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2006年11月30日

仲道郁代によるベートーヴェンのコンチェルト5

d0d06757.JPG【ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」&第3番 / 仲道郁代(p) / ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン】

 仲道郁代のベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集のリリースが着々と進んでいるようですね。そんな仲道郁代が弾いた、同じくベートーヴェンのピアノ協奏曲のDVDを購入してみました。これ、なかなか良いよ。

 仲道郁代は、私の地元浜松のゆかりの音楽家ということで、デビュー前から気にしていた存在でした。私がまだ浜松にいた頃、彼女は第51回日本音楽コンクール第1位、あわせて増沢賞を受賞していますね。当時地元静岡新聞やTVなどで、そのことなどが紹介されていました。今でもちょっと覚えているのは、TVインタビューで、彼女が演奏中の顔の表情の豊かさを指摘され、少々当惑していたことです。はっきり言って気持ちはわかりますが、でも音楽とは関係のないことです。ちょっと気の毒に思いましたね。まあ、今ではこんな質問をされても、軽くあしらっているとは思いますが。

 しかし、だからこそのDVDかな(まあ、SACDでも出ているようですが。)。もう40歳を越えているはずですが、お綺麗で、相変わらずお顔の表情も豊かです。でもね、ここで展開されている音楽には、そんなアイドル的要素はありません。

 このディスクですが、まず音が良い! オーケストラも小編成のためか、各声部がよく聴き取れます。そして、仲道郁代のピアノですが、例えばアルゲリッチのような天才的な凄みはありません。しかし、ベートーヴェンのこれらの作品ってやっぱり良い曲だなぁ〜! って感じさせてくれる演奏です。個性のない平凡な演奏というわけではありません。聴いていて幸せな気持ちにさせてくれるっていうのかな。女性らしいというのでしょうか、温かくデリカシーのある表現は、彼女の人柄がにじみ出たものでしょう。何回でも聴きたくなるディスクです。

2006年11月22日

『オン・ザ・コーナー』Tシャツ4

775c4c2a.JPG 今日は休日でしたが、明日以降しばらく休みがありません。だからというわけではありませんが、今日は少ない持ち金の中、結構買い物をしてしまったかな? それも、無駄な買い物を…!?

 その中の一つがこれ、『オン・ザ・コーナー』と『イン・コンサート』のTシャツです。もっとも、これらは以前にネットで注文していたものですが、今日代引きでお金を支払いました。

 実は今夏、友人とアキバを歩いていたら、『オン・ザ・コーナー』のTシャツを着ている人を見かけ、ほしい! と以前から思っていた商品でした。

 でもね、もうTシャツのシーズンは過ぎているし、これらを着るのは来夏? さらに、『イン・コンサート』まで買っちゃったよ。さらにさらに、実は『ビッチェズ・ブリュー』も、これらを注文した店とは違うところに注文していたし…。まあ、もっともこれは、品切れで次回入荷が不明ということで、注文がキャンセルになっちゃったけどね。

 とりあえず、これらを自宅で着て、マイルス・デイビスになったつもりになって、音楽制作でもしようか(ちょっと暗い!)。

2006年11月19日

ライブめぐりで感じた『絶望と希望』・・・

別に川嶋あいの曲を語るわけではない。

誰だって自分の『道』を極める過程で体験するであろう『葛藤』みたいなものを書きたいと思う。


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2006年11月18日

音楽とカメラと命と温もり【#86/17日/恵比寿・天窓.switch/Tiny sun出演ライブ】

恵比寿・天窓switch061117.jpg
再三、Tinyには「11月13日が誕生日」と言ってきた結果なのかどうかは確信できないが、今回のライブで『たんじょうびのうた』を披露した。

そして終了後にはサイン入りのアルバムをいただいた。(1500円の貴重な一枚にですよ!)
ありがとうございます!!

