6af1a76d.JPG【《レフト・アローン》(作曲:マル・ウォルドロン 編曲:私) / 某Y大吹奏楽団第6回定期演奏会より】

 I'm left alone all alone (「私は残され、ひとりぼっち」かな? 私は英語が苦手なもので…。)

 あのビリー・ホリディが作詞しただけに、より重く響いてきます…。さらに、マル・ウォルドロンの作曲ですからね。暗さが増すってものです。

 しかし、これ、私にとっては思い出深い曲でもあります。私が大学時代所属した吹奏楽団の定期演奏会でのポップス・ステージの中の一曲として、私がアルト・サックス独奏+吹奏楽用にアレンジし、さらに私自身がそのアルト・サックスでソロまで担当したものなのです(この曲を吹いている写真を所有していないので、同ステージの別の曲でアドリブ・ソロを吹く私をど・う・ぞ!)。

 私自身は歌詞の意味をかみ締めながら吹いていたわけではありませんでしたが、お客様へのアンケートではこのステージのたしか一番人気でしたし、映画『キャバレー』(《レフト・アローン》が主題歌)の野村(宏伸)君(天才サックス奏者の主人公役)よりかっこいい! とも書かれていました(エヘ!)。また、後日(っていうか1年近くぶり!)大学祭のサークルの模擬店(カレー屋さんだったっけ?)でサックス・ソロによるショー・タイムがあったのですが、そこで見知らぬ女子高生から「出るの? 《レフト・アローン》を吹くの?」と詰め寄られた(?)こともありました。

 何だ、ただの自慢話か!? と思われたかもしれませんが、実は私の書きたかったことはそういうことではありません。まあ、上記の事実は、それにすがってはいけませんが、自信として良いことだは思いますがね。

 私は作曲は苦手です。上記のことも、つくられたものを使ってできたことです。でも、あなたは心に届く曲を自身で書くことができるじゃありませんか。そして、あなたの情感がこもった歌には私たちの肺腑を抉る表現力があります。

「じゃあ聞くが、毎晩毎晩おめーの歌聴いて泣いたり喜んだりしている、あの酒場の連中はなんだってんだ!?」
「あいつらの歓声や涙は、てめーにゃ取るに足らねえカスみてーなもんだと言うのかッ!?」
「少なくともオレやピーボーや、そして毎晩おめーの歌を聴きにパブに集まって来る連中にゃ、てめーの歌はどのシンガーよりも胸にひびく歌なんだぞッ!」

 これは六田登氏の漫画『F』の主人公赤木軍馬のせりふです。アイデンティティーを喪失しかけているとしたならば、こう言いたくってね。

 I'm left alone all alone ― 絶対にこんなことないって!


 ところで、これ、誰に語りかけているの? 最初はある特定の方にだったのですが、何か皆にも、一般論としても言いたくなっちゃって。
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