前回紹介したCDのディスク2です。
まず、序曲《コリオラン》です。前々回パレット盤の同演奏を紹介していますが、今回のデルタ盤は輝きと明晰さが増しています。しかし、強奏部でのチリチリ具合は気になります。
次に、《ザ・グレート》です。これは1942年12月のライヴ演奏からのものですが、序曲《コリオラン》と異なり、強奏部でのチリチリ具合は気にならず、それでいて輝きと明晰さはしっかりと増しているという、大変良好なLP復刻CDになっています。
演奏は素晴らしいものです。とても劇的で、充実した音楽が進行していきます。また、フルトヴェングラー風リートも堪能でき、大戦中ならではの彼の音楽を十分に満喫できる演奏です。ただ、例えば、第2楽章などは1951年のスタジオ録音のより落ち着いた自然な演奏にも良い印象があるのですが。もっとも、このスタジオ録音盤、私はCDを(たしか)持っていなくて、昔ちんけなプレーヤーでLPを聴いた記憶で語っているだけですがね。今度購入して確かめてみよう。


