はなまるマーケット(12月14日(金)放送)とくまる より
冬に要注意!脳卒中
今回のとくまるは、冬に要注意の「脳卒中」対策。
命を落とさないためには、あらかじめ体に起こっている
変調に気付き、前ぶれを見逃さないことが肝心。
自分の命を守るのは、自分自身。脳卒中を未然に防ぎましょう!
「くも膜下出血」も「脳梗塞」も、
いわゆる脳卒中という脳に起こる疾患ですが、
この患者数はガンの患者数よりも多いそうだ。
(東京大学医学部付属病院検診部循環器内科:山崎力さん)
脳卒中は、この時期、まさに冬、寒くなる時期が
発症が多くなるので警戒が必要なのだ。
(池谷医院内科・循環器科:池谷敏郎医師)
脳卒中はある日突然起こるイメージがあるが、
実は脳卒中が起こるずっと以前から体にある変調が起きている。
また場合によっては 発症の前に前ぶれの症状が出ることもあるそうだ。
今、日本に患者が140万人いると言われている。
その1割を占める13万人くらいの方が
1年間でお亡くなりになられているという…
非常に怖い病気で、頻度も多いそうだ。
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<「脳卒中」から命を守るために>
「脳梗塞」脳の血管が詰まる
症状:半身麻痺(顔・手・足など)・ろれつが回らない・視野が欠ける など
きっかけ: 血圧の急上昇
前兆 :一時的に症状が出て消えることが…(TIA〜一過性脳虚血発作)
起こしやすい人 :
・動脈硬化を起こしている人
・日頃の血圧が高めの人
(肥満・ストレス・喫煙・糖尿病・高脂血症など)
防ぐには:
日頃の血圧を知っておく→ 家庭で定期的に測る
・生活習慣の改善(適度な運動・規則正しい食事・禁煙など)→ 血管の健康を保つ
「くも膜下出血」脳動脈瘤が破れる
症状:激しい頭痛が起きる
きっかけ: 血圧の急上昇
前兆:激しい頭痛が起こるが、やがて治まることが…
起こしやすい人:
・動脈硬化を起こしている人
・日頃の血圧が高めの人
(肥満・ストレス・喫煙・糖尿病・高脂血症など)
防ぐには:
・日頃の血圧を知っておく→ 家庭で定期的に測る
・生活習慣の改善(適度な運動・規則正しい食事・禁煙など)→ 血管の健康を保つ
「脳出血」脳の血管が切れる
症状:半身麻痺(顔・手・足など)・ろれつが回らない・視野が欠ける など
きっかけ: 血圧の急上昇
前兆:特になし
起こしやすい人 :
・動脈硬化を起こしている人
・日頃の血圧が高めの人
(肥満・ストレス・喫煙・糖尿病・高脂血症など)
防ぐには:
日頃の血圧を知っておく→ 家庭で定期的に測る
・生活習慣の改善(適度な運動・規則正しい食事・禁煙など)→血管の健康を保つ
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脳の血管がトラブルに巻き込まれて突然倒れてしまうのを脳卒中という。
そのトラブルには、血管が詰まる場合と破れて出血して しまう場合がある。
血管が詰まる代表的なのが
脳梗塞。
これが脳卒中の中で一番頻度が多いもの。
症状は神経の司令塔の脳がやられますので、半身麻痺で あるとか、
ろれつが回らない、それから視野が欠けてしまうなどの症状が出てくる。
くも膜下出血は、脳の中の血管に動脈瘤というコブができる。
それが破裂するとくも膜という脳を覆っている膜の内側に出血が起こる。
症状としては、激しい頭痛が起こってくる。
激しい頭痛とは、バットで殴られたような痛みと表現されているので、
そんな経験はないと思うので、
『経験したことがないような激しい頭痛』と考える。
脳出血は、脳の中の血管が破れて血腫という血の固まりを作ることで
脳を圧迫して、やはり脳梗塞と同じように神経の トラブルを起こす。
そのため神経の症状が出てくる。
年齢は関係があるのか?
脳卒中というと年齢の高い高齢者の方たちの病気
というイメージが強いと思うが、若い方にもかなり多くなってきている。
脳梗塞・くも膜下出血・脳出血の3つを総称して、脳卒中と呼ぶ?
