ジョニ・ミッチェルの功績を称えるトリビュート・アルバムですが、このアルバムにビョークやプリンスが参加しているとなれば、これはもう買うしかありません。
まず、ビョークは2曲目《The Boho Dance》で登場します。いいです! っていうか、これ、このアルバム最高のトラックと言って良いでしょう。チェレスタを使用し、『ヴェスパタイン』の世界をも思い出させるナンバーですが、無邪気で、優しくて、温かくて、包容力のある歌唱は、ストレートに心に届きます。ほんと、素晴らしい!
プリンスは6曲目で《A Case of You》を演じています。これもいいねぇ。得意のファルセットとマルチ・ミュージシャンぶりを見事発揮し、美しいプリンス風バラードを聴かせています。ほんと、そつがない仕上がりです。
その他に、ジャズ歌手であるカサンドラ・ウィルソンの低く、太い歌声が、骨太の癒しという独特の世界を見事表出させている《For the Roses》など、クオリティーの高いナンバーが揃っていて、いいアルバムに仕上がっています。上記3名以外にスフィアン・スティーヴンス、カエターノ・ヴェローゾ、ブラッド・メルドー、サラ・マクラクラン、アニー・レノックス(ユーリズミックス)、エミルー・ハリス、エルヴィス・コステロ、k.d.ラング、ジェイムス・テイラーが参加していますが、改めて多彩なメンバーだね。


