先日、ニュースにてMMORPGの不正ポイント改竄が報道されました。こうした事件は、これからも関わる全ての人の姿勢が正されなければ起こりうる事であると懸念するわけです。
ネットという正体不明な相手の存在する世界においては、本当に自分の立ち振る舞いが、時として犯罪になると言うことを忘れてしまうかもしれないと言う事件の一つではないのかとさえ思ってしまいます。
楽しい場所を提供するために開始されたMMORPG。運営するのも人、プレイするのも人。そこにあるのは駆け引きよりも大事な係わり合いではないのでしょうか。
さて、今回は2005年にサービスが開始されました「マビノギ」です。

日本ではネクソンジャパンが運営するMMORPGで、そのモチーフはケルト神話における物語の雰囲気をモチーフにしたものとなっており、自分の作曲した音楽をゲーム中で奏でることが出来るという一方変わったスキルで話題のゲームです。ただし、音楽を奏でるのにもレベルが存在し、初心者では初心者なりの音楽しか奏でれません。そこが何とも歯がゆいのですが、しかし、現実でも同じこと。おきなりうまい人などいるものではありませんし。
日々の生活の糧は戦闘においてのものとアルバイトを行っての大まかに二つが存在します。このアルバイト、言ってしまえばクエストであり、それをクリアすることによって賃金と経験、それだけではなく、信頼度が増していきます。
また、生活に関するスキルも充実しており、料理や衣服なども自分で製作、売却することも可能となっており、果てはキャンプファイヤーで暖を取る(ゲーム内では徐々にHPを回復する)ことも出来ます。
他のMMORPGと同じように明確な目的があるわけではなく、むしろ、もう一つの生活の場と言う雰囲気を醸し出そうとしているのはスキルからしても明白です。つまりはゲーム内におけるそれぞれのスキンシップを楽しみにしてくださいということなのでしょう。
基本的プレイは無料で、キャラクターも一人作成できますが、ポイントショップでさらに充実するべくアイテムを購入することも出来ます。新しいキャラクターやペットなども購入でき、また、機能アイコンも(月額製で)購入。さらに遊びの幅が広がるようになっているわけです。
ペットは現実に存在しているものから、ゲーム内オリジナルまで多種多様。基本的に主人であるプレイヤーをサポートしてくれる存在になっています。種類によっては乗ることも可能という事です。
このゲームの大きな特徴としては、転生システムをとっていると言うこと。低レベル時における成長のしやすさを利用し、スキルアップに必要なAP(アビリティポイント)を貯めるといった方法で成長させることもできます。転生にはポイントショップでの転生用キャラの購入が必要ですが、ある意味、いつまでも自分のキャラとして育てていけるというシステムであると言える訳です。
初期のバージョンをプレイしたことがありますが、もっぱら、音楽を聴いたり弾いたりしていたわけで、そういうまったり感を楽しめるゲームであったなと記憶しています。
時間があれば、今のマビノギをプレイしたいと思いますが、その際には、ある程度の費用を捻出して挑戦することになるのでしょう。でも、まずは勘を養うために、無料で頑張ってみようと思います。
ゲーム内における有利不利は、やはりゲーム内でプレイした時間に比例するというのが当たり前の話であるわけです。格闘ゲームのようにセンスが必要になってくる場合も少なからずありますが、大概はそれよりもプレイし獲得した経験値による成長の方が勝るわけです。
こうした状況になりますと、どうしても長時間のプレイがしていたいという話になってきますが、人間、それほど長時間ゲームが出来るわけじゃありません。眠くもなるし、食事もしたい。そこで出てきたのがマクロ制御のプログラムです。これによってパソコンでゲームが起動している間、プレイし続けることが出来るようになり、場合によっては高額アイテムも獲得できるようになったわけです。
しかし、この行為は間違いなくプレイバランスを崩す行為であり、本来の楽しさも失わせるのは明白です。
何より、そうしたプレイには人間がいるわけではありませんから、話しかけられても答えることが無い。これはコミュニケーションがスタイルの一つであるMMORPGにおいては欠点にしかなりえない状況であるわけです。
今回、さらにクライアント側のプログラムを不正に騙し、利用できるポイントを増やすと言う行為は、それ以上の悪質さであるのは間違いない話です。単にポイントを増やしたと言い訳しているらしいのですが、何より、そのポイントは現金で購入するわけで、となれば、それは詐欺や強盗の類となんら変わりがないわけです。
さらにそれを換金していたという事は、単にポイントを増やした、などと言う言い訳が通用しない。まさに遊ぶ金欲しさの犯行であると断言されてもしかたがないわけです。
様々な問題があるMMORPGですが、何より必要なのは管理側だけに対するモラルではなく、それ以上にプレイヤー側のモラルが必要であり、その上で管理側に対しては抗議ではなく要望、管理側にはそれを精査した上での細やかな対応という現実社会で必要な行動であると思われるわけです。
そんなこんなで本日はここまで。