はい。卒中というのは急に倒れるという意味。
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<脳卒中はこんな時に起こる!>
脳卒中の3種類は、発症するきっかけにある共通点がある。
実際にあった症例のご紹介。
女性。お茶のお稽古中に『脳出血』に…
突然意識を失って倒れて、その場で呼吸停止が起こり亡くなった。
ゴルフの最中に、『脳梗塞』
ゴルフの最中に歩いていて、突然真っ直ぐ歩けなくなってしまった。
一命は取り留めました。
以前から『脳梗塞』がゴルフの最中に起こりやすい
ということは、よく知られている。
サラリーマンの男性。
横断歩道を渡ろうとしていた時、横断歩道の信号が点滅を始めたので
小走りに走ろうとした。その時に『脳梗塞』を発症
その瞬間、まっすぐ歩けなくなってしまったそうだ。
右手の感覚もなくなったことに気付き、この男性は、
すぐに病院で治療を受けたため、大事に至らずにすんだ。
50歳代の女性。
寒い日に庭を掃除していたところ、焼き芋屋さんが通りかかり
買いに行こうとあわててお金を取りに部屋に戻って外に出て、
焼き芋を買って部屋に戻ろうとしたところで『脳梗塞』を発症した。
そのまま倒れて意識を失ってしまった。
後で家族が発見したところ、もう呼吸も心臓も止まっていた。
まるで違う状況下で起こったこれらの症例ですが、ある共通点があった。
どの症例も、
血圧の急上昇が起きていた。
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管壁にかける圧力のこと。
ゴルフのプレー中、あるいはお茶の稽古中は、緊張度が高まっている。
そうすると交感神経が活発に働いて、 血管はギュッと細くなる。
そして、心臓はドキドキして血液をたくさん血管に送り出す。
こうして血管壁にかかる圧力は、より強くなる。
これが血圧が急上昇した状態。
またあわてて走り出したり、急いだりしている時も、同じように血管が収縮。
そして心臓は激しく動くので血圧が急上昇する。
血圧が急上昇すると、血管壁に過剰なストレス(圧力)がかかる。
それが引き金となって脳卒中を発症するのだ。
血圧の急上昇→血管壁に過剰なストレス(圧力)→脳卒中につながりやすい
血圧が急上昇する時
◆緊張しているとき(ストレス)
◆あわてている時
◆寒い時
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<血圧の上昇で「脳卒中」が発症>
なぜ寒い時に血圧が急上昇するの?
寒さのストレスも交感神経が緊張して、血管も縮み上がり
抵抗が増しますので血圧が急上昇する。
以前、寒さによって血圧がどのくらい変わるのか実験を行っていた。
暖房の効いた暖かい部屋、室温は23.9度
血圧は、上が128・下が86、特に心配はない。
洗面所、室温が9.9度とかなり寒い状態。
血圧は、上が145・下が95に上ってしまった。
なんと暖かい部屋から寒い部屋へ移動しただけで、血圧は急上昇!
しかも、基準値を大きく超えてしまった。(基準値:上135/下85 未満)
普段健康状態に問題のない方は、
このぐらいの血圧の上昇ではトラブルにならない。
やはり、血圧の急上昇を繰り返す というのは、
血管にとってはストレスになるので脳卒中につながる可能性も持っている。
洗面所が暖かいお宅はあまりないのでは?
はい。しかも朝起きて、パジャマのまま行ったり…
朝も早いということもあり、水も扱う。
かなり冷える場所、やはり 寒冷のストレスが血圧の上昇につながる。
トイレも同じ。トイレもあまり暖かいお宅はない。
しかも慌てていくのでやっぱり血圧が上って危険な場所ということになる。
では、どうすればいいのか?
部屋を暖めるというのが大事。
ヒーターなどすぐ暖まるものを用意したり、
あるいは1枚着込んでから慌てずに行くということが大事。
寒いときはそれで防げるが、緊張しているとか、あわてている時は?
注目したいのが、『前兆』と『脳卒中を起こしやすい人』について。
脳卒中には、実はとてもわかりやすい前兆があるのだ。
TIA=一過性脳虚血発作という。
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<脳梗塞の前兆 「TIA」を見逃すな!>
Aさんは、10年前脳梗塞の前兆であるTIAを体験した。
スーパーで買い物をしてて、車に乗る直前だった。
口の左側からよだれが出て自分はしゃべろうと思うが
(言葉が) 全然出なかった。
これは一見脳梗塞の症状のようだが、
実はこの後Aさんは 家に帰ったときは、もう症状が治まっていた。
一体Aさんにこのとき何が起こったのか?
実は「脳梗塞」もその前兆である「TIA」も、
発症する前に血管が動脈硬化を起こしていることが多い。
動脈硬化というのは、血管が硬くなったり、
内側の血液が流れる部分が狭くなったりする現象がある。
最近は超音波を使って機械を皮膚に当てるだけで、
血管内の様子がわかるようになった。
動脈硬化がかなり進んでいる人の血管は
血管壁がコブのように盛り上がって、血管内が狭くなっている。
そしてここに、血圧の急上昇で血液の強い力が加わると、
動脈硬化の一部であるプラークがはがれて、
血管内を流れて脳の血管に詰まることがある。
これがいわゆる脳梗塞。
では、前兆となる「TIA」というのは?
再び血液の流れが戻る、こういう現象を言う。
一旦流れたプラークが溶けて、血流が戻り、それと同時に
麻痺やろれつが回らないといった症状も治まってしまうというもの。
しかし、安心は出来ない!
この「TIA」を放置しておくと、
いつ大きな脳梗塞に発展するかわからない。
前兆(TIA)はどのくらい続く?
