さて、今回は1987~1988年に放送されました「機甲戦記ドラグナー」です。

21世紀初頭。人類は月面入植を果たし、新たな宇宙時代に突入するはずだった。しかし西暦2087年、月面開発技術を軍事に転用した月入植者が、人型兵器「メタルアーマー」を開発し、月を植民地としてしか見ていない地球人類に宣戦布告したために全面戦争が勃発。一部の月入植者たちは「統一帝国ギガノス」を建国し独立宣言をした。
一方、メタルアーマーの威力と、マスドライバー攻撃で瞬く間に窮地に立たされた地球連合軍は、劣勢を挽回するべくギガノスからの亡命科学者、ラング・プラートの手引きでギガノスの最新鋭メタルアーマー「ドラグナー」シリーズ3機の奪取に成功する。だが難民輸送船に偽装し、地球までドラグナーを運ぶ任務にあった宇宙船アイダホは、宇宙コロニー「アルカード」に寄航したところで攻撃に遭ってしまった。
アルカードのアストロノーツアカデミーに在籍しているケーン・ワカバ、タップ・オセアノ、ライト・ニューマンは、スパイとしてアルカードに潜入していたギガノスのスパイからディスクを託される。
不当な攻撃を繰り返すギガノスから宇宙船アイダホに逃れたその場所で、ドラグナーとの運命的な出会いを果たす。
ドラグナーにノリで載りこみ、託されたディスクをセット。機械音声が言う通りに、その場で考えたコードと自分の氏名を大声で言うケーン。だが、それをドラグナー…D-1は記録してしまう。つまり、その瞬間から、D-1はケーンの専用機になってしまったのだ。
成行でドラグナーに乗り込む事になったケーンたち…だが、それが彼らを逃れられない運命に導く事となるのであった…。
この作品は、名古屋テレビ(現メ~テレ)が長年続けてきたサンライズオリジナルのロボット枠、その区切りの作品となります。この作品が終了した後、日仏合作の宇宙伝説ユリシーズ31が途中の12話まで、その後に鎧伝サムライトルーパーが放送され、そして、獣神ライガー、勇者シリーズと続いていくのですが、実質、リアルロボット路線としては、これが最後になるわけです。
この時、サンライズに限らず他の関係各社が求めていた事は、ポストガンダムでした。
ガンダムの再放送以降の売れ行きは、サンライズというよりも、玩具メーカーであるバンダイに喜びと苦悩を同時に与える結果になったのは言うまでもありません。
こうしたロボットアニメもしくはそれに連なる玩具の全てが、ガンダムと比べられる結果になったからです。
これは仕方がない話かもしれませんが、しかし、今だから言える事は…
1.メーカーはあまり考えすぎる必要はなかった。
2.ユーザーはあまり振りまわされる必要はなかった。
3.情報誌は、あまり振りまわす必要はなかった。
…ではないのでしょうか。この悪循環は、その後、現状まで続いています。○○より××が良かった…こんな感想はその方だけの価値観であり、同意を求める事がナンセンス。それは各方面の萎縮を生む結果でしかなくなったのです。
それから後、暫く最悪の状況を生む結果になります。それはリアルタイムに見ていたかどうかという事です。
これも、深く考える必要がないはずなのですが、そうした結果が、格差というよりも差別につながっていった…としても言い過ぎではないのかもしれません。これも、今につながる悪い伝統になっています。
見ていない事を大げさに指摘する…いや、これも言い方なのでしょう。それがおかしいというような言い方、それ事態がおかしい様に思うのは稀有なのでしょうか?
