これは1976年3月3日のライブを収録したCDです。このライブはショスタコーヴィチが亡くなった翌年に行われたものであり(1975年8月9日に召されています。)、また、このCDもムラヴィンスキーが亡くなった(たしか)翌年くらいに制作されたものと記憶しています(1988年1月19日に召されています。)。
以前、カラヤン指揮ベルリン・フィルのライブをとり上げ、賞賛しました。しかし、その中では、それでもムラヴィンスキーの方がより素晴らしいとも書きました。で、今回改めて聴いてみましたが、やっぱりムラヴィンスキーは凄かった! もう、低弦の第一声からすでに次元が違う感じです。極めて精神的な響きで深い感情を湛えています。ある意味厳しい演奏で、決して気楽に聴ける類のものではありません。決して晴れやかでなく、肺腑を奥深いところから抉られるような、そして衝かれるような感じで。また、狂気の沙汰とも言える凄まじいサウンドもありでね。しかし、この深く多彩なニュアンスに富んだ演奏は極めて魅力的です。
やっぱり、私にとっての2大指揮者はフルトヴェングラーとムラヴィンスキーだね。ただ、どちらももう亡くなっています。現役ではやはりゲルギエフとラトルに期待か!? とにかく、私の想像、感性を超える凄演に出会いたいです。ゲルギエフとラトル、いや、彼らに限らず宜しくお願いします!


