提供が行えるまでになりました。余計に狩りのための牙や爪はいりませんね。
つまり、動物を模したロボット、もしくは機器というのは、人間が放棄してきた能力…言い換えればもしくは獲得できたかもしれない能力を補完するために研究開発していると言えることも出来るわけなのです。
 
一方で人は動物ロボットに癒しを求めています。
 
主に老人ホームで愛玩用として使われているパロはその代表ではないのでしょうか。
パロはメンタルコミットロボット…セラピー効果のあるアザラシ型ロボットで、なでたり話し掛けたりすると反応を返してくれるロボットです。こうした反応は接触する人の感情を刺激し、パロに話し掛けたり、またあやしたりと活発な行動を促す効果があると聞いています。
 
本物の動物と異なり、食事に排泄、何より抜け毛におけるアレルギー症状を、まず心配する事がないという所から、ますます活躍が期待されている動物ロボットであると言えるわけです。
 
しかし、その動物ロボットもそうなのですが、一つ…あえて挙げる問題があるとすればそれは命のことです。
 
命を与えられたすべての性物には寿命があるわけです。生まれたからには死というのは避けられない運命です。ですから、その命をいとおしむ事が出来る。死の悲しみを感じる事が出来るわけです。
昨今、ゲームにおける育成ジャンルにおいて、生命が軽んじられる問題が指摘されていますが、それは媒体の問題ではなく、世界そのものが生命を軽んじているからではないのかと思うわけです。
 
命をいとおしむ事、それは育むことでもあります。大切に扱う事、それは生き物だけではなく、道具に、そして自然にも通じる大切なこと。それを私達は少し忘れているのではないのでしょうか。
エコという利益に視線を奪われるのは仕方がないことなのかもしれません。ですが、本当のエコ…そこに命が含まれていないのであれば、まるでそれは使い捨てにされる道具と代わりがないのではないのか…そう思えてならないわけです。
 
動物のロボットであっても生き物であっても、その時を一生懸命に生きていることに違いはない。それをいとおしむ気持ちに違いがあってはいけないのだ…と思うのです。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2009年06月06日

百円玉を握り締めて…【「ケイタイチェンジャー」(2009年 カバヤ)】

 さて、今回は2009年に発売されました「ケイタイチェンジャー」です。

 子供の憧れ、携帯電話等のモバイル機器をモデル化しました。
玩具は全種とも半完成状態で箱に入っているので、買ってすぐ遊ぶことが出来ます。
スイッチを押すと内蔵されたスプリングやギヤの力で変形が開始されます。その後は手動で変形を完成させます。
全4種類集めて合体させると巨大ロボットが完成します。
(カラーリングは彩色ではなく、ユーザー貼りのシールで再現します。)
 
 
 
 本日は久しぶりに玩具レビュー。カバヤのケイタイチェンジャーです。
 
最近では当たり前になりました携帯商品。電話に音楽再生。それだけではなく、テレビも見れますし、録画録音も出来ます。インターネットにも接続が気軽に出来るようになりました。本当にモバイル生活が必需品になってきたような感じがします。
 
それだけ身近なモバイル商品。それをロボットにしてしまおうというわけで、発売されましたのが、このケータイチェンジャーの四種類です。
 
 
コアセルダー、モバイーグル、ウルフギア、エレファンショット。
 
人型ロボになるコアセルダーは携帯電話からの変形です。これは名前からしてセルラーから来ているのでしょうけど、商標ギリギリのネーミングじゃないっすかね。携帯電話は、百八十度回転式のタイプです。
 
モバイーグルは携帯電話からイーグル=鷲ロボへと変形します。モバイル+イーグル。ネーミング的にはわかりやすくて呼びやすいですね。変形も単純なのですが、液晶部分がわかれるというのは携帯電話的に大丈夫なんですかね?
 
ウルフギア…この子も商標的にやばいです。携帯ゲーム機から狼ロボへ。ギア…○ガさんのゲ○ムギアをイメージしているんでしょうか。自動変形は一番派手に動きます。
 
エレファンショットは象ロボになるデジカメ。大きさ的に本来一番大きな動物なのですけど、イメージ的にはかなりちっこいです。しかも、足のT毛変えが結構シビアになっているので、取り扱いには一番気をつかいます。
 
この四体が合体して完成するのが、ゴッドモバイルダーという巨大(?)ロボです。
 
 
設定は大変面白いです。また、一部だけですが自動変形と全種に取り入れていながらも、あくまで玩具菓子の値段を逸脱していないのにも感心できます。
 
ただ、ロボットのバランスと言う点では、やはり問題が残る部分がちらほら。
 
コアセルダーの腕、そして、ゴッドモバイルダー時の足。それぞれの長さがどうしても気になります。長め続けていれば、これが普通なんだと思えるようになるのですけど。最初のインパクトという点では、かなり唸りましたし。
お子様達は関係ないのかな?
 
しかしながら、先ほども言いましたが、コンセプト的にはステキなコンセプトです。身近な家電製品がロボットになる。
これこそ、ロボットは友達で勇者的な路線を踏襲したものとなっているのだと思うわけです。しかも、最近ではめっきり少なくなってしまった展開です。
 
こうしたロボットはあくまで戦闘用なのかもしれません。ですが、それでも大切な事は、そのロボットと遊んでいる子供達とは友達として位置付けている点なのだと思います。
そのロボット達が教えてくれるであろう、辛さ、厳しさ、それ以上の優しさ、愛情が子供達を育ててくれる一つの要因となるからなのです。
 
こうしたロボット作品が玩具だけではなく、アニメでもまた見られる日がくればなぁ。と思いつつ、ちまちまと組みたてて遊んでいました。
 
 
 
 と言う感じで思うところとしては「玩具菓子」と言う事で一つ。
 
先週も記載しましたが、玩具菓子。最近は凄いです。
今回レビューしていますカバヤでは、オリジナルロボットの玩具菓子を沢山発売しています。
 
最近で言えば、ディエルナイツ/ネクストにダッシュビーグルGO、ダッシュライナーロボに、トライチェンジャーロボ…よくも考え付くものです。
来月も新しい商品が出るんじゃなかったかなぁ…。
 
こうした玩具菓子の良い点は、ずばり値段が安いという事です。大体、二百円~三百円。それで同一タイトルで数種類が発売されると言う感じになっています。
 
また、ロボット系においては、同一タイトルを数種類集める事によってその遊びの幅が広がるという作りにもなっています。
 
今回のレビューであるケイタイチェンジャーは四種類、前作にあたるトライチェンジャーロボでは三種類で、三タイプのロボットに変形できるようになっています。
 
ただ、そのロボットの出来あがり具合は…という感じなのですが、それは仕方がない話かもしれません。
 
確かに、最近のロボット玩具は出来良いものが多いです。が、それに比例するかのように、値段があまりにも高く、しかも、繊細な作りになっている物も少なくありません。
言ってしまえば子供、なかでも幼児が遊ぶには向かない玩具が多いといえるわけです。
 
市場としては確かに大きなお友達の財布を狙った方が良いのかもしれません。でも、玩具で遊ぶ主役はあくまで子供。それを思えば、こうした玩具菓子の玩具は一番適切なのかもしれないわけです。
 
その昔は、百円玉を握り締めて行った駄菓子屋にあった、様々な玩具。それらを自分で駆使して遊んだものですが、そうした遊びが出来るのも、あくまで安価に…子供達のお小遣いで楽に手に入る玩具が沢山あったからではないのでしょうか。
 
そこにお手伝いをしてお小遣いを得るという躾にもつながったわけで、そうした文化は残っていって欲しいものだと思うわけです。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2008年09月13日

見回せば空回りだらけ【「ダッシュライナーロボ」(2008年 カバヤ)】

 空回り…ダッシュした力が十分に効果を発揮しない場合にこうなりますね。これは何も車などの乗り物だけの話ではないようです。



 さて、今回は2008年に発売されました「ダッシュライナーロボ」です。



 この記事を掲載した日時からほんの一ヶ月前に発売されたばかりの食玩です。このシリーズ…といって差しさわりがないと思いますが、いわゆる、プルバックぜんまいを利用した食玩の最新のものです。
 
それまでのシリーズのように合体が可能になります。
 
今回は4体同じ様な形のタイプが発売されており、それぞれが、チビロボ、リアルロボ、そして合体ロボへとなれる遊びの幅も広がった…かのように見えますが実際にはどうなのでしょうか~。
 
