0ca66dec.JPG【ザ・スクェア/T-スクェア 『ワードレス・アンソロジーII』】

 一週間ほど前に行ってきたT-スクェアのカウントダウン・ライヴ。その終演後、彼らの直筆サインほしさに買ったCDがこれです。ですから、実は内容にはそんなに期待していたわけではありません。しかし、結構楽しめたんだよねぇ〜、これが。

 私が購入したのは、安藤まさひろ自身がセレクションした『ワードレス・アンソロジー』シリーズの『II』ということで、『MAGIC』(81年)から『S・P・O・R・T・S』(86年)までのアルバムより選曲されているものです。私はその後の『TRUTH』(87年)はほぼリアルタイムで購入し、割と聴いていたのですが、それ以前のアルバムって、それ単位では全く聴いていないし、それらに収められている曲でも《イッツ・マジック》、《オール・アバウト・ユー》、《オーメンズ・オブ・ラヴ》といった私自身が吹奏楽で演奏したことのある曲+アルファくらいなものですからね、知っているのは。ですから、ちょっと迷った挙げ句、これにしたのです。

 内容は、安藤さん自身によるライナー・ノーツも楽しいのですが、そこに書かれている、「メロディー」や「構成美」を大切にした曲づくりをしていくという音楽的な方向が定まり、そしてバンドとして「上がり調子」のすごく充実した時期であったことがとてもよく伝わってくるアルバムになっています。だから、聴いていて気持ち良いんだよね。まあ、彼らの音楽は、例えばマイルス・デイビスの音楽に接する時とのは違い、もっと気楽に、まるでNHKのドキュメンタリー番組ではなくフジTVのバラエティーを観ている感じがあります(ん〜、よく分からない比喩だし、ちょっと違うか!?)。しかし、これは決して揶揄しているわけでなく、棲み分けの違いであり、どちらも楽しめるということです。さらに、彼らの曲は演奏しても気持ち良いし、また吹いてみたいなぁ〜、なんて思わさせます。

 なお、《イッツ・マジック》や《フォーゴトン・サガ》は85年のライヴからの音源で収録されており、先日のライヴを髣髴させ、良かったです。
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