カウントダウン・コンサートのとき、今度のアルバム名は『ロック(仮)』と言っていましたが、結局は『ブラッド・ミュージック』に。よりドロドロしたアルバム名になっていますね。とにかく、その名の通りロック色の強い作品に仕上がっています。
1曲目「Prince Vlad」からロック・サウンド全開です。HMVのT-Square独占インタビューで、
「このような楽曲で[歌えた]のは僕にとって画期的です。前のEWIでは表現できませんでした。今回の新EWIで、これまでできなかった[大きさ]を表現できたんです。」
と、伊東たけしが語っています。「レンジの広さが違う!」とも言っていますが、そう、私も「EWI4000s」を吹いてみて、吹きやすさ・反応の良さがより大きな表現力につながっているのを実感しています。この曲での彼の演奏は、彼自身のコメントをまさに証明しているものになっていますね。
カウントダウン・コンサートでも聴いた8曲目「Cirrus」もギンギンにロックしていてかっこいいです。あのライブでの好印象もあるためか、この曲が一番好きですね。「EWI4000s」でのソロは、新しいコスミックな音色を披露していて、楽曲ともマッチしています。
全体的には、昔のアルバムと比べて、テクノロジーの発達からか、より多彩なサウンドで聴かせています。そして、皆、高い演奏技量・資質を示しており、聴きごたえがあります。とにかく、今回のロック・テイストは、このグループに見事にはまっているといえるでしょう。しかし、だからこそ、今のグループはライブの方がよりいい! って感じだけどね。