一番の不満は、やはりオフィシャルの4体合体でパーツがかなり余ってしまうと言う事です。
 
目をつぶれば気にならない部分であるのかもしれないのですが、それでも、オフィシャルであまるというのは、本来狙っている年齢のお子様たちには、パーツを失くしてしまう危険性はないだろか、と思ってしまうわけです。
 
もう一つは、ジョイントとして使われているボール。これも改良するべき点ではないのでしょうか。
動かすと、脱落する。動かしすぎるとヘタってくる…飾るよりもガシガシ遊びたいという方には少し不満が残るのかもしれません。
 
ですが、以前にダッシュビーグルGO!の例もありますので、もし、次回というパターンがあれば、改良されたものが見られるかもしれない。そんな楽しみもあります。
 
 
「連結」というよりも、「合体」の様相が強い、列車ロボの食玩ですが、しかし、そうした中でもチビロボがまずありき、というのは新しい発想ではないのでしょうか。そして、それぞれについてくるライナー=列車をパーツとして合体すればリアルロボになる。
 
しかも、このリアルロボの際には、余剰がないのです。
 
 
考えるに、元々は四対別々で敵味方のような形で売り出そうとしていたのではないかと。そこに、見ていた方の一人が「これ合体できるんじゃね?」という後付の合体を見つけてしまった。
だからこそ、四体合体では部品が余ってしまう…案外、このような話なのかもしれません。
 
 
色々不満は言いましたが、それでも続作を期待する玩具であるのに間違いありません。




 記事はダッシュライナー。でも、どこでもダッシュすれば言いと言うものでもありません。特に公道では…というより、そうでなくても気をつけるべきですね。
これは自戒も含めてのお話。凹みますねぇ、色々と。
 
さて、色々とダッシュしている様子の世の中。でも、空回りが多そうです。
 
自民党の選挙はまさに空回りでしょう。
世間の言う通り、期待感がない所の話ではありません。問題は、やはり国民の声が全く届かないと言う事でしょうか。
そんな中で、とある動画サイトで今回の総裁選は誰が当選するべきかという質問をしたそうです。その結果、麻生氏がダントツの一位。で、こうしたサイトにおける問題として出てきたのは、これは国民の声ではないという話です。
その一番の理由はネットだけのものであるという事、もう一つは選挙権のない方からの意見も受けているという事。実際には、オタの集まりであるだの何だという批判もありますが、それはうっちゃります。ある種のバッシングなので、批判そのものに意味を成さないのですから。
 
選挙権を持たない人は意見をする必要はない。もしこれが今回の総裁選に関係する事柄であるのならば、ニュース報道などは意味を成しません。何故ならば、彼らに選挙権はないはずですから。
個人的な見解としては選挙権はあくまで選挙権であり、それを有するのはある条件を満たしたからであって、特権ではないと考えております。言い換えれば、未成年であろうとも、国政に興味を持ち、場合によっては意見をする事に何の問題があるというのでしょう。
 
むしろ、今まで政治に無関心であった国民がこうして政治に目を向ける。年齢も関係ない状況であるのならば、それは国を憂いての話。素晴しい事ではありませんか。
 
ただ、心配なのはそうした意見が、大人の真似であってはならない=批判だけではいけないという事です。
 
要するに、民主党が自民党の提案を聞かない、載らない、賛成しない。これで政治を行っているというのであれば、大きな間違いであるからです。
これは民主党が政権をとった際にも言える話で、そうなると最大野党は間違いなく自民党になるのでしょうから、政権を担った民主党の意見を聞かない、載らない、賛成しないでは国政が動く事がないのです。それだけではなく、そうした状況を子供に見せ、それが教育となりえるのかをいい歳したオヤジたちには考えていただきたいものです。
 
そしてもう一つ、大きく空回りしていると言えば、食品問題でしょう。
 
日本の自給率は40%未満。ですか、これは全ての食品が均等にあった上での数字ではないという事を理解していますか?
米だけで生活できます…そう言える人がどれだけいるのでしょう。ふりかけもお茶漬けも、それも輸入食品に頼っている状況でありますから、そうした味のレパートリーなど考える必要もない状況なのです。
 
そうした中で次々と起こる食品偽装。ですが、安かろうだけで食品を選んでいたのは誰ですか?そうした指摘を受け、逆切れを起こしていたのは?
間違いなく、我々国民です。要するに、私たちの不勉強がこうした事態を引き起こしているのです。
 
何故なら、安いものばかりを選択すると言う事は、それだけ売り手市場を逼迫する原因にもなります。確かに売り手市場が無碍に価格の上昇を起こしても困るわけですが、しかし、実際はどうでしょうか。
それでも、日本の物よりもより価格の安い輸入品に頼っていた事実はないのでしょうか。
 
結果から言いますが、こうした商品の品質や値段を育てていくのは、売り手市場ではありません。買い手である私たちが育てていくものなのです。
最近、それをうまく表現した言葉が地産地消であるわけです。地元で獲れたものを出来る限り地元で消費する。これによって、商品の安定した需給が可能になる。まさに、買い手が売り手を育てていく事になるわけです。
 
危険であると批判するのは必要な事です。しかし、それは日本の農業や酪農、漁業が頼りないからだと批判するのはお門違いな話です。今、少なくとも、日本の農業が弱くなった事に悲観し憤る事が出来るのは、農家、漁師や酪農家などの方々だけです。
 
こういう話があります。
日本におけるニンニクの大半は中国産になりました。その理由は安いというだけの理由です。ある日、別の野菜で農薬問題がでた時、日本産のニンニクが求められました。しかし、その時、ニンニク農家の方は、もう生産していない状況であったのです。
その理由は…
 
「こういう状況(農薬問題で必要とされる)のは今だけ、暫くすれば、また安いもの(海外物)に移っていくに決まっている」
 
…裏切られるのは、もう沢山なのだそうです。
その現状を作り出したのは政府でしょうか。それとも業者なのでしょうか。それに気付かない限り、自給率を上げることなど不可能であるのではないのでしょうか。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2008年08月23日

ソレには説明書があるのにねぇ…【「ムゲンバイン ムゲン剣聖獣」(2008年 バンダイ)】

 夏のイベントで、ここ数回話をさせていただけている作家さんがいます。その方との楽しい話の中で、少し考えさせられる話をお聞きいたしました。



 さて、今回は2008年に発売されました「ムゲンバイン ムゲン剣聖獣」です。



 遥か昔、世界を二分し、偉大なる力・バインパワーをそれぞれの形で守護していた巨大文明、レジェロニアとミスティリオ。
そして現代…巨大文明の末裔・ロイダーと文明の守護者・ムゲンバインとの出会いが、数千年の時を超えた壮大な戦いの幕を上げる!
 
…というわけで、当初のムゲンバインとは全く異なる話となってしまったムゲンバインの食玩新製品です。
 
今回の製品は、それまでに出てきたものと同じく、この前に発売された「ムゲン五神獣」と同じ舞台、つまりはシリーズ物となっています。とは言うものの、ムゲンバインとして今までに発売された食玩や商品と一緒に遊べないのかと言えば、そんな事は全くありません。むしろ、こうした、今回の獣に特化した物は、新しいオリジナルムゲンバインのパーツとしてしっかり活躍してくれる事でしょう。
 
 
さて、食玩として一つだけで弱点があるとすれば、それはシールを貼るという事でしょう。
 
それを元にして色を塗ればいいのですが、大半の方、特に子供たちはシールをはるのが精一杯ではないのかと思います。これがシールを貼ってから遊びますと、やはり自然と剥がれやすくなります。
薄い中性洗剤で部品を洗ってから、貼り付けたとしても、こすれる部分はやはりめくれるか、破れてしまうのです。
 
何らの技術をもって、何とかしてくれないものでしょうかね。
 
 
それと、大きく変わったのは、中に封入されているガムです。
昨今の食糧事情やエネルギー問題が此処にも表れているのでしょうか。ガムの大きさが確実に異なっております。
 
食玩とは、食品…つまりはアメ、ラムネ、ガムなどのおまけに玩具が同封されているものです。最近は、全く逆の様相になってきていますが、これで食料をなくすとそれは単なる玩具になってしまうので、出来る限り値段を変えたりしないようにするためには、食料を減らすしかないのかも。
 
