さて、今回は1996年に発行されました「狂科学ハンターREI (1)」です。

若いながら優れた鑑定眼を持ち、芸術界にその名を知られる、実業家・姫城玲。彼の画廊ギャラリーである「ギャラリー・HIME」には、世界から不明になった絵が普通に飾られており、知る人ぞ知るギャラリーとして銀座でも知られている。
だが、彼には裏の顔があり、その仇名は「狂科学ハンター」。
超科学、擬似科学、異端科学と言われ世間からは爪弾きにされる科学技術。しかし、それらを実際に活用し暗躍する組織があった。
「黄金の薔薇」…表向きには世界に進出している大企業「ギア・グローバル」の本当の姿でもある。
彼らは日毎に様々な異端科学…いや、彼らの言う所の秘宝科学の成果を挙げ、それを組織のために活用している。
実は玲もその成果の一つであった。
彼の父、姫城正樹に改造されたその能力は、人類の持つ力としてあまりにも強大なものであった。そこで、父と同じく黄金は薔薇で科学者をしていた姉・茉莉香によって安全装置が設定された。
それは玲に沸き起こる純粋な怒りにのみ作動するとうリミッター。
そのリミッターが外れるとき、彼の能力は解放され、その手に持つ魔玉を持って奇跡のような「魔玉操」を繰り出す。
玲の敵である「黄金の薔薇」そして父である正樹を追い詰め、姉の仇を討つために。
今日もその形見である白いマフラーを風になびかせ、都会の闇の中を飛翔していく…。
この小説の扉絵・挿絵、実はデスノートで御馴染みの小畑健氏です。
主人公である姫城玲が美しいわけですねぇ。
狂化学ハンター…思うに、こうした「○○ハンター」ネタには結構はまる方です。その昔、週間少年チャンピオンで連載されていた魔界都市ハンターもそうですし、鈴宮和由氏の悪業ハンターに、安永 航一郎氏の巨乳ハンターも見てました(古いな~)。
それにプラスして嵌った原因になったのは、秘宝科学=狂科学です。
うまく命名したものだなぁというのがまず最初の感想で、うまく利用したものだなぁというのが次の感想。
劇中にある狂科学は、結構名の通っている有名なものが多かったですし、そういうのが好きならば、読んで楽しい作品ではないかと思います。
今なら、深夜枠アニメ1シーズンでも十分に表現出来そうな作品だなぁと思うんですけどね。
魔界都市ハンターを出しましたが、ある意味、それに類した作品であるといえます。R.O.Dにも雰囲気が似ているかもしれません。でも、それは似ているという話であって、真似をしているというわけじゃありません。
内容は、突き詰めていけば復讐劇。自分の生い立ちや姉への愛情から動いているのが、主人公である玲の原動力なのですから、物語としては先ほど似ている雰囲気の作品とした物とは一線を画しています。
この作品を見ていると、意外な物まで狂科学とされているのがわかります。
これって、モンスターじゃないの?…でも、考えてみればその分類は間違っておりません。確かに狂科学です。
同時に、そうした狂科学を手にする事ができた人間。そこに野心が加わればどうなるのか。
単に立ち回りの激しいアクションだけではなく、そうした人の内面にまで話が及んでいると言う所が更に面白いのではないのかと。
惜しむらくは、現在、本編5巻、外伝(EX)が1巻で停まっているという事。
出来れば、また再開して欲しいなぁと思っている次第です。
最近、政治が慌しくなっているわけですけど、本当にそれで良いの?と問いたくなってしまうのです。
福田氏が首相になり、そして任期満了前に突然辞任しました。民意は怒っているそうです…私はそうでもないのですが、民意は怒っているそうです。
野党も当然起こっています。民意からすれば、野党に政権を渡せと言う事のようです…私はそうでもないのですが、民意はそうらしです。
福田政権は無責任なのだそうです。年金問題も全く解決していないし、高齢者問題も解決していない。これで一生懸命だったというのは、おかしいのだそうです…私は(以下略)。
前にも何度も記載しております。我々が民意を託しているのは、一票を投じた方に対しての話です。それが国民の責務なのです。
今回のこの騒動をテレビで拝見しておりますと、テレビはテレビの責任をすっ飛ばし、国民は国民の責任をすっ飛ばして、人の責任を追及しているようにしか見えないわけです。
普段から政治に関心もなく、その内容にも疎いくせに、よくもまぁ、それだけ文句を言えたもんだと呆れてしまうほどです。
「政治が関心を持たせないのが悪い」という本当に頭の悪い意見もチラホラ聞こえる場合がありますが、関心を持つのは持つ側の意識であり、持たせる側になんら責任はありません。
ましてや政治はファッションでもなく、音楽でもないのです。興味が持てないから関心がないと言うのは、自分の権利を放棄したのと同じ事です。
それで権利がないと文句を言っても当たり前の話なのです。
一番の事例で言えば、正に年金問題がそれです。
社会保険庁は確かに、仕事をサボっていました。遊んでいました。いい加減でした。そのツケが今、まわっています。
ですが、それはここ数年の話なのでしょうか?
これまでに…問題が提起される前にはなかった話なのでしょうか?
それを監視するための機構が何故作られなかったのでしょう?
不思議な事ばかりです。今、60歳を過ぎ、いざ自分の番になった時に騒ぐ。これでは、遅いわけです。
仕事が大変だったから、仕組みが複雑だったから…残念ですが、言い訳にすらなりません。それを理解して彼らはズルをしていたのですから。
これは政治不信が起こしたわけではなく、政治への無関心が起こした事。まずそこを反省するべきではないのでしょうか。
恐らく、与党の総裁選が終了後に選挙が行われる事になるはずです。
その際に、投票率80%もいかないとすれば…正直、現状からすればこれでも低いわけですが、日本の国を捨てたのは、国民であると理解するべきなのでしょう。
国を捨てた民がどこへ行くのか、何が出来るのか。今の世の中で考えれば、決して多くはないと思いますし、楽ではないはずです。
政府が無責任と蔑む前に、自分の責任を果たした上で、文句を言うべきではないのでしょうか。そして、これは国民である以上、連帯責任でもあると考えるべきなのだと思うわけです。
誰に投票するのか…ではなく、投票所へ行き、一票を投じたのか。その投じた信念は自分の中にあれば良いのです。それをとやかく言う必要はありません。
そして、自分が監視しているのだと、だからしっかり働けと政府に圧力をかけるべきなのです。
政府のために国民があるのではなく、国民のために政府はあるのですから。
そんなこんなで本日はここまで。





