例の「第2世代アナログ盤復刻CD」です。以前、同じくデルタ盤の《第9》(例のバイロイトでの超名演!)を紹介しましたが、今回のは1942年3月に行われたライヴ演奏からのもので、オーケストラはベルリンpo.になっています。
演奏は素晴らしい! バイロイト盤と比べて迫力があります。殊に第1楽章再現部がね。この楽章は全体としてもバイロイト盤よりも高く評価したいくらいですよ。さらに、ベルリンpo.はバイロイト祝祭o.と比べて流石の実力を見せ付けています(もっとも、第3楽章でホルンが派手なミスをしていますが。)。特に弦の各セクションの強靭さ、そしてカンタービレ(例えば、第3楽章第2主題や変奏部での。)も見事です。まあ、バイロイト盤に感じられる神々しさには少々欠けていますがね。
録音自体は大戦中のものですので、期待しすぎはダメです。しかし、状態の良い箇所での音色感・明晰さ・実在感などはまずまずで、良好な復刻と言えるでしょう。
なお、ディスク2には、序曲《コリオラン》(1943年盤)と、シューベルトの交響曲第8(9)番《ザ・グレート》(1942年盤)が収録されています。これらについてのコメントはいずれまた。