まるで、趣味において我慢するのが、まずは食費であると言わんばかりの状況と同じですね。
 
 
今回のこの商品のリリースは五つ。ムゲンナイト、ムゲンライオ、ムゲンユニコーン、ムゲンリヴァイアサン、ムゲンフェニックス。
この五つを合体させると、ムゲンアーサーになるわけです。
 
ムゲンバインにおける優れている所は、従来のロボット物にある「合体をする際に分解しすぎてはいけない」というある種のお約束をあえて破っている事なのです。
基本的にこれまでのロボット物は、合体する場合はブロック状になる、もしくは人型に着ぐるみのようにしてまとうのが当然でした。しかし、このムゲンバインはそれぞれのロボットでも、ある程度のプロポーションを維持し、更に合体した時にカッコよくなるように、一旦、全ての部品をバラバラにして、再度合体させるわけです。
 
商品の世界観的にはこれをバインパワーというそうなのですが、それによって出来上がるロボットの大きさとカッコよさ。
とても2,000円にも満たない玩具とは思えないほどです。更に、種類を揃えればより大きくて、自分好みのカッコよさを追求できるだけではなく、人型だけではない獣型、武器型なども汲み上げる事が出来る…本当にブロック遊びの新しい形であるのは間違いないわけです。
 
 
恐らくこれからも、このシリーズは食玩で出てくるのでしょう。出来れば、これはこのままのペースで、そしてオリジナルの設定・世界観の下で続けて欲しいシリーズであります。




 曰く、最近のガンプラは非常に良くできており、四色成型のお陰でマーカーでの隅入れで見られる物になる。だがしかし、その見られるものであっても、今の子供たちは作る事ができない状況なのだ。言われて思い出しましたが、確かにそのような記事を見たことがあります。
 
確かその話には、幼年誌における付録の話もしていたように思います。
 
幼年氏の付録といえば、厚紙などで作り上げ、玩具にはないギミックを楽しめるものとして、毎月楽しみであったわけです。最近の付録を組み立ててみたのですが、結構、時間がかかります。
しかし、これを一つ一つ乗り越えていき、自分で組み立てることに意義がある…と思いきや、早々に諦めて、親に頼んでしまうのだとか。
 
その親も、組み立てるのに必死なわけですけど、その間に子供はその事を忘れて、別の玩具で遊ぶ…。何か少し違うような気がする記事であったなぁと思いました。
 
 
危ないなどの理由でナイフが遠ざけられた結果、工作と料理が不器用な子供が多くなったのは間違いない話です。また、刃物の取り扱いに気をつけなければ、自分も回りも怪我をする。本来、こうした工作や料理というのは、物を作る苦労と作り上げた喜びと同時に、扱う事の難しさを教えるものであるはずなのです。
 
ですが、現在においては、さほど苦労しなくても少し金額を上乗せすれば、欲しいものに近しいものは手に入る世の中である。これは疑うべき事柄ではありません、事実です。
 
では、そうしたのは誰なのでしょうか。メーカーです。半分は当たりでしょう。しかし、半分は違っています。
正確には、メーカーは仕方なくそうした売り方をしている。これが正解な言い方です。
 
 
便利な世の中という言い方があります。冷蔵庫にしろ、洗濯機にしろ、テレビにしろ。現在はそれらが家庭に入り始めた時期の物とは大きく違っています。消費電力は言うに及ばず、氷はどんどん作ってくれますし、場合によっては野菜やお肉の鮮度を保ち、脱臭までしてくれます。洗濯も乾燥機能だけではなく、靴などの脱臭もしてくれますし、録画にしても別にデッキが必要ではない機種もあるぐらいです。
 
便利になれば何が変わるのでしょうか。よく言われたのは自分の時間が持てるようになるというものです。ですが実際はどうなのでしょう…それほど自分の時間など持てるわけではないのです。
何故か。簡単な事です。それだけ家庭で利便性が高まり、時間が出来たのなら、社会がその時間を活用しようとしているからなのです。
 
個人ではなく社会が…ここが不思議な所なのです。
 
 
そんな利便性は親だけではなく、当然、子供たちにも波及していくわけです。
テレビを見なくても録画できますから、出来るだけ勉強をするようにさせる。ここはスポーツでもかまいませんけどね。最近の子供たちの話題の中心はネットであるのは間違いありませんので、ますますテレビなどの工面するべき時間の努力がなくなっていきます。
レンタルビデオとかで見逃した映画もそんなに待たなくても見られる世の中になりましたしね。
 
そうなりますと、「ここでこれをしなければいけない」という危機感がなくなります。
 
もう一つ、その危機感がある時出てきた時にどうなるのか。それは諦めに繋がっていくのです。
先ほど、映画もさほど待たなくても…と記載しました。言い換えれば、映画を見なくても良いと諦めたとしても、それほど時期を待たずにレンタルビデオで見る事が出来る…という理論になるわけです。
 
映画は映画館で見た方が迫力がある。仰るとおりです。
 
ただし、それに価値を見出している人ばかりではないというのも事実であり、同時に、映画館で見ることの優位が薄くなってきているのも事実であるわけです。
となれば、家でカウチポテトをしながらでも大画面で一人で気兼ねなく見ることが出来る方を選択してしまう人が多くなるのではないのでしょうか。
 
 
楽という事は利便性が良いという事であるのと同時に、怠惰になっていくきっかけでもあります。
 
物を作らなくても同じ様な物を手に入れられる。映画をその時に見なくても、家で見られるようになる。天気を見なくても洗濯物を乾かす事が出来る。
 
これらは便利な事ですが、同時に自分の努力をおざなりにしても良いということにもなるわけであるのです。
 
考えてみれば、その努力がなんの意味を成すのかという事になるわけですが、しかし、そうした努力と別の努力が、ある時に必要な努力の礎になっている。そんな事も全くないわけではないのです。
 
例えば、ナイフを使えると言う事は、工作と料理という全く別の事柄に流用できるだけではなく、刃物を使った専門職の技術を会得する上でも、その危険性や利便性を教えてくれるきっかけになってくれるわけです。
これはナイフを使った。痛かった、便利であった。そんな経験がなければ想像でき、また理解できるものでもないわけです。
 
 
便利であるからこそ、落ち込んでいく可能性。不便であるからこそ、その不便さを楽しむだけの余裕が必要とされているのかもしれませんね。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2008年08月02日

あの懐かしくも素晴しい玩具たち【「4体合体 グレートダッシュビークル」(2008年 カバヤ)】

 最近のアニメ番組は、スポンサーの業界が大きく変更した関係か、等身大のものが多いわけです。やっぱり、昔のようなロボット物はガンダムだけになってしまうのでしょうかね。



 さて、今回は2008年に発売されました「4体合体 グレートダッシュビークル」です。



 2007年に発売されました「3体合体 ダッシュビーグルGO」のパワーアップ版です。基本となる3体合体にパワーアップ用の4機目が参入という結構燃えるシチュエーションなのです。正統派ロボットアニメの食玩のようですが、カバヤのオリジナル商品なのです。
 
その雰囲気というのが、アオシマやイマイが漂ってくるような良い香りであったりします。番組の玩具というのも面白いのですけど、こうしたオリジナティ溢れるものも、その番組などを好きに想像できるのが楽しかったりするわけです。
 
ふと考えますと、パッケージにあります、グレートダッシュビーグル。これはロボットの名称ではありません。あくまでそのロボットを構成するビーグル=乗り物の総称という事になります。
 
マッハストライカー、タイガータンク、ドリルドーザーの三体が合体して完成するのがダッシュタイガー3。胸にトラの顔がある正統派(?)のロボットです。これが前作にあたるロボット…とは少し違っています。
実は前作のバージョンでは、ダッシュフォーミュラ、アームドタンク、グランドーザーの三体が合体してライオガンナーになったのです。そうです名前から察するにライオンであったのですが、新作ではトラになりました。
 
トラがライオンより劣っているわけではありませんが、由緒正しい(?)スーパーロボット物ではライオンが主役を張るのは当然の話。そうです、今回もライオンが出てくるのです。
それがパワーアップの4機目、フェニックスウィングなのです。
 
このフェニックスウィングが合体して完成するのが、グレートダッシュライガーFX(フェニックス)。胸にあるのはライオン顔なのですが、名前を良く見てみるとライガー=ライオンとトラ(タイガー)のハーフなんですね。カッコイイ。しかも、フェニックスとくれば、その様子が手に取るように考えられるわけです。
 
