これは、『キーボードマガジン』で昨年連載されていたものが土台になっています。実は、この雑誌をこの連載を読むために購入したこともありました。このときから単行本化されればいいなぁ〜って、結構強く思っていたのですが、それが大幅に加筆・修正されて刊行されるとなれば、もう買うしかありません。
職場近くの結構大きめの書店2店には置いてありませんでした。う〜ん、値段からしても一般的な書籍ではないのでしょうかね。しかし、あまり期待せずに入った、ちっちゃな楽器店にはありましたよ。お〜! って感じでしたね。
まだ目を通した程度ですが、ザビヌルの人生あり、マイルス・デイビスやウェザー・リポートなどとの裏舞台を覗き見でき、そして直筆楽譜などを駆使しての楽曲分析が充実。まあ、楽曲分析のところは、彼の著による『楕円とガイコツ』もあわせて読んでおいたほうがいいかもしれません(読みやすいとは言えませんがね。これも結構厚い本だし。)が、とにかく読み応えと見応えがある、まさに博物誌ってところでしょう。
やはり私にとっては、特にマイルスとのかかわりに関心があります。その意味から、《イン・ア・サイレント・ウェイ》や《ファラオズ・ダンス》の直筆楽譜など、そしてそれらの作品背景は刺激的でした。また、マイルスがらみではありませんが、《バードランド》の直筆楽譜も興味深かったね。
この書籍、これからじっくりと読んでいきたいと思います。そして、それが私の音楽制作・鑑賞を豊かにするものになれば! そう思います。あと、8/12、ブルーノート東京で接する予定のザビヌルのステージもますます楽しみになりました。


