少年易老学難成
一寸光陰不可軽
未覚池塘春草夢
階前梧葉已秋声


「遅くとも12時には寝なさい」って?



昨晩の息子が家に着いたのが22時、いつもより30程遅い帰宅となった。私は23時。風呂上がりの息子に「今日はどんな新しいことをやった?」と尋ねると、僅かな沈黙の後、「計算と漢字とメモリーチェック!」と返ってきた。
「そうか、頑張ってるな。でも、聞きたかったのは、何をやったかではなくて、今日新たに学んだことを聞きたかったんだよな~」

実はわかっていた息子


本当は息子はわかっていたのだ!
以前、同じ質問をした時のことを思い出したに違いない。それがすぐに返答できなかった、沈黙の理由だ。

その後、黙って様子を見ていると、一向に勉強する気配は無い。
そのまま放っておいたが、息子の方から話しかけてきた。
「今日、塾の先生からいわれたんだ!『遅くとも12時(24:00)までには寝なさい』って」
「もう、11:30過ぎたから、もう寝なきゃ」と。

確かに、そんなに遅い時間までする必要はないし、本番の試験当日はどこの中学も試験開始が08:30ぐらいだから、そろそろ朝型の生活パターンに変えていかなければいけない時期だ。一説によると、起きてから3時間経たない、脳の働きは全開しないことらしいので、5時起床ということになる。まあ今からそこまで早起きする必要はないけれど、人間の体は新しい環境に順応するのに概ね1ヶ月かかることを考えると新年を迎える頃には、遅くとも6時起床ぐらいにはしておかないといけないのだろう。

本題からそれてしまった。

都合の良いことだけを・・・


「遅くとも12時(24:00)までには寝なさい」
を(と)息子は自分の都合の良いところだけを抜き出して家族に伝える。

これまでも「やらなくて良いって言われた」とか「提出しなくて良いと言われた」とか、部分を取り出ながら直接話法で、我々親を出し抜こうとする。

バレバレである!!

本当は前後があるはずである。
例えば、「頑張るは大切なことだけれど、長い時間やることが勉強じゃない」とか「やることをやったら早く寝る、慢性的な睡眠不足は結局のところ、学習効果を妨げる」とかいった内容であったはずだ。

冒頭の詩は、有名な漢詩で特に日本では「少年老い易く、学成り難し」の一行の方が有名だが、実は「一寸の光陰、軽んず可からず」の方が大切なことなのだ。

少年は、一日の多く時間を学業に費やしているし、その期間も長い。その間の少年成長(肉体的な)はみるからに変化を遂げているが、(←長い時間が経過したことを表現)
学業(学問)はいつまでたっても完成しない。
だから(こそ)尚更、僅かな時間も無駄にできない。

という意味だ。


19歳で科挙に合格したにも拘わらず、儒学の研究に没頭し、朱子学と呼ばれるほどに儒学を体系づけた朱子(1130年~1200年)の作なので、その重みも格別である。(朱子の作ではないとする説もあり)

結論!恐らく、塾で言われた「早く寝る」には、こうしたメッセージが含まれていたに違いない、例え無かったとしても、大切なのは「早く寝ること」ではなくて、「早く寝る為に、どうするか」ということに、
間違いない!(長井秀和 風に、チョット時期を逸しているが、
そんなの関係ねぇ~


※光陰・・・光=昼間、陰=夜、昼間+夜=時間 を表す。ex.「光陰矢の如し」

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NTT

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