…。
 
 
前回の戦闘(これが何の戦闘であるのかは突っ込み禁止)によって大破したライオガンナー。しかし、その修理を行っている間に敵が大人しくなっているのか…そんなはずは無かった。
破壊される街、焼きだされる人々。だが、修理が完了していないダッシュビーグルチームには成す術が無かった。
 
それを理解しているのか敵の攻撃が激しくなる。その時、どこからともなく現れた一機の戦闘機が彼らの不在の街を守った。
その強大な戦闘力に一時は撤退した敵の猛攻が再び始まった時、ダッシュビーグルの修理は完了したのだった…いや、修理ではない改良されパワーアップまで行われていた。
 
ダッシュフォーミュラはマッハストライカー、アームドタンクはタイガータンク、グランドーザーはドリルドーザーへ。その装備も能力も格段に上がっていた。
 
倒したはずのダッシュビーグルチームの反撃は、敵を浮き足立たせる。合体しダッシュタイガー3として生まれ変わったが、弱点が克服されているわけではなかった。それは空を飛べないという事であった。
空中より攻撃を仕掛けてくる敵の軍団に、パワーアップしたといっても、苦戦を強いられるダッシュビーグルチーム。またもや破れるのかと思ったその時、あの正体不明の戦闘機がまたもや現れた。
 
敵の中に突入しかく乱する一方で、その戦闘機から交信が入る。今こそ、真の姿となるのだ…と。
 
そう、その正体不明の戦闘機こそ、新たなチームメイトが乗るフェニックスウィングであった。フェニックスウィングのパーツがダッシュタイガー3に合体し、そして、フェニックスウィングにダッシュタイガー3に合体した際の余剰パーツが合体する。クロス合体システムによって、ダッシュタイガー3はグレートダッシュライガーFXに、フェニックスウィングはマッハファイターへとなった。
 
空も飛行できるようになったグレートダッシュライガーFXと、その支援機・マッハファイターが協力すれば、もはや敵なし。繰り出してきた敵ロボットも掃討され、敵の軍団も逃げるように退散するしかなかった。
 
新たな力を手に入れたダッシュビーグルチーム。いよいよ戦いは佳境へと向かう!
 
 
…。
 
交代劇のように記載しましたが、少しマジンガーZやら何やらの要素を組み込んで見ました。王道ですからね。それはそれで面白いかと。
もう少し錬りこんでみれば、結構面白そうな話ができそうです。かなりベタな話になるのは目に見えていますけど、それはそれ。楽しんで作れそうですネェ。
 
 
出来ればカバヤさんには、こうした食玩は出し続けていただきたいと思うわけです。何かのタイアップもいいのですけど、それでは想像できる部分が偏りすぎてつまらないんですよね。
その偏りを緩和するためには、こうしたオリジナルのロボットで遊んでみるのが良い訳です。
 
何より、オリジナルと言いましても独自で考えたものと異なるのは、他者=全国で同じ様に遊んでいるであろう大きなお友達が沢山いるという事。それぞれのオリジナリティを打ち出していくのにもいい素材となるのです。



 懐古主義…そういわれてしまえばそれで終りのこの話。ある程度は長く持っていきたいものですので、頑張ってみましょう。
 
この話をする上で、必須となってい来るのは、「アニメとは何ぞや」。手塚治虫氏が鉄腕アトムやジャングル大帝をアニメ化した際には、凡そ考えられなかったものが、二次版権物ではないのでしょうか。何故なら、手塚氏のアニメ作品は、あくまで彼自身の夢であり、趣味である部分が大きいからです。
これは、ウォルト・ディズニー氏も同じであるはずです。
 
つまりは、その作品を見る側に対してのメッセージが強い作品を作り上げた結果の物であるとしても、決して過言ではないのです。
 
しかし、そうした作品ばかりではなくなってきたのが、1970年代にあったのです。マジンガーZ、ゲッターロボに代表される、男子向け玩具の発売が行われた作品です。
それまでも、確かに二次版権商品はありますが、大きく変化したのは、やはりこの時代であるのは間違いありません。同時に、玩具を売るために、アニメを作る。そのためのスポンサーとなる玩具企業が出てきたのも、この時代ではないのでしょうか。
 
そして、空前絶後のロボットアニメ乱立の時代が始まるわけです。
 
その前に、では少女作品はどうであったのでしょう。これは今に至るも、大きく代わり映えはないのが現状です。つまり、少女向けの最大の特徴はなりきりであるという事。その媒体がコンパクトなのか、ステッキなのか、それとも携帯電話であるのかの違いだけで、結果的には、それを持つ事によってなりきり遊びをする。その事に代わりはないわけです。
 
これは特撮系ヒーロー物にも言える話なのですが、しかし、これがアニメの巨大ロボットになると、少し事情が変わってきます。
 
まず、なりきるという遊びは基本的に不可能になります。ロボット片手に、必殺技や合体などを楽しめるのが玩具の良さではありますが、それはなりきりではありません。あくまで、俯瞰による行動の確認であり、それはテレビで見る情景と何も変わらないわけです。
 
もう一つは、玩具遊びはあくまで人形遊びであるという事。これは、幼児期から少年期に変わる男子にとって、大きな気持ちの変化をもたらす事になります。すなわち玩具離れです。
人形遊びは幼児の遊び。これが玩具離れだけではなく、その玩具に関係したアニメからも足を遠のかせる理由になっていったのです。結果、売上げはある程度の幼児までしか見込みがないという事になります。
 
そんな中で、一つの変化が訪れました。今で言うリアルロボットの誕生です。
 
玩具離れを起こしたと言いましても、ヒーローから離れたわけではなく、それが車、バイク、飛行機、電車、戦車や戦艦などといった、その欲求を埋めてくれる媒体へと変化しただけの話であるのです。
 
その当時…1980年代においては、アニメは子供の見るものと決め付けられていました。しかしながら、そうした中において、宮崎駿氏、松本零士氏などのアニメ作品は、その当時の大人にも人気がありましたし、さらにTVではないアニメ映画絶好調という状況も手伝い、よりリアリティ=現実感のある作品が好まれていったのです。
つまり、未知の兵器であれば、それなりの設定が重視されていった=SF色が強くなったともいえます。
 
そのような中で、再放送で爆発的な人気を得て、結果、映画化にまでなった作品が機動戦士ガンダム…リアルロボットの方向性を決めた作品であります。
 
その人気の後押しをしたのが、ガンプラ、作中に出てくるモビルスーツを代表とした兵器のプラモデルであったわけです。
その状況は今更記載するべくもなく、これまでの作品でガンプラが出なかったものの方が圧倒的に少ない作品でもあるわけです。更に言えば、この作品の恵まれた点は、兵器であるという事をユーザー側が固執した事であるわけです。
 
別に、三体のロボットがコアファイターという核になるユニットに、それぞれのパーツを交換して活躍する作品…これでも、問題なかったわけです。しかしながら結果として、モビルスーツはあくまでも兵器であり、それを操る人間があっての物。ユーザーはそれをプラモデルで表現していったわけです。
 
そうした作品を載せる雑誌も登場し、リアルロボットはスーパーロボットを確実に侵食していったのです。
 
かくして、スーパーロボット=破天荒ではあっても、正義を守るロボットは玩具の発売がなくなるのと同時に、限りなくゼロとなっていきます。
現在、超合金魂やリボルテックのようなシリーズで懐かしい作品が多く発売されていますが、その当時のように、新しい作品のための玩具を出す…という域にまでなっていないのが現実。恐らく、今後そうした売り方が出来るのかどうか…難しいというよりも限りなくないのではと思えてならないわけです。
 
結果的に玩具が売れてから、原作が売れているからなどの安全パイを選択する状況があるからなのでしょうが、経営と言う観点から見れば当たり前の話。昔の無謀なまでの作り方が、正にそういう時代であったと言っても過言ではないのかもしれないのです。
 
ただ、そうであったとしても、やはりスーパーロボット物の憧れや感動を大人になってまで忘れていない大人もいる。この事実を忘れて欲しくはないのです。
そして、それが今の子供たちに伝わらないはずがない…そう考えてしまうと、やはり、玩具ありきのスーパーロボット作品を期待するのは、おかしな話ではないと思ってしまうわけです。
 
同時に、そういう懐かしさを感じる権利を子供たちに与えて欲しいと思うわけなのです。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2008年03月29日

格差の是正は平等から【「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ ~第1章完結編」(2007年 カバヤ/ボークス)】