2006年11月16日

誕生日の朝、泣けた・・・【ツタヤでズームイン!/川嶋あい『サンキュー!』】

誕生日の朝、いつもの登校電車。

川嶋あいサンキュー!』をウォークマンで聞いていた。

久々に『震えるほど感動した曲』に出会った・・・


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タグ:川嶋あい

2006年11月16日

ハンブルク 19905

c3b0d49f.JPG【マイルス・デイビス DVD-R『ハンブルク 1990』】

 実はこの2枚組DVD-R、昨年7月に購入していたのですが、最近まで1度も観たことありませんでした。まあ、同時に購入したのが『ディープ・ブリューVol.1』などだったこともあるのでしょう。関心の中心が『ハンブルク 1990』ではなかったのですね。

 しかし、最近やっと再生してみてびっくり! それは高画質に驚いたということもそうなのですが、それ以上にディスク1が再生不能であったことにびっくりっていうか落胆しました。ディスク2は大丈夫だったのですが…。

 そこで、購入元である名古屋の(グランパス・サポーターの)某C店にその旨をメールしてみました。そうしたら、すぐ対応してくれ、ディスク1のみあらためて送ってくれました。もちろん、こちらは大丈夫でした。対応ありがとうございます。

 さて、このブートレグDVD-R、高画質であるという事実だけでも購入するに値するものです。特に《ハンニバル》でのマイルスの渾身の演奏は、高画質で観る彼のそんな表情とともに胸にぐっと来るものでしたし。さらに、元サックス吹きとしては、ケニー・ギャレットが《イン・ザ・ナイト》でストレート・アルトという直管のアルト・サックスを吹いているのに引き付けられました。もっとも、PAの不具合もあってか目立って活躍せず、映像にもあまり映っていませんでしたがね。なお、音質は同じく直管であるソプラノ・サックスに多少近付いたものでした。

 ところで、最後の2曲はマイルスが欠場しています。体調不良を指摘する向きもありますが、ぱっと観ではそれは感じられなかったです。しかし、だとしたら、マイルスの根性は凄い! ってことですね。私が最近よく聴いている1987〜1988年あたりのマイルスの吹くフレーズとは違ったフレーズ満載で、新鮮な感じを受けていただけに。

2006年11月10日

死の年の再会コンサートを観る5

520996ab.JPG【マイルス・デイビス DVD-R『パリ 1991』】

 1991年9月28日に亡くなったマイルスが、1991年7月10日パリで行ったライヴの一部が収録されたDVDです。これ、内容がとんでもない! あの過去を振り返ることを嫌うマイルスが、何とかつての共演メンバーたちと再会セッションを行っているのです。2日前にはクインシー・ジョーンズらとギル・エバンスと手がけた作品の再現コンサートも開いているし、これってどういう心境の変化だったのでしょうか? (結果としてですが)死が目前に控えた時期でもあり、当時からいろいろと物議を醸していましたが。

 しかし、集まったメンバーが凄い! それでも、ウエイン・ショーター、ハービー・ハンコック、チック・コリア、ジョー・ザビヌル、ジョン・マクラフリン、ジョン・スコフィールドなどはまだ分かります。実は、1950年代に共演したジャッキー・マクリーンなんかも参加しているんだよね(彼と共演した《ディグ》はDVDには収録されていませんが。)。まあ、こうした事実だけからでも、このDVDは買いですね。

 実は私、このDVDを購入するずっと前から同内容のVHSビデオを購入していました(たしかディスク・ユニオンの店頭に出回るようになってすぐ。)。当時からブートレグ・ビデオとしてはハイ・レベルな映像で、購入後もちょくちょく観続けていたものでした。さらに、画面のつくりは、マイルスのアートも意識したセンスの良いものだしね。

【マイルス・デイビス DVD-R『ブラック・デビル』(ユーロ・バージョン)】

 これも同コンサートの一部を収録したDVDで、こちらは最近購入しました。収録曲は『パリ 1991』には収録されていた《ペネトレーション》がないこと以外は全て同じ(曲順は多少入れかわっていますが。)。しかし、何なんだ、この画質は! これ、ブートレグじゃないよ、オフィシャルだよ、オフィシャル! こんな凄い画質のブートレグ、見たことありません。いや〜、驚きました。ただし、マイルスのアートも意識した凝った画面づくりにはなってはいませんが。


