【4/29 ピカソ展 於:浜松市美術館】
私が浜松に住んでいた頃は、隣にまだ動物園がありましたね。ここに美術館があることは知っていましたが、果たして入館したことなんてあったかな? ですから、何回も入園している動物園の印象の方が強いです。
しかし、この展覧会は強い印象を残しました。というより、私が過去観た中で、最もインパクトを受けたものでは? このピカソの凄さを伝えるのに、私の語彙力がついていけません。っていうか、私の美術的な素養が追いつかないのでしょう(当たり前か。)。とにかく総括できないのですが、まさに天才というものを目の当たりにした感じです。
今回出展された最も有名な作品《手を組んだアルルカン》の哀愁感、その隣に展示されている《緑色のガウンの女》の彫刻的な立体感―素晴らしい。さらに、2Fに展示されていたものは、このただのエロ爺(すみません…。)とも思われるものなのですが、これがさらに凄い! 連作版画『347シリーズ』よりNo.285に見られる線の美しさ、《西瓜を食べる人》や《横たわる裸婦と鳥》の骨太な大胆さ、そして《3人の裸婦》の巧みな心象描写―いや〜、多彩で多才で多妻(はは!)ですね。
クラシック作曲家にストラヴィンスキーがいます。彼も作風をよく変え、この様はピカソにたとえられています。しかし、彼はピカソには敵わない! だって、ストラヴィンスキーって何だ彼んだ言っても、三大バレエ(《火の鳥》、《ペトルーシュカ》、《春の祭典》)の人(だけと言っては言い過ぎですが。)ですから。また、マイルス・デイビスも同様によくたとえられます。しかし、彼からは一貫としたものも感じ取れ、私は全時期のマイルスが好きです。ピカソにも一貫としたものがあったのでしょうか?
【4/29 常設展 於:浜松市楽器博物館】
浜松城に立ち寄り、浜松を眺望。浜松城公園の緑が眩しかったね。その後、ちょっと懐かしい浜松市体育館脇をかすめ、浜松市楽器博物館のあるアクトシティ浜松を目指します。大ホール脇を通っていたら、浜松交響吹奏楽団の第34回定期演奏会の開演を待つ人がたくさんいました。一瞬当日券を購入して、久し振りに吹奏楽の生の響きに身をゆだねてみようかとも思いましたが、それは断念。やはりまっすぐ浜松市楽器博物館に向うことにしました。
ここには3年ほど前、一度立ち寄っています。ただ、昨年リニューアルされ、展示床面積だけでなく展示自体も幅広くなっています。サックス奏者だった私は、その時もアドルフ・サックス作のサックスに見入りましたが、この日もそうでした。やはり管は細く、ひとまわり小さく見えます。結局、コレクションシリーズ12『オリジナル・サクソフォーン〜アドルフ・サックス作による〜』というCDを2,200円で購入。市販価格は3,045円ですので、この館にあるミュージアムショップ「アンダンテ」で買うのはお得です。
さて、このCD、早速聴いてみました。バランスよく吹くのは大変そうですが、解説に赤松氏が書かれている、素朴で温かい心地良さがあるという表現は全く同感。特に、ソプラノとバリトンの古雅な肌触りは独特ですね。とにかく、このソフトで哀愁もある味わいは、私好みでもあります。