 新しい商品は全て東京を中心に発売されるものです。
 
今回紹介しているデュエルナイツの新しいシリーズも、店舗で未だに見ることが出来ません。
 
それもいたし方がないのかもしれません。都会ならば、それだけ人も多いのですし、需要も見込めるからなのでしょう。こうした話は別にこの媒体だけではなく様々な所でよく聞かれます。そして、何とかしなければならないとも。
 
しかし、本当に今言われている地域格差がなくなる日が来るのでしょうか。



 さて、今回は2007年に発売されました「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ ~第1章完結編~」です。

第一太陽系で「伝説の鎧」を集めながらも父に再会する望みを友を救う望みに変えたブルー。第二太陽系ではそれが変化したと思っていた「炎の鎧」であったが、残念な事に違っていた。そんな中、ブルーは第三太陽系の惑星シャインの王より召喚依頼がかかる。
 
王宮に出向いたブルーが聞いたのは、その太陽系に伝わる「光の鎧」を求めて暴れまわる「ドレイク騎士団」の話であった。
 
王宮にある光の鎧の一つ「光の盾」と授かり、更にパワーアップしたブルーナイトVer.3と共に、ドレイク騎士団を倒すために旅立つのであった。
 
 
…というわけで、第一章の最終、第三弾のレビューです。前回の第二弾が約八ヶ月。で、この第三弾は約半年の期間で発売される事になりました。それだけ盛り上がっているという事なんでしょう。
 
基本的には第二弾のポロリとしにくい軸が好評だったのでしょう。第二弾と同じようなつくりになっています。基本的に互換性はあるのですが、中には接合できない部位もあったりするので、どうしても接合したい場合は少し削る必要がある所もあります。
 
第三弾までに登場したナイツは実に十五体。並べて飾れば相当迫力が出てきました。
 
物語上、被ってしまうナイトもいますが、それも一興。伝説の鎧に炎の鎧、光の鎧を着せれば、それなりに差異をつけられるというものです。
 
さて、今回のラインナップは人型のブルーナイト Ver.3、シルバーナイト Ver.2、ゴールドナイト、そして第一弾で名前だけでてきたブラックウォリアーがようやく登場。更に第一章のボスとも言えるドラゴン型のナイト、ブラックドラゴンの五体。
 
ここまでで物語で出てきていないナイトは第二章のレッドウォリアーなのですが、そのレッドウォリアーも遂にネクスト第一弾に登場します。
 
 
こうしてみていると気付くのですが、それはナイトには幾つかの分類に分けられるという事です。
 
ブルーナイト、レッドナイト、シルバーナイト、ブラックナイト、ホワイトナイト、ゴールドナイトのナイト系列。
ブラックウォリアー、レッドウォリアーのウォリアー系列。
シルバーユニコーン、ゴールドレオンの変形アニマル系列。
レッドホーク、ゴールデンホーク、ブラックドラゴンのモンスター系列。
そして、新たなネクストで登場のソルジャー系列。
 
それぞれに統一感のあるデザインは見ているだけでも楽しいものです。ですが、先ほども記載したのですが、中には一部のパーツで組み換えが素直に出来ないものもあります。なので、出来る範囲で組み換えを楽しむか、もしくはしっかり出来るように改造するかはユーザー次第という事なのでしょう。
 
これは言ってしまえばガンプラのように改造も楽しめるという事なのでしょうが、その一歩を踏み出すのに、どうしても保険(つまりは予備品)が欲しくなってしまうのも仕方がない事なんでしょうねぇ。
 
 
物語として第一章の最後を飾るわけですが、それは風雲急を告げます。
 
旅をする道中で第一太陽系で共に旅をしたシルバーが登場。その手には光のブレストアーマーがあった。話をする最中、腕試しという事で光の鎧をかけ、ナイトデュエルを行う両名。シルバーナイトもVer.2と改良していたが、大幅にパワーアップを成したブルーナイトの前に敗れ去る。光のブレストアーマーはブルーの手元に行くが、共にドレイク騎士団を倒すために旅をする事になる。
 
ドレイク騎士団を追う道中で立ち寄ったグロウシティにヘルメスというナイトがいた。
 
彼の駆るゴールドナイトには光の鎧の一つ、光の杖が持たれている。何でもある日、森の中で発見したその杖を神からの贈り物としてヘルメスは受け取り、その森を神聖な場所としてドレイク騎士団から守っているというのだ。
 
ブルーの共にドレイク騎士団を倒しに行こうという説得にどうしても頷けないヘルメス。それは森を守るという誓いからであった。ならば、その誓いの元になっている光の杖をかけ、ナイトデュエルを行う事になったブルーとヘルメス。
 
互いの力を全て出し切り、しかしわずかの差でブルーナイトがゴールドナイトを打ち破った。
 
光の杖をブルーに託し、そして、ブルーと共にドレイク騎士団を倒す旅にヘルメスも同行する事になる。
 
各地を旅する中、ヘルメスが遂にドレイク騎士団の本拠地の情報を探し当てる。ブルーたちはその場所に急いだ。しかし、それはドレイクたちの策略であった。
 
本拠地とするルミナスへ入る一行の前に複数のナイトが立ち塞がる。その中にブルーの知るナイトがいた。
 
「久しぶりだな、ブルーナイトの男!」
 
それは第一惑星で伝説の鎧の一つを身につけ、無法を働いていたブラックウォリアーを駆る男、シリウスであった。シリウスはブルーに敗れた後、第一太陽系から離れ、この第三太陽系に流れ着いたところをドレイクに拾われたというのだ。
 
周りのナイトに手を出すなと言い、ブラックウォリアーはブルーナイトとの一騎打ち、デュエルナイトを行う。
 
その手に持つ光の鎧の一つ、もう一つの光の盾を手に、襲い掛かってくるブラックウォリアー。しかし、ブルーナイトにも光の盾がある。その力は五分と五分…だが、元々のパワーに差があり、ブルーナイトもVer.3となったとは言え、そのパワーはブラックウォリアーが勝っている。
 
その驕りがシリウスの心に隙を作った。
 
それを見逃すブルーではなく、ブラックウォリアーはブルーナイトの一撃に沈んだ。
 
残る光の鎧は後一つ。それを持っているのはブラックゴラゴンを操るドレイクであった。ドレイクはブルーナイトとの戦いに敗れたブラックウォリアーの体を強制的に用い、自身のナイトであるブラックドラゴンと合体させる。そこに誕生したのは、ブラックドラゴンウォリアーであった。
 
光の兜を使うまでもなく、ドレイクは強大な力、そして恐るべきスピードでブルーたちを叩きのめす。意識が途絶えそうになる中、ブルーがただ一つ思い出すのは父の事であった。
 
「父…さん」
 
その言葉にドレイクの動きが何故か止る。そしてブラックドラゴンウォリアーから光の兜が転げ落ちる。それを手に取り、ブルーナイトが全ての光の鎧を手に入れた。
 
そのとき、ブルーの元に誰かの声が聞こえる---光の盾を翼にして舞え、そして光の剣となれ。
 
両腕に装着していた光の盾を背に装着すると、光の鎧はその輝きを増した。そして手に持っていた剣を捨て、光の杖を両手に携え、天空に舞い上がった。天空に舞い上がったブルーナイトは光の杖を天空に掲げる。すると、杖の先より光の帯が発し、巨大な光の剣となった。
 
天空より舞い降り、ブルーナイトは最後の一閃をブラックドラゴンウォリアーに放つ。
 
「ハイパーブルーフラッシュ!」
 
その一撃でドレイク騎士団は壊滅した。
 
戦いの後、ブルーは光の鎧こそが伝説の鎧の転生である事を確信する。そして、父との再会を願う。すると、奇跡は起きた。光の鎧から出た光の玉がブラックドラゴンの中にいるドレイクを外に連れ出し、ゆっくりと地面に置く。そして、その顔を覆っていた仮面が音を立てて割れた。
 
その顔は間違いなく、ブルーの父親であった。
 
自分の父親が悪の道に踏み込んでいた事を嘆くブルー。しかし光の鎧はブルーに語りかける---父の言葉を聴け。
 
意識を取り戻した父からブルーたちは話を聞いた。仮面に支配されていた自分のことを、しかし、その間の悪事については全てを見せられていた事も。ただ、誰がそのような事をやらせたのか、それは父にもわからないという事を。
 
王宮に帰ったブルーたちは王にその一部始終を話した。しかし、光の鎧の声の事を考えれば、それは仕方がなかった事であろうとも理解した。とは言え、何かしらの制裁は受けなくてはならなかった。
 