 で、結局どっちのDVDの方が良いのでしょうか? 一般的には『ブラック・デビル』でしょうね。なんてったって、画質がオフィシャル級ですから。さらに、同タイトルのブートレグCD-Rで、このコンサートをサウンドボード録音でコンプリート(かな?)に収録しているものがあるからね。映像にない演奏は、このCD-Rで楽しめば良いのだし。でも、どうしても《ペネトレーション》も映像で観たいという人は『パリ 1991』です。『ブラック・デビル』ほどではありませんが、ブートレグとしては良い画質だしね。

2006年11月09日

福岡 19814

b3d07bad.JPG【マイルス・デイビス 『FUKUOKA 1981』】

 あの体調ボロボロだったというカムバック日本ツアー。しかし、1981年10月11日福岡で行われたこのライヴは、体調の不調を全く感じさせない仕上がりです。バックのメンバーたちのプッシュぶりも相変わらず熱く、これはなかなかの演奏が繰り広げられています。録音も、こもり気味とはいえ、ブートレグとしてはこんなものでしょう。

 しかし、一つ問題点が。それは、ピッチが半音といっていいくらい高いことです。また、大した問題ではありませんが、トラックが2曲目《マイ・マンズ・ゴーン・ナウ》の途中で3曲目《アイーダ》に突入していますよ(トラック3の5分17秒すぎからやっと《アイーダ》です。)。なお、私の所有しているこの福岡ライヴはメガ・ディスク盤で、他で出しているのがどうかは知りませんがね。

 とはいえ、このライヴ、結構な熱演が展開されているのは事実です。体調がボロボロだったマイルスがこんな演奏を残していたなんて! だからこそ、やっぱりまずピッチは補正して出してほしかったね。

2006年11月08日

映像で観る1988年のマイルス5

844160cc.JPG 1988年のマイルス・デイビスのDVD3作を続けて観ました。この年は、私自身も生マイルスに接していることもあり、ことによったら、このときのマイルス・バンドに一番愛着があるかもしれません。いや、それ以上に、この時期のマイルス・バンドはバンドとしては80年代で一番充実していたと思うからかな。

【マイルス・デイビス DVD『ライヴ・イン・ミュンヘン』】

 7月10日のライヴで、これ、オフィシャル盤です。したがって、画質も音質もブートレグとは一線を画していて、さすがです。公式に販売されているということも含め、この時期のマイルスの映像作品では真っ先に取り上げるべきものでしょう。メンバーのソロも多く、だからというわけではありませんが、バンドとしての充実度がよく伝わってきます。意図的にでしょうが、マイルスだけが目立っているというわけではないんだよね。

 観ていて面白かったのが、マリリン・マズールのパーカッション。音だけでもバンドに女性らしいともいえる色彩感を与えていたのは分かっていましたが、ビジュアル的に観てみても、ダンスを伴った演奏(《TUTU》)に象徴されるように、バンドに可愛らしい華を添えていて、こんな感じ、硬派なマイルス・バンドとしては、彼女がいた時期だけのものでしょう。あと、《スプラッチ》でバリトン・サックスを吹くケニー・ギャレットを観るのは結構レアかも。

 ところで、最後から2曲目に《ニュー・ブルース》(《スター・ピープル》)が収録されていますが、これ、明らかにこの順番で演奏されたものではないでしょう(メンバーの衣装を見れば一目瞭然。)。同じ演奏を収録したブートレグCD『マイルス・イン・ミュンヘン 1988』では、この曲は《パーフェクト・ウェイ》に続く2曲目に収録されているようです。しかし、このDVDでは《パーフェクト・ウェイ》に続いて《ザ・セナテ》が演奏されていますが、この曲間にどう観ても編集跡はなく、これも違うようです。そこで、Jan Lohnmann著の『ディスコグラフィー』を見てみると、この日、冒頭に《イン・ア・サイレント・ウェイ〜イントルーダー》が演奏されていたようで、これに続いて《ニュー・ブルース》(《スター・ピープル》)が演奏されたみたいです。ということは、このDVD、132分も演奏が収録されているのにコンプリートというわけではないのか。

 なお、マイルスの絵画やアダム・ホルツマンによるライナーノーツなど、そして2枚目のディスクには32分に及ぶインタビューも収録されていて充実しているのですが、ワタシ、エイゴワカリマセン。これだけが残念です。

