例えば、現在にサイボーグ技術が無いかと言えば、答えは「ある」と言えます。サイボーグとは、基本的に人の行動を補う人工物のこと。となれば、物が噛み砕けなければ入れ歯があります。人体に入れるものではありませんが、コンタクトレンズも補うという意味では広義すぎますが入れても良いのではないのでしょうか。
実際には、人口骨とうや義肢がサイボーグというものにはより近しいのかもしれません。現在では脳に電極を入れる事によってカメラで捉えた映像を認識できるようになってきたそうです。
人という仕組みがわかるようになれば、より便利になれるように人体に人工物を入れるようになるものです。人を構成する物体はほぼ解明されています。しかし、それを人たらしめる要素は未だ判明していません。ですからあくまで技術的には補うものでとまっているわけです。
もし、そうした技術があうひ卓越したものとして目の前に現れた時…携帯電話が人の手から例えば耳の奥の小型機器として装着可能になった場合、例えば、地デジを見られるための小型デバイスが目に組み込めるようになった時、それを取り入れますか。しかし、それは決して夢物語ではないのかもしれません。
人は想像できるものは実現できるもの。案外、間近に迫っている技術なのかもしれないのです。
さて、今回は1989~1990年にヤングマガジン海賊版に連載されました「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」です。
※今回取り上げるのは冊子としての媒体です。尚、冊子としての同作品は、書き下ろしを数点含んでいるもので、ヤングマガジン海賊版にて3ヶ月毎に連載されていた同タイトルを基にし、まとめたものです。
警察という組織も現状と変わらず、予防的位置に存在しているわけではない。犯罪の事後を追って、その原因を探している状況であった。それに憤っている人物がいた。通称・少佐=草薙素子。彼女は優秀なハッカーであり、また高性能な義体の持ち主だ。それだけではなく、その下に数人の優秀な個人部隊を従えている隊長でもあった。
そんな中、素子の下に一つの依頼が来る。その時点で彼女たちの部隊は内務省直下ではあったが、傭兵の立場にあった。金額如何によって働く独立部隊として存在していた。彼女に依頼したのは公安部のサル部長=新巻。その依頼内容は、とある施設の内偵であった。
聖庶民救済センター。ここでは戦災孤児を引き取って社会に適応させるための学習をさせていた。しかし、問題は洗脳装置が存在するかもしれないという事。それは、法律で禁止されている事である。例え、政府の施設であろうとも同じことであった。ただ、内偵を行うにしても、巧みな防御の前に小型カメラですら内部映像を捉える事はできない。そこで素子とバトーは電脳を使い、中で学習している子供へとダイブした。直接つながったことによって見たその映像は、正規の学習機器。しかし、バトーはそのリンクが切れる瞬間に違和感を感じる。
3回脱走すれば楽になる…そんな感じがしなかったか…と。
その言葉に素子は強行突入を決定する。自分の魂=ゴーストの命じるままに。結果、その施設は洗脳装置を使っていた。それだけではなく、それを理由に辞職した職員はスパイでもあった。しかし、あまりにも派手に立ち回りすぎた素子たちに対して、内務大臣は素子がかねてより進言していた特殊部隊の設立は見送られる事になると言う。その言葉に見切りをつけた素子は、ボスである内務大臣との決別を決意した。
バーで部下と共に飲んでいる素子に、新巻が来る。それは新たな部隊の設立、そしてその部隊へのスカウトであった。犯罪に対して、それが成される前にその芽を摘んでいく攻勢の組織。公安第9課=攻殻機動隊の誕生であった。
幾つかの事件が描かれており、その大半は義体である事、電脳である事が必須ではないものです。しかし、それがこの世界の現実味を深めているのではないのでしょうか。言い換えれば、そうした特殊要因に特化する必要はないとも言えます。
つまり、根底は人間のしている事であるといえるわけです。
では電脳と義体の意味は何なのでしょう。それは単なる補助的システムであり、その補助であるシステムであるはずの物が、事件を大事にしているという事になるのです。ですので、作画表現は派手になって来るわけです。
アクション性の高い話であるわけですが、どの話においても中心にあるのは人そのものです。人故の葛藤や憤り、怒り、悲しみというのは、機械では補完できないものであると受け取る事も出来るのです。
幾つかの事件、その最後は「人形使い」の話ではなく、その後に素子自身が起こす誘拐事件で幕を引きます。結果、素子はソレを機会に公安9課を去り、ネットの世界を中心に活動していく事になるわけです。
冒頭に記載しました話は、別段、夢物語ではなく、実際に予想されている技術から想像した話です。しかし、倫理上の問題がありますから、基本的にはコンタクトレンズや補聴器のようなデバイスとなるのが精一杯なのでしょう。
今回、紹介しています攻殻機動隊は自分の肉体のほぼ全てをサイボーグ化している人間も存在する世界での話しです。恐らく20世紀末までは漫画やドラマなどの話であったのが、今世紀に入り技術の進歩と共に現実味を帯びてきたのも事実です。