王はブルーの父親に対して、第三太陽系からの追放を命じた。それは、ブルーと共に故郷へ帰る事を許された事でもあった。
 
かくて、ブルーの旅はここに終わり、父とそして共に戦ってきたブルーナイトと共に帰路に着くのであった。
 
 
…はい、大幅な脚色をつけまして、第一章が終わりました。
 
というわけでこれで第一章の完結。この記事が投稿されている頃には、第二章を手に入れているといいなぁと思うわけです。そうできましたら、次週は第二章のレビューでも行いたいと思います。
 
無理でしたら、手に入れました後にでもと言う事で。



 本当に是正を考えているのかは微妙な話ですが、それでも目指しているという事を踏まえて記載します。
 
基本的に日本の中心は東京です。全ての情報・商品は東京を基点に考えられ実行されます。これは、どの分野であっても同じ事です。その一番のものはイベント関係でしょう。
 
例えば、車のショーもゲームのショーも、ファッションでさえ、基本的には東京で発表されます。およそ、何かの特別な場合でない限りは東京でしか行われません。
つまり、そのイベントを見るためには、東京に行くか、住むしかないわけです。
 
元から東京に住んでいている方々は問題がありません。住民税などを除けば、公共交通の値段であっても地方から上京する場合に比べれば微々たる物です。で、地方の現状はどうだと言えば、決して東京より裕福であるとは言えない訳です。
 
同じ様にテレビでも地方発信の番組は多々存在しますが、それが東京に影響を与えるものなど微々たるものです。ですが、東京発信のものは雑誌などでも取り上げられるために、かなり重要度が上がっているように見えてしまうわけです。
 
言い換えれば、これは地方への魅力を失わせたとうい事になってしまいます。何故なら、別段苦労して地方に行く必要がなくなったからです。地方の魅力あるものよりも劣るものだとしても、都会の方が良い。情報の受け取り方によってはそう見えてしまうわけです。
 
これをひがみとするのなら、それも仕方がない話でしょう。
 
ですが事実として、地方は東京に搾取されているとしてもおかしくはないのです。先ほども記載しましたが、東京にいれば問題はない…この一文には、本来地方で楽しむための物が東京に集められ、そこで楽しむことが出来るために、地方に向かわない場合があるという事なのです。
 
それはどうしてなのか。至極単純です。これも記載したことですが、東京に向かって出店すれば、それだけ需要が見込める可能性があるからです。ですが事実はどうでしょう。そのために無理が起こり、それが嘘を誘発し、そして結果的に自滅する。その光景を報道され、そして気付く。実にこの繰り返しであるわけです。
 
で、人はどういうのでしょうか。ならば、地方が地方の魅力を持てば良い。それはどうなのでしょう。人は楽をしたがります。今までに記載したことは地方に行かなくても魅力を味わいたいという楽を求める心が起こしたものではないのかと思えないのでしょうか。
 
 
例えば、暫定税率の話が毎日のように起こっています。地方の道路整備を行えば、地方が潤うというものです。そこまでに道路が通れば、地方の生活が良くなるというのです。
 
そんな単純な話ではないと思います。確かに生活道路を整備する必要はあるのでしょう。しかし、その整備を行う道路はけっして生活用のためだけではなく、より観光を促せるためのもの、また企業誘致を行えるようにするためのものであるわけです。
 
暫定税率が確かに維持をされ、そして道路が作られたとしましょう。その時点で公共事業は終わり、結果、その公共事業で社員を賄っていた企業は他の仕事をするしかなくなります。そして整備された道路からは、その地方の特産物がより効率よく都会へ運ばれるようになります。
 
つまり、地方へ足を運ばなくても、その場所で楽しめる新鮮さが身近になると言う事になるわけです。
 
言ってしまえば、搾取そのもの。これで地元の観光と言えるのでしょうか。確かに、地元にこなければ楽しめない観光は沢山あります。が、それを楽しまなくても、楽しめるものは沢山あるのだと言う事を理解するべきです。
 
 
本当に是正するために必要な事は、決して地方だけが努力するべきではなく、むしろ東京などの都会が地方へ足を向けるように促す必要があると思うわけです。
 
そのために、一挙集中している政治や経済を分断する必要もあるのではないのかと思うわけです。
 
あまりにも多く、その手中に収めたものを元の場所に戻す努力と勇気。それが地方を活性化させる一つの要因ではないのかと思うのです。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2008年03月09日

新しい器材だけが手段じゃない【「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ ~炎の惑星編~」(2007年 カバヤ/ボークス)】

 デジタル家電の再編成が近づいているようです。
 
でも、問題はそこではなくて、本当に必要な器材の話を国もメーカーも、テレビ局ですら真剣に報道しない事。新規器材を買わせたいのはわかる話なのですけど…。


 さて、今回は2007年に発売されました「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ ~炎の惑星編~」です。

 ユニウス、シルバー、レッドと別れ、飛び散った伝説の鎧を探し、旅をするブルーに炎の鎧の話が舞い込んでくる。それは、伝説の鎧ではないのか…そう考えたブルーは、オーバーホールしVer.2となったブルーナイトを駆り、炎の惑星フレイアへと降り立った。
 
そこにあるマウナで一体のナイト、レッドウォリアーと出会う。その手に持たれていたのは、炎の剣…そう、伝説の鎧が変化したものではないのかという炎の鎧の一つがその手にあったのだ。しかも、レッドウォリアーはその力で残虐非道な事を行っている。
 
ブルーはナイトデュエルを申し込む。しかし、炎の剣の攻撃にブルーナイトは押されてしまう。
 
炎の鎧が伝説の鎧である…確信はないにせよ、その可能性がある以上、この手に欲しい。だがそれ以上に、レッドウォリアーの悪事は許せない。だからこそ、このデュエルには負けられない…その燃える様な熱い心に、レッドウォリアーの手にある炎の剣が反応し、その温度が急激に上昇する。
 
その高温にたまらず手を離すレッドウォリアー。その炎の剣にブルーナイトが近づく。じりじりと焼かれる感覚を味わいながらも、手を伸ばし掴み取る。するとそれまで感じていた炎の熱さが感じなくなった。しかし、実際には炎の剣の温度は上がっているのにも関わらず…。
 
そう、剣の炎よりも心の炎が燃え盛る限り、炎の剣がその手にした者を凌駕する事はなかった。
 
そして炎の剣を用いた必殺技「ファイヤースラッシュ」がレッドウォリアーに炸裂した。
 
 
…というわけで、大幅な脚色と共に炎の惑星編の冒頭を記載しました。前回に引き続き、「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ」の第二弾「炎の惑星編」のレビューです。
 
発売されたのは第一弾の8ヶ月程後、2007年3月6日です。第一弾との大幅な改良点はやはり抜け易いといわれた各ジョイントの改良でした。差込棒の先端の太さを少し太くしパチッとはまり、抜けにくくなったわけですが、その分、関節がゆるゆるに…例えるなら糸の切れたマリオネットのようになってしまうのは仕方がないのかも。
 
抜けるストレスよりは、幾分もマシになったというものです。
 
当然、前回のキットとの互換性もあります(軸の関係で保持出来ない場合もありますが)ので、組み換え遊びの幅はより大きくなったわけです。
 
確かに、ブルーナイトがVer.2となりました関係で、それはダブってしまうのですが、しかし、そこはあくまでお遊びの話。一体をケンタウロス型、一体を飛行型などとして並べてみるのも面白いのではないかと。また、伝説の鎧と炎の鎧を並べて飾るには同じブルーナイトがあった方が見栄えは良いと思いますよ。
 
今回のラインナップは、人型のブルーナイトVer.2、ブラックナイト、ホワイトナイト。人型からライオン型に変形可能なゴールドレオン。そして人のような姿の鳥モンスター型のゴールドフェニックス(前回と全く同じ文章になった)の合計五体です。
 
基本的には同じような造詣になっていますので、頭部や色合いなどを変えるだけで無数のナイトが出てくるとは思いますけど。事実、今回は完全新造されたのはゴールドレオンだけ。後は頭部の新造と色合いの変化です。
 
でも、それが良い。大事なのは「この世界のナイトは共通したパーツを使っている」という事なのですから、こうした事に対する変化はあまり面白くはありません。この感覚はある意味「ザクのバリエーション」に似ているのではないかと思うわけです。
大きな変化も面白いのですが、今回のように一つのシリーズで全てではなく、一体だけ大きな変化を付けてくれるだけで遊びの幅は大きくなりますから、それで十分なんですよね。
 