【マイルス・デイビス DVD-R『シュトゥットガルト 1988』】

 『ライヴ・イン・ミュンヘン』の翌日のライヴを収録したブートレグDVD-Rです。ブートレグとしては画質は良好なのでしょうが、音質がちょっと気になるかな。サーというノイズが特に弱音部では耳障りだし、管楽器が弱めのバランスで収録されています(特に《ヒューマン・ネイチャー》でのマイルスのトランペット、ケニー・ギャレットのサックスが気になるかな。このナンバーでは『ライヴ・イン・ミュンヘン』収録の同曲より盛り上がっているように感じるだけに。)。演奏自体は『ライヴ・イン・ミュンヘン』同様に良い! だけに、その点だけが残念です。

【マイルス・デイビス DVD-R『バック・トゥー・ワルシャワ』】

 10月30日のライヴを収録したブートレグDVD-Rです。これ、『シュトゥットガルト 1988』と違って音質はOKなのですが、カメラのアングルに問題あり! だって、ほとんどマイルスしか映していないよ。まあ、マイルス中心に追うのはいいんだけど、これはやりすぎ。画質はブートレグとしては良好なだけにね。

 私はこれを観て、『マイルスを聴け!』の著者である中山氏が「ビデオはすぐ飽きる!」とおっしゃっているのが分かるような気がしました。私は飽きませんが、それは、私は楽器経験者であり、音楽も細々と制作していて、どうプレイしているか、どんな楽器・機材を使用しているかが気になるからでしょう。それは、より映像的に面白味のないクラシック音楽でのオーケストラ演奏などを観ても楽しめることからも言えます。しかし、そんな私でもこの映像だけは欲求不満になります。マイルスの顔だけじゃ楽しめません。これだったら、音だけの方が煩わしくないかも。

 あと、オープニングの《イン・ア・サイレント・ウェイ》には静止画が用いられていたり、中途半端な収録になってしまっているのも残念。この曲に引き続く《イントルーダー》も含め、これを映像で観たかったのに…。

 さらに、最後に収録されているのは《リンクル》ではなくて《ムーヴィー・スター》ですよ。

 でも、これまた、演奏は良いです。上記2作と違い、ロバート・アーヴィングが抜けジョーイ・デフランセスコが起用されているためか、サウンドがちょっと変わってきていますがね。薄く、軽くなったとでも言うのかな。まあ、別に悪い意味ではないのですが、私自身はアーヴィング在籍のときのサウンドに愛着があるとはいえ。

2006年11月07日

ライヴ・アンダー・ザ・スカイ'85に観るマイルス5

8e291211.JPG【マイルス・デイビス DVD-R『アンダー・ザ・スカイ 1985』】

 1985年7月28日、あのEASTで行われたライヴの映像です。実は私、この演奏を収めた『パシフィック・エクスプレス』というCDのみならず、『アンダー・ザ・スカイ 1985』の旧タイトルである『ネヴァー・ビー・ザ・セイム』においては何と2枚所有しています。ダブって買ってしまっていたのですね。バカです(あと、TV放送されたものをダビングしたVHSビデオも…。)。もっとも、『アンダー・ザ・スカイ 1985』と『ネヴァー・ビー・ザ・セイム』とは別マスターということらしいのですがね。

 でも、このディスク、いいよ。画質はブートレグとしてはなかなかのものでは。TV放送を録画したVHSビデオって感じかな? さらに、演奏もいい! マイルス、元気です。特にマイルスのトランペットのリリカルな歌心、哀愁は何と形容したらよいのか…。こんなマイルスを皆聴きたいんだよね。もちろんアップテンポのナンバーも快調! ジョンスコのギターやボブ・バーグ(故人)のサックスもその盛り上げに一役買っています。

 なお、私はこのEASTでの「ライヴ・アンダー・ザ・スカイ」を、1990年と1991年に聴きにいっています。ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、スタンリー・クラーク、オマー・ハキムによるカルテット演奏が格好良かったですが、この『アンダー・ザ・スカイ 1985』にも映し出されている夏のEASTの情景は懐かしいです。もう、こんな夏の野外ジャズ祭、2度とないでしょうね。