これ、もしかしたら私が首都圏で接したオーケストラ演奏会の中では出色のものだったのでは!
7月5日、仕事で東京に来ていた友人S氏と夕方会うことになっていました。その際何か企画を! ということでこの演奏会がいいと思ったのですが、Loppi等でチケットを購入しようとしても完売との表示が…、う〜む。しかし、いい演奏会になりそうな予感がしていた私は、何か諦めることができず、雨が降りしきるこの日、サントリーホールに行ってみました。そうしたら、S席とA席にまだ余裕があり、当日券を販売するとのこと。お〜、早速S氏とサントリーホール前で待ち合わせをすることにしました。
・ガランタ舞曲/コダーイ
・ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18(pf:ゾルタン・コチシュ)/ラフマニノフ
(休憩)
・交響曲第4番ヘ短調Op.36/チャイコフスキー
【アンコール】
・ハンガリー舞曲第1番&第5番/ブラームス
結局2階席(Cブロック)のやや後ろに陣取りました。そのためか、コダーイではちょっと音が遠く、ラフマニノフでは混濁して聴こえました(トゥッティの箇所でのピアノが弱く感じました。表現もかな。だからでしょうか、コチシュに対してかな? 約1名がブーイングしていたような。)。しかし、一番期待していたチャイコフスキーでは違った! 音響的な不足はほとんど感じませんでした(まあ、管セクションで、もうちょっと弱奏の方が良かった箇所も若干なかったわけではありませんが。)。表現面では、輪をかけて情熱溢れる指揮ぶりで、情感いっぱいの歌わせ方・響きに心を熱くしました。各奏者たちも気合が入っていたようです。まあ、第3楽章だけはもう少しリズミックな方が良かったですが、終楽章、圧倒的なアッチェレランドでこの曲が締めくくられようとしている中、私は最後の和音が鳴り終わらないうちに拍手しそうになってしまう程の満足感を得ていました。
さらに、コバケンのウイットに富んだオケ紹介からアンコールにかけての演出により、この日の演奏会がさらに印象深いものとなりました。ふっと温かな余韻が付いたというのかな。とにかく、このチャイコからアンコールにかけての演奏で、この日の演奏会は私が出会った中でもベストを争うクラシック・コンサートとなりました。S氏も、自身が体験した中でも一番と言っていましたしね。最後はスタンディング・オベーションでコバケンらを讃えました。
会場を出ると雨はすっかり上がっていました。爽やかな風が心地良かったなぁ〜。