言ってしまえば、レゴやダイヤブロックのようなもの。見た目は同じような感じでも少し違っていれば、それだけで組み替え遊びは堪能できるという事なんでしょう。
 
今回のおまけパーツ「炎の鎧」は全部で六つ。そう、五体のラインナップに対してパーツは六つあるのです。それは物語にも反映されています。
 
 
ブルーがフレイアで出会った二人目のナイト、ダークはブラックナイトを操り、炎の鎧を集めていた。デュエルナイトによって、ブルーが勝利した後、ダークはブルーに旅の同行を誘われたが離れて旅を続ける事にした。そしてホワイトナイトのウィズ、ゴールドレオンのハートとの戦いに勝利し炎の鎧を四つ手にしたブルー。そしてその旅に同行する事になったウィズとハートは、炎の鎧を二つ所有するというザンスのいるキエラの地に急いだ。
 
そこで目にした物は、大破したブラックナイトと怪我を負ったダークであった。
 
その相手、ゴールドフェニックスは二つの炎の鎧を装備しながら、その力を十二分に引き出していた。しかし、ブルーにも四つの鎧がある。相手が空を飛んでいるとは言え、十分に対抗できるはずであった。
 
サンズが炎の鎧を二つ使いこなしているのに対して、ブルーは四つ纏いながらも単に纏っているだけ。その力の差は歴然である。しかも、相手は飛行も出来るナイト。ブルーは徐々に体力を消耗していく。
 
「炎の鎧の力は心の力。確固たる信念がその力となる!」
 
サンズの勢いは益々激しさを増していく。その状況を見ていたハート、ウィズそしてダークはサンズの黒々とした炎に気付く。そう、炎の鎧は確かに心の力で力を増す、その力が正しくも卑しくの関係なく、自分の心に対して反応するのだと。
 
連続したゴールドフェニックスの攻撃にブルーナイトの動きも鈍くなる。その様子にダークが思わず叫ぶ。負けるな!…それまで他人を冷ややかに見ていただけの男が認めた男の危機に心から叫ぶ。当然、ハートもウィズも同じように叫んでいた。
 
すると、それに応える様に、炎の鎧の輝きが増していく。そう、最初にブルーが戦った時のように、三人の友情が心の力となって、炎の鎧を輝かせ始めたのだ。それはブルーにもわかった。輝きが増してはいる、しかし、その身を暖かく包むのは友の想い。それが消えかけていたブルーの心に火を灯した。
 
ゴールドフェニックスは上空から、ブルーナイトは地上からそれぞれ光の尾を引きながら突進する。
 
巨大な爆発と共に、ゴールドフェニックスは地上へ落下、しかし、そこから動く事はなかった。
 
全ての炎の鎧を手に入れたブルー…しかし、それは伝説の鎧ではなかった。炎の鎧をダーク、ウィズ、ハートに託し、ブルーは新たな旅へと向かっていった。
 
…というわけで脚色を加えましたが、大体、このような感じです。そして、次回発売の第三弾によって、第一章は幕引きとなるわけです。



 つい最近、HD DVDの軍勢が撤退を表明しました。これによってBlu-rayがメインを取る…事よりも、例えば現在テレビ放送として行っている局はどれぐらいあって、その種類はどのようなものかを話する必要があるのではないかと思うわけです。
 
アナログが終了する…それはそれで結構。電波が賄えない話なのですから、そうなってしまったのは良いとして、知り合いにもいるのですが、地上デジタル放送とBSハイビジョン放送は違うよ…というのが理解していない。私の親からしてもそうですが、どうなっているのか説明をしてくれないと言う訳です。
 
確かに、考えてみれば、それを真剣に毎日のように説明している所はどこにもないなぁと思うわけです。2011年が近づいているにも関わらずです。
 
CMはバンバン放送しています。しかし、それで十分と思っている節があるのが許せません。
 
こうなると大抵は調べればわかる事と言う人もいるのですけど、調べてわかる人が全体のどれだけいるのか。テレビの話は、特定の必要としている人にだけに関わる問題ではなく、国も含めた事業として展開している話です。年金問題の時と一緒、国にはわかりやすく説明する義務があるはずなのです。
 
私が知るだけでアナログのCS/BS/地上波、デジタルCS/BS、地上デジタル放送、ワンセグ放送、ケーブルテレビがあります。
 
それぞれがどういう器材を接合すれば視聴でき、また録画が出来るのかを簡単に調べる事が出来るようにしなければ、順調な推移もあったものではないのです。
 
メーカーが新しい器材を売りたいのはわかりますが、全ての人たちがそれを購入できない以上、安価で視聴可能な方法の提示は必ず必要な事であると思うのです。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2008年03月01日

時代に逆行してないですか?【「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ」(2006年 カバヤ/ボークス)】

 最近、家庭用ゲームをやっていません。やりたいと思うゲームがないからなのですが、そんな中、現状で持っていないハードで欲しいゲームが出てきました。
 
それはフロムソフトウェアのPS3版アーマードコアです。
 
で、そうなると、欲しいハードというのはPS3になるのですが…



 さて、今回は2006年に発売されました「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ」です。

 ブルーナイトを駆る若きナイト使いブルーは、第一太陽系第一惑星にある都市ロメオに到着した。その目的はその都市にいるナイト使い・シリウスに会うためであった。シリウスは伝説の鎧の一つ「ショルダーアーマー」を持っているという。しかも、自身のナイトで悪事を繰り返している。
 
ナイトとは操縦者であるナイト使いとの身体と頭脳にシンクロし動かせるロボットの事で、特にそのナイトを決闘用にカスタマイズしたものをデュエルナイトと言う。そのデュエルナイトが行う、パーツを賭けた決闘のことを「ナイトデュエル」と言った。
 
第一太陽系に伝わる「伝説の鎧」それは左右のショルダーアーマー、ブレストアーマー、兜そして剣の5つが各地に存在しており、それらを集めると願い事が一つ叶えられるという。
 
ブルーもその噂を頼りに、生き別れになっている父との再会を願うため、伝説の鎧を集める戦いを始めたのだった。
 
 
今年3月上旬に第二章の発売が決定しました「鋼鉄の戦騎 デュエルナイツ」。その第一弾のレビューです。
 
発売されたのは2006年5月16日。実に1年半ほど前に発売されたわけですが、まさか、第二章が発売されるとは思いませんでした。このシリーズは第三弾で第一章完結となっているのですが、これで終わりだろうなぁと思っていたのですから、自分にとっては嬉しい誤算です。
 
さて、第一弾から第三弾まで、全てのシリーズにおいて一貫されているのは、その種類としての個数です。その数は5つ。
 
設定上でもあります、基本的な設計としてナイトは各パーツの接合が共通化されているというものがあります。それがこの商品の売りでもあるわけです。
 
例えば、主人公機であるブルーナイトは、頭、上半身、下半身、肩&上腕、下腕、拳、大腿、下腿と分離でき、また頭部を除く各パーツには接合用の穴がどこかしらに開けられているわけです。それらを使ってオリジナルのナイトを作るというのがこの商品の持ち味でもあります。
 
第一弾のラインナップは、人型のブルーナイト、レッドナイト、シルバーナイト。人型から馬型に変形できるシルバーユニコーン。人のような姿の鳥モンスター型のレッドホークの五体となっています。
それら五体に一個ずつ、伝説の鎧が付属しているのです。
 
 
小さいながらも顔など良く見るとカッコ良いものです。基本的には立ち姿を楽しむわけですし、何より玩菓においてはそれほど複雑な機構を組み込む事もできません。ですので、このモデルは、あまりポーズをつけて遊べないのです。
 
肘も膝も曲がりませんし、股関節や肩にしても広げる事は出来ません。
 
それでも元の立ち姿がカッコ良いので、見栄えは良いのですが、問題は接合部分が大変に抜け易いのです。場合によって自重でも保持できないものもあり、せっかく組み立ててもすぐにポロッと抜けるようではストレスが溜まってしまいます(ちなみに、これに関しては第二弾で改善されました)。
 
 
物語の方は、第一の惑星(この名称が不明…都市ではなく惑星の名前がロメオではないのかとも…)から始まり、第二惑星ヴェヌスではブレストアーマーを手に入れ、それを持っていたレッドナイトのナイト使いレッドを仲間にし、第三惑星エルスではもう一つのショルダーアーマーを持つシルバーナイトと戦い、そのナイト使いシルバーとも仲間になる。第四の惑星マリスでは伝説の兜を持つ、シルバーユニコーンとの戦いで勝利し、兜を手に入れ、そのナイト使いユニウスとも仲間になる。
 