数分から数十分。1時間以内がほとんど。
1時間を越えてしまうと脳梗塞、という状態になって可能性が高い。
くも膜下出血の前兆は?
これも動脈瘤というコブから血液がもれだすわけだが、
染み出したような状態を繰り返す。
3割ぐらいの方に起こるが、そうすると激しい頭痛は起こるが消えてしまう。
脳出血は、前兆は特にないのか?
脳出血は症状がないまま突然出血してしまう。
起こしやすい人『動脈硬化を起こしている人』とは?
脳卒中のベースには、動脈硬化という血管の病気が重要になる。
そこをきっかけに起こってくる。
肥満であるとかストレスがある、喫煙者、
それから高脂血症などの方たちが動脈硬化を起こしている可能性が高い。
起こしやすい人「日頃の血圧が高めの人」とは?
血圧が急上昇することで血管のコブに傷がついたり破れたりする。
それが脳卒中の発症につながるので、
血圧が日頃から非常に高い方というのは、リスクが高いことになる。
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<脳卒中を予防する 血圧の正しい測り方>
街行く人達20人に、自分の血圧について聞いてみたが、
ほとんどの方が自分の血圧は知っているという答えだった。
測ったのはいつどこでだったのかを聞いてみると、
以前に病院などで血圧を測った人がほとんどでした。
しかし!
以前に測った血圧の数値が、必ずしも現在の血圧とは限らない。
なぜなら血圧は年齢とともに上る傾向にあるからだ。
そのほかにも、例えば太ったり、忙しい、疲れているなど、
ライフスタイルの変化によっても、血圧は変化する。
脳卒中は、普段の血圧が高いと起こりやすくなる。
大切なのは普段の自分の血圧を定期的にチェックしておくこと。
しかし!
実は、病院で測っているだけでは、
本来の自分の血圧かどうかはわからない。
それは一体なぜか?
実際に検診などで血圧を測っている病院の先生に聞いてみると…
血圧を測るときの周りの状況や本人の心理状態によって、
血圧の測定値にばらつきが出るため。
例えば、病院に 来ると安心して普段の血圧よりも低く出る方もいる。
逆に病院に来ると緊張して、普段よりも血圧が高く出る方もいる。
なので、自分の本来の血圧を正確に知るためには、
自宅でリラックスした自然な状態で測ることが大事。
食事の前・後とか、運動の前・後とかで全然違うが?
安静にした状態がいい。
測り方のポイントは、朝は起きて1時間以内、トイレを済ませて食事の前。
リラックスして 1〜2分おいてから深呼吸などして2回連続で測る。
良かったほうをみればよい。
あとは就寝前。お酒やお風呂など 関係なく、寝る前にもう1度測る。
脳卒中予防「正しい血圧の測り方」
朝:朝起きてから1時間以内・排尿を済ませ食事前に
夜:就寝前に
1〜2分座って安静にしたあと(心臓の高さで)測る
【目標値】家庭では・・・上135/下85 未満
脳卒中を防ぐために日頃の血圧を知っておくことと、
もう1つ「
生活習慣の改善」がある。
これは、適度な運動や、規則正しい食事、 禁煙などで、
血管の健康を保つということ。
特に食事に関して…
果物で脳卒中予防。
厚生労働省研究班の調査によると、果物を適量食べている人は、
ほとんど食べていない人と 比べて、脳卒中を含む循環器疾患を
発症する危険が2割低い、ということがわかった。
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<脳卒中予防 柑橘類で血管を丈夫に>
では、どんな果物をどのくらい食べればいいのか?
(管理栄養士:牧野直子さん)
果物では 特に柑橘類はビタミンCやビタミンPという成分があり、
それが血管を丈夫にしてくれるので血管によい食品。
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果物を摂るときの注意点
果物は体にいいということで、食べ過ぎてしまう人が多い。
果糖のとり過ぎになって結果的には動脈硬化のリスクも
高めてししまうので、1日200グラムぐらい。
みかんなら小さいのを2〜3個を目安に…
他には?
青背魚に代表される魚を摂るとよい。
魚に含まれるEPAとかDHAは、魚の脂が血管の中の
脂の脂質のバランスを調えて、血管壁を丈夫にしてくれ、
脳卒中予防にはきわめて有効。
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<「脳卒中」を発症した時は>
予防していても、もし脳卒中にかかってしまったら?
脳卒中を起こしたということに気が付くことが大事。
前兆である麻痺は、軽いものでも見落とさずに
気が付いたら、すみやかに救急コールをする。
できるだけゴールデンタイムと呼ばれている
治療の有効な3時間以内に救急病院に行くのがポイント。
(脳卒中を起こした人を)発見したら、
吐くかもしれないので 吐いても大丈夫なように、
横向きに寝かせてあげる。麻痺した方を上に してあげるとよい。
「大丈夫?」と揺するのは良くないのか?
出血をイメージして…
揺することによってせっかく止まったものが出てしまったり、
さらに症状が 悪化させる可能性もある。
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