さて、こうした個人的に思うところの批判も置いておきまして、ドラグナーで真っ先に言われるのは、やはり前期OPではないでしょうか。
いわゆる「バリグナー」という言葉の示す通り、その映像美には驚かされます。
洋画でトップガンという作品がありますが、その影響を受けているのだろうと言う感じがありありと見受けられますが、それをロボット物として素晴らしく昇華しているのは言うまでもありません。本当にこうしたロボットが戦闘機の代わりになるのだとしたら…そんな日が来る事無く、そうした事は作品として何時までも楽しめれば良いと心から思いますけどね。
更に大きく違う所は、このドラグナーが改良型になった際にも見受けられました。それは翼です。
それまでの、飛行といえば、その代表はマジンガーZ…いえ、その前にありましたアストロガンガーでも良いのですが、水に浮ぶ様に身体を寝そべるわけですが、ドラグナーはパラグライダーのように、立った状態で翼が水平になるようになっています。
例えば、旋回にしても、足の移動によって細かい動きが可能になるのではないのか。スラスターだけではなく、避けるという動作にも動きが出てくるその形に、よりリアリティを感じた方も多いのだと思います。
決して主人公が特別な存在ではなく、特殊な能力もなく、しかし、自分たちの出切る事を一生懸命にやっていく事で、結果を残していく。こうした話が成立するリアルロボット作品は決して多くないわけですが、この作品ではそれを見事に成功させているのも特筆すべきなのでしょう。
誰もがもしかしたら同じ様にドラグナーのパイロットになれるのかもしれない。それは新しいリアリティの一歩ではなかったのかと思うわけです。
悲惨な話ばかりがリアルロボットの根本ではない…そう、リアリティの定義を考えさせられる作品の一つであると思うのです。
と言う感じで思うところとしては「代替わり」と言う事で一つ。
このドラグナーという作品もある意味、代替わりの一つであると思うわけです。その結果がついてこなかったのは、残念な話ですが、今でも時折、ポストガンダムやポストマクロスを目指す作品が出てきてくれる事があり、それにはある意味期待しているわけです。
その一番の理由は、ガンダムもしくはマクロスが最高という幻想を打ち砕いて欲しいからなのです。
そうした停滞は進化どころか進歩すら生むことが出来ません。
全ての否定は後退ではなく停滞でしかないのです。後退なら、まだ別の道に進めるかもしれませんが、停滞はその場に止まっているわけですから、どちらにも動くことが出来ずに同じ場所にいるだけになるのです。
これでは、同じような作品しか出来ずに飽きられるのは当然の話。
深夜枠アニメの全てがそうであるとは言いませんが、受ければ右に倣えの精神では、まぁ先は見えたようなものでしょう。
後進の海外産に抜かれるのも時間の問題です。実際に海外の作品でオリジナリティ溢れる作品もあるのですから。
同じ様な話が今、政治の世界でも起きています。宮崎県知事への出馬要請がそれです。
これをどの様に受けたのかが気になりましたが、本心からがっかりしました。
まず、自民党の中堅と呼ばれる方々に真剣さがない。所詮は自分たちとは違うんだ…という雰囲気で話をしている。そんな要求(全国知事会でまとめられた案を自民党のマニフェストとする事、次回総裁選挙候補として迎える事が出来るのか)は有り得ないと一笑している事。
これらは…いえ、この行為が自民党にとっての大きなマイナスになるのは目に見えて当然ではないのでしょうか。
こうした事に対して、自民党はマスコミも面白がって取り上げているだけだろう。国民も本気ではないのだろう…この発言は痛かった。むしろ、この発言を真摯に受け止めるだけの姿勢が欲しかったと思うわけです。
何故なら、言ってしまえば現宮崎県知事は外様の方。その方にそうまで言われるほど、舐められているのか…とい受け取り方ではなかった。これがは明らかな失言となるでしょう。
これが民主党への牽制になったかもしれない。その理論はわかります…が、何時までも彼をタレント議員として扱っているようでは、底が知れるという話です。
どれだけ勉強をしているのか…それだけではなく、マスコミやテレビなどのメディアを使い、うまくアピールしているのか。
それを考えれば、決して軽視できる存在ではない筈なんですけどね。
個人的には、政党の思惑によって首相が決定する制度など辞めてしまえと思うわけです。日本もアメリカなどと同じ様に、大統領制にするべきでしょう。
そう、国民の実質的な投票によって、国の代表を決定するべき時期に来ているのです。
政治が企業などではなく、国民に視線を向ける事。それが消費税を上げるにしても、海外への協力をするにしても、国民の意見が一番通る仕組みではないのかと思うわけです。
日本国の国民がより政治に興味を持ち参加するには、今、大胆な改革をするためには、トップを選ぶその方式を変える必要がある。そのために、現宮崎県知事が自民党の総裁になり、時期与党としても野党としても活動する事が決して、国民にとってのマイナスになるのとは思えないのですけどね。
全てが肯定できるわけではないにしても、現自民党や民主党に在籍する議員さんたちに比べれば、期待できると思うのですけど。
個人的に言えば、現首相は嫌いじゃありませんので、しっかりと任期を終わらせてから選挙に臨んで欲しいものです。それこそ、前首相やもう一度やる気の前々首相などよりも、しっかりしていると思うのですけどね。
そんなこんなで本日はここまで。