そして、第五の惑星ジュピテスに伝説の剣を持ち、レッドホークを操るレッドホーク(もう、ナイト使いの名前考えるのやめたのかな?)が彼らを待っていた。最初に立ち向かったのはユニウスのシルバーユニコーン。しかし、空中からの高速射撃にシルバーユニコーンは破壊されユニウスも瀕死の重傷を負ってしまう。
 
ブルーたちもこのままでは同じ運命が待っている…が、ユニウスはシルバーユニコーンとブルーナイトを合体させ、ケンタウルスモードで戦えという。シルバーユニコーンの速力、そしてブルーナイトの必殺ブルースラッシュで叩き落とせと。
 
シルバーユニコーンのユニコーンモードの力を得たブルーナイトは、今までにないほどのスピードで大地を駆け、レッドホークをかく乱させる。そして、一瞬みせたその隙をブルーは見逃さず、レッドホークへと飛び掛っていく。
 
「ブルースラッシュ!」
 
その一閃はレッドホークを確実に捉え、翼をもぎ、大地へと落した。遂にブルーは全ての伝説の鎧を集める事が出来た。やっと念願かない、父との再会が果たされる…が、ブルーの望みは違っていた。
 
「伝説の鎧よ、ユニウスの命を救い給え」
 
それまで伝わっていた伝説が現実になる。瀕死であったユニウスは回復する。そして、望みを叶えた伝説の鎧は光の玉となって四方へ飛び去っていった。そしてブルーの伝説の鎧探しの旅が再び始まる事になる。
 
…え、途中脚色しましたが、おおむねこのような話です。ベタですねぇ、本当に。良い意味でベタです。単純明快。まぁ、物語として書き直せば、それなりに長くなるのですからまた、少し違った話になっていくのでしょうけどね。
機会があれば、書いてみたいものです。



 PS3が40GBのみの発売に移行しました。
 
その関係で一番変わったのは、PS2以前のソフトが使えなくなった事です。これは、それまでSCEが敢行してきた事の意味をなくす行為となってしまいました。
 
一方、任天堂はWiiでネット配信をする事によって懐かしい(基本的に任天堂に帰属する)各種ハードのソフトを遊ぶ事が出来るようになっています。
 
一般的に下位の機器のソフトが上位機で使えるようにしたのは、誰でもないSCEが行った事です。それを否定するかのような条件を出してきたわけです。これはブルーレイである事を差し引いてもプラスになる事なのでしょうか。
 
確かにPS2は現行でも新カラーを出し続けています。ですが、ならばPSからPS2に移行した時に行った意味、そしてPS3の機能削減の意味。これは厳しい見方として、PSという一つの機種がPS3で終了する可能性を示唆しているとも言えます。
 
Xbox360はじわりじわりとソフト数を増やし、またサードパーティもじわりじわりと新規ソフトを出し続けています。
 
今、我慢の時であろうSCEが我慢を忘れたような状況が好転する時が来るのでしょうか。
 
 
さて、ブルーレイ一本化がされました。この状況がPS3に追い風になる…には、少し時間がかかる事でしょう。
 
その一番の理由は、やはりプレーヤーが充実している現状では、PS3のような再生専門機には、ブルーレイのソフトが少ない状況、なおかつゲーム機のソフトの少ない状況という、使うソフトの少なさが逆風になっているという事です。
 
また、今後デジタル放送に関連して、HDD/Blu-ray録画再生機が各家庭に充実していくと、ますますPS3の再生専用機としての需要が減っていく事になるわけです。
 
ここは、本来のゲーム機の充実、更にはPS2やPSのソフトがエミュレート機能付加でも遊べるようにし、更にネットワークの充実を図りつつ、時期を待つのが良いのではないのかと思うわけです。
 
 
更に厳しい事を言いますと、本当に必要な割り切り方は、いっそのこと、PS3を辞めるか、PS2の(ハードとしての)新作を終わりにするのか、どちらかしかないとは思うのですけどね。
 
PS2もPS3も同じように売上げが欲しい。だからPS2を使えなくした…もし、そう考えているのであれば、安易な考えであったな~としか言いようがありませんね。
 
そこら辺はMSの我慢を見習うべきでした。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

2008年02月16日

火の車なんです【「マシンロボムゲンバイン ムゲン五獣神」(2008年 バンダイ)】

 道路特定財源のように、本来は一つの目的のものに利用するために設定されたものが、実は別の目的にも使われていたというのは、政治の世界から良く聞こえてくる話です。
 
しかし、それに対して何の咎める術も持たない我々国民は、一体、これからどのようにして国を是正していく事ができるのでしょうか。



 さて、今回は2008年に発売されました「マシンロボムゲンバイン ムゲン五獣神」です。

初の玩具レビューになりますが、他のサイトのように、画像てんこ盛り…というわけではありません。あくまで、画像は一点のみで、あとは文章でのレビューという事にいたします。
 
さて、ムゲンバインといえば、アニメにもなりましたマシンロボレスキューの続編にあたる玩具です。しかしながら、そのムゲンバインもアニメの縛りから向けだした瞬間に、様々な展開を行えるようになったようです。
特に一番の展開は、やはり玩具菓子関連におけるものでしょう。
 
このムゲン五獣神は、ムゲンバインの玩具菓子では第6弾のものとなります。
 
東洋系のものからエジプト系へと移っていったのは、英断であったのかもしれません。東洋系のものを合体させると、どうしても西洋系になってしまうのは、無機質なロボットであるからなのでしょうが、エジプトの関係であれば、それは石で作られているなどというでっち上げでも大丈夫。
スフィンクスに代表されるように、無機質な素材を作って、雄弁に語りかけてくるような造形物を作り出してきた土地であるが故に、こうしたロボット物になっても、さしたる違和感がないように仕上がったのでしょう。
 
しかも、この玩具、菓子の付録(?)として侮っている事が大間違い。結構、ガシガシ動かせるんですね。
 
で、ムゲンバインの醍醐味である合体。説明書どおりに五体を合体させると、ムゲンファラオという巨大ロボになるわけです。二十センチもどの大きさでしょうか。結構迫力あるロボットになりました。
 
また、この玩具の面白さは、ムゲンバインが同じような造詣物によってうまくシンメトリーを構成しているにも拘らず、それぞれ五体に分割した場合、その同じような造詣も違う使われ方をする、という点にあるのでしょう。
簡単に言ってしまえば、一つの部品でも違う場所に使う事ができ、それは違う表現を醸し出せる、という事でもあるわけです。
 
まさに様々な形をしたブロックの玩具。これは数を揃えれば更に壮大な「何か」が作り出せるというのも頷けます。また、玩具菓子でありながらも、既存の玩具製ムゲンバインとの合体も可能という親切設計も嬉しい玩具なのであります。



 別に嘘をついて欲しくないだけという感じもする道路特定財源の使われ方なのですが、正直、それに頼っている地方というのも、本当に道路だけに使っているのか疑問になってきました。補填するために廃止は困る…というのでは、発足における意味合いがなくなってしまうというのを理解しているのでしょうかね。
 
アメリカの推移に右往左往している日本の状況は、冷静に見れば滑稽であるとしか言い様がありません。こうなってくると、日本ってば独立した一国家?と疑いたくなってくるものです。
 
一度、廃止した上で、本当に必要な財源として確立し、その上で国民の負担にならないようにするにはどうするべきかを議論する必要があると思うのですが。目の前のお金にだけ執着しているようでは、政治は成り立たない状況になっていると思うんですけど。
 
元々からして日本の借金は先進国でNo.1。これでも、まだ国債を発行し、更に不況ではないっていうのですから、何を根拠に言っているの?と聞いてしまいたくなるわけです。
よく国を一つの家に例える場合がありますが、しかしながら、そうであった場合、その家庭に差し押さえが来ない事が日本政府や国民の危機意識が足りない原因なのかもと考えてしまいます。そうなると、保障はどこがやってくれるのか。どうすれば借金を返せるのか。元々、どこから借金をしているのかが、よりはっきりとわかるようになると思うのですけどねぇ。
 
はっきりとわかった際に慌てるのは…我々なんですけどね。
 
 
 
 そんなこんなで本日はここまで。

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