あと、この日は、マイルスのCDを紹介した『マイルスを聴け!』のバージョン7が発売される日で、私も早速購入しました。私は最初のバージョンから全て買い続けていますが、このバージョン7に至っては1,000ページに手が届こうとしているまでになりました。それだけマイルスのCDが増え続けているということですね。
もちろん、それはブートレグによるところが大きいのですが、これらによって、オフィシャル盤だけではわからなかったマイルスの音楽的変遷などが、より詳細にわかってきました。ブートレグの功績です。
しかし、CD-Rで出回ることが増えたあたりから、ブートレグが爆発的に生産されだしました。そうなると、全て購入するわけにはいかなくなります。ブートレグって安くはないからね。
そこで、『マイルスを聴け!』です。著者である中山氏の見解を鵜呑みにするわけではないのですが、購入するにあたって、これ以上に参考に出来るガイド本はないのですから、重宝します。中山氏は、マイルスと関係のないところでは、ビョークの『ホモジェニック』を評価しているようで、これは私の趣向と一致しますしね。
さて、マイルスのブートレグ、私の考える今のところの最高作は?
『アナザー・ユニティ』(1975/1/22 Tokyo)
あの『アガルタ』や『パンゲア』と同時期の演奏。しかし、録音のせいか、意外とソフトな印象です。いや、毎回違った表情をみせていた演奏そのものによるところももちろんありますが、とにかく公式盤である『アガルタ』や『パンゲア』よりも聴きやすいんだな。でも、これって揶揄した言葉ではありません。過激な箇所も多々あるのに聴きやすいなんて、何て素敵なのでしょう。というより、ことによったら『アガルタ』や『パンゲア』よりもいいかも(もっとも、終曲は、演奏中にキレたアル・フォスターがステージを降り、かわりにピート・コージーがドラムを叩いているので、ちょっとリズムがかったるいですが。)。とにかく、聴かないともったいないアルバムですよ。
これを聴け!