さて、そんな世界がもたらしてくれるのは何なのか。出来る事なら、一度作品にでもしてみたい話であると思うのです。単純に破滅や幸福ではない、複雑だけど実は単純な答えがそこにはあるような気がしてなりません。
そんなこんなで本日はここまで。
実際には、人口骨とうや義肢がサイボーグというものにはより近しいのかもしれません。現在では脳に電極を入れる事によってカメラで捉えた映像を認識できるようになってきたそうです。
人という仕組みがわかるようになれば、より便利になれるように人体に人工物を入れるようになるものです。人を構成する物体はほぼ解明されています。しかし、それを人たらしめる要素は未だ判明していません。ですからあくまで技術的には補うものでとまっているわけです。
もし、そうした技術があうひ卓越したものとして目の前に現れた時…携帯電話が人の手から例えば耳の奥の小型機器として装着可能になった場合、例えば、地デジを見られるための小型デバイスが目に組み込めるようになった時、それを取り入れますか。しかし、それは決して夢物語ではないのかもしれません。
人は想像できるものは実現できるもの。案外、間近に迫っている技術なのかもしれないのです。
さて、今回は1989~1990年にヤングマガジン海賊版に連載されました「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」です。
※今回取り上げるのは冊子としての媒体です。尚、冊子としての同作品は、書き下ろしを数点含んでいるもので、ヤングマガジン海賊版にて3ヶ月毎に連載されていた同タイトルを基にし、まとめたものです。

警察という組織も現状と変わらず、予防的位置に存在しているわけではない。犯罪の事後を追って、その原因を探している状況であった。それに憤っている人物がいた。通称・少佐=草薙素子。彼女は優秀なハッカーであり、また高性能な義体の持ち主だ。それだけではなく、その下に数人の優秀な個人部隊を従えている隊長でもあった。
そんな中、素子の下に一つの依頼が来る。その時点で彼女たちの部隊は内務省直下ではあったが、傭兵の立場にあった。金額如何によって働く独立部隊として存在していた。彼女に依頼したのは公安部のサル部長=新巻。その依頼内容は、とある施設の内偵であった。
聖庶民救済センター。ここでは戦災孤児を引き取って社会に適応させるための学習をさせていた。しかし、問題は洗脳装置が存在するかもしれないという事。それは、法律で禁止されている事である。例え、政府の施設であろうとも同じことであった。ただ、内偵を行うにしても、巧みな防御の前に小型カメラですら内部映像を捉える事はできない。そこで素子とバトーは電脳を使い、中で学習している子供へとダイブした。直接つながったことによって見たその映像は、正規の学習機器。しかし、バトーはそのリンクが切れる瞬間に違和感を感じる。
3回脱走すれば楽になる…そんな感じがしなかったか…と。
その言葉に素子は強行突入を決定する。自分の魂=ゴーストの命じるままに。結果、その施設は洗脳装置を使っていた。それだけではなく、それを理由に辞職した職員はスパイでもあった。しかし、あまりにも派手に立ち回りすぎた素子たちに対して、内務大臣は素子がかねてより進言していた特殊部隊の設立は見送られる事になると言う。その言葉に見切りをつけた素子は、ボスである内務大臣との決別を決意した。
バーで部下と共に飲んでいる素子に、新巻が来る。それは新たな部隊の設立、そしてその部隊へのスカウトであった。犯罪に対して、それが成される前にその芽を摘んでいく攻勢の組織。公安第9課=攻殻機動隊の誕生であった。
幾つかの事件が描かれており、その大半は義体である事、電脳である事が必須ではないものです。しかし、それがこの世界の現実味を深めているのではないのでしょうか。言い換えれば、そうした特殊要因に特化する必要はないとも言えます。
つまり、根底は人間のしている事であるといえるわけです。
では電脳と義体の意味は何なのでしょう。それは単なる補助的システムであり、その補助であるシステムであるはずの物が、事件を大事にしているという事になるのです。ですので、作画表現は派手になって来るわけです。
アクション性の高い話であるわけですが、どの話においても中心にあるのは人そのものです。人故の葛藤や憤り、怒り、悲しみというのは、機械では補完できないものであると受け取る事も出来るのです。
幾つかの事件、その最後は「人形使い」の話ではなく、その後に素子自身が起こす誘拐事件で幕を引きます。結果、素子はソレを機会に公安9課を去り、ネットの世界を中心に活動していく事になるわけです。
冒頭に記載しました話は、別段、夢物語ではなく、実際に予想されている技術から想像した話です。しかし、倫理上の問題がありますから、基本的にはコンタクトレンズや補聴器のようなデバイスとなるのが精一杯なのでしょう。
今回、紹介しています攻殻機動隊は自分の肉体のほぼ全てをサイボーグ化している人間も存在する世界での話しです。恐らく20世紀末までは漫画やドラマなどの話であったのが、今世紀に入り技術の進歩と共に現実味を帯びてきたのも事実です。
さて、そんな世界がもたらしてくれるのは何なのか。出来る事なら、一度作品にでもしてみたい話であると思うのです。単純に破滅や幸福ではない、複雑だけど実は単純な答えがそこにはあるような気がしてなりません。
そんなこんなで本日はここまで